一体なにが彼女を突き動かしたのか…
朝からブロともさん、ヅカともさんからご連絡いただいて、びっくり!!
あの!神田沙也加さんが!!
大好きな「マイ・フェア・レディ」の公演中に?????
もう、考えただけで苦しくて。
苦しいから、あふれてくる思いをここに吐き出させてください。
マイ・フェア・レディは思い入れのあるお役
先日、FNS歌謡祭で「マイ・フェア・レディ」のイライザ姿を観たばかり。
キュートで甘いボイスに魅了されます。
14歳で芸能界デビューし、歌手、映画、ドラマと経験したものの 高校卒業後は活動を休止。
和食店やダイニングバーなどで、掃除や調理場の手伝いなど足が棒になるまで働いたのだそう。
意外にも苦労人。
社員になってもいいかな?と思い始めた頃「真夏の夜の夢」のオーディション話が舞い込む。
ラッキーな偶然が重なりました、お店に、沙也加ちゃんがよく舞台を観に行っていた女優(宝塚OG)の大地真央さんが来店。
運命が大きく動き出しました!
外の車の中で相談すると「人生はワンチャンスよ。つかみなさい」
断れば次がある世界ではないから、その一言に背中を押され、その言葉にいつも勇気づけられ「自分のスピリットとして根付いた」ようです。
「真夏の夜の夢」の妖精役を射止め、日本中が湧いた「アナと雪の女王」の吹き替えでアナ役を勝ち取りました。
あの曲は日本全国で流れ、紅白ではNYで本家のイディナ・メンゼルとの競演も。
そして!ついに!!「マイ・フェア・レディ」のイライザ役をゲット!
「ママ」とよんで慕う大地真央に電話で伝えると、泣いて喜んでくれたそう。
…と、ここまで、私が2018年に切り取っていた新聞記事からの情報です。
(朝日新聞 2018年8月30日夕刊)
有名芸の人の娘でありながら、その立場に甘えず、足を棒にして働き、地に足の付いた人間であろうとした姿勢が素晴らしいです。
だからこそ、神様が、大地真央と引き合わせてくださったのかも知れません。
芸能人を両親に持ち、幼い頃から注目されてきた沙也加ちゃん。
なんとなく芸能界と言う道に進んでしまったけれど、一から、学び直し、実力で勝ち取ってきたお役。
「松田聖子の娘」であることに苦しんだかもしれません(←憶測)。
松田聖子の娘のレッテルを剥がすのに苦労したのでは?とも思っています。
一舞台人「神田沙也加」でありたい、ともがいてもがいて努力してきたのだとお見受けしていました。
その結果をだし、菊田一夫演劇賞も受賞、着々とその先頭を歩んできた彼女が、何故…?
順風満帆に見えたのに
今夏、帝劇で「王家の紋章」(再々演)のヒロイン・キャロルを木下晴香ちゃんとダブルで演じていましたね。
私は2017年の再演版を梅芸で観て、すごく面白かったので、また観たかったけど「今回帝劇と博多座だけだわ」って、コロナもあって、諦めた事が…悔やまれます。
現在上演中の「マイ・フェア・レディ」は上述の通り、ママと呼び、慕う大地真央さんの当たり役。
意気揚々で演じていたはずなのに…
今年の11月5日には、ダブルキャストのまぁ様(朝夏まなと)と2ショットをインスタに載せていますが…
11月9日には、
「不甲斐なくて後悔で哀しくて、聴けなかった曲が やっと聴けた」
何の曲だろう。
沙也加ちゃんをそんな気持ちにさせる曲。
一体どんな嵐が 彼女の心の中に吹き荒れてたんだろう。
もう 理由なんて誰にもわかりはしない…
沙也加ちゃんの周囲の方のショックと心中お察しすると辛いです
昨日のマイ・フェア・レディ 札幌公演、12月18日の12時公演、神田沙也加回。
開演の1時間前になっても連絡つかず、と関係者の方の胸中を思うと胸が詰まります。
11月14日から帝国劇場で始まった全国ツアー。
1月28日の博多座大千秋楽まで各地24公演残っていて。
札幌は今日、明日もあるはずでしたが急遽中止。
一番に訃報に触れた関係者の方、一緒に舞台を務めてこられた役者さんたちのショックはいかばかりか。
沙也加ちゃんのキュートなお声が好きでたまに公演観るだけの私ですらコレですから、楽しみにしておられたファンのお気持ちも察するにあまりあります。
こんな一幕もあったのに… (朝夏まなとさまインスタより)
一番ショックなのはお父さん・神田正輝さんでは?
沙也加ちゃんは、亡くなる直前にお父さんに電話していた、と報道されています。
神田正輝さんへの、ちょっと早めのお誕生日お祝いメッセージ。
神田正輝さんの誕生日は12月21日。
マイ・フェア・レディ 札幌千秋楽は12月20日。もう少しで完走だったのに。
なぜ12月18日、午前中、だったのか、自分の公演回をパスしてまで。
待てないほどに死に急いだ感。
お父さんの神田正輝さんにしたら、普通のお祝いメッセージと受け取って、普段どおりにお話されていたのだとしたら…
あの時彼女の異変をキャッチ出来なかったことを後悔されているかもしれません。
突然の訃報は、受け止めきれない
昨年、お仕事順風満帆に見えた三浦春馬さんが突然亡くなられました。
そして今年は神田沙也加ちゃん。
おふたりとも若く、前途洋々でしたのに。
努力で実績を積んでこられた方のステージをもう観られないのが哀しいです。
「銀河鉄道999」のメーテル役が決まっていた沙也加ちゃん、どうして?
これからも人気の「アナ雪」の曲は、街角やテレビで流れてくる事もあると思います。
そんな時、ふいに泣いてしまうかも知れない、と思うぐらいショックです。
今はただ安らかに…
ご冥福をお祈りします。
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