宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【5組】2021年 マイベスト作品発表~♪

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2020年、コロナ元年は、宝塚自体、4ヶ月の公演中止期間がありましたし、緊急事態宣言発出で、突然公演が中止になったり コロナと緊急事態宣言に翻弄されました。

 

緊急事態宣言は、4回出て、
1回目:2020/4/7~5/25  
2回目:2021/1/8~3/21   

ここは雪組トップコンビの退団公演期間中でどうなるかと思いましたが最後まで休演にならずに走りきれてよかったです。


3回目:2021/4/25~6/20

またまた突然の緊急事態宣言発出。

星組の東京公演、宙組の外箱公演に影響が出ました。

無観客でのライブ配信があって本当に助かりました。


4回目:2021/7/12~9/30

月組トップコンビの退団公演でしたが、公演中止にならず走りきりました。

 

政府の方針に翻弄された昨年に比べ、満席OKになり、落ち着いてきたのは、ワクチン接種が進んだからだと思っています。

 

コロナ下では、ライブ配信が多くのファンの「観たい」気持ちに応えてくれていて助かります。

最近では、新人公演の配信も始まり、まさにかゆいところに手が届く状態ですね。

 

配信のおかげで、上演25作品すべてを観ることが出来ましたので、そんな中からワタクシ基準のベスト作品を発表いたします!

 

あくまでも管理人・happy基準ですので好みが合わない方もいらっしゃると思いますがあしからず。

 

ブルーの文字は、配信で観た作品

赤い文字はショー作品

緑の文字は再演作品

2021年上演作品一覧 全25公演

1 fff /シルクロード
2 NICE WORK IF YOU CAN GET IT
3 PRINCE OF ROSES
4 ロミオとジュリエット
5 幽霊刑事
6 ダルレークの恋
7 アウグストゥス/Cool Beast!!
8 Hotel Svizra House
9 夢千鳥
10 桜嵐記/Dream Chaser
11 ヴェネチアの紋章/ルポワゾン
12 ほんものの魔法使
13 シャーロック・ホームズ/Deliceux!
14 VERDAD!!
15 マノン
16 婆娑羅の玄孫
17 CITY HUNTER/Fire Fever
18 哀しみのコルドバ/Cool Beast!!
19 銀ちゃんの恋
20 柳生忍法帖/アーダンディズム
21 川霧の橋/Dream Chaser
22 LOVE AND ALL THAT JAZZ
23 元禄バロックロック/The Fascination!
24 バロンの末裔/アクアヴィーテ!
25 プロミセス、プロミセス

お芝居ベスト3

甲乙つけがたいので、全部が1位、にします。

月組 桜嵐記 上田久美子演出 珠城りょう・美園さくら

史実からして泣けます。

楠木正行の進言に聞く耳を持たない後村上天皇と無責任な公卿たち。

父・正行に倣い、南朝に忠誠を誓ったために 負け戦と知りながら四條畷の戦いに赴く…もう考えただけでも胸が苦しい。

楠木三兄弟と父・正成、正行と南朝の人々、正行と弁内侍、高師直、ジンベエ。

人間模様も見応えありました。

宝塚演出家のホープ、上田久美子先生が、わかりやすく、時に面白く、時に哀しく 観る者の感情を揺さぶる演出で、忘れられない作品になりました。

衣装が美しいのは言うまでもなく、南朝・吉野の桜と潔く散っていく武将・楠木正行が重なって、泣けて泣けて…

ワタクシの観劇史上でも傑作の一つです。

 

花組 元禄バロックロック 谷貴矢演出 柚香光・星風まどか

宝塚歌劇公式HPに、先行画像が出た時から、期待大!

当初、公演ラインアップとして出たときは ん~…どうでしょうか??と

あまり期待はしてなかったんです。

谷貴矢先生お得意の「歴史上の時人物をカタカタ表記」の作品でまたか~orzってなりました。

が!! 始まってみれば面白い。

よく練られたストーリーが、凡人には考えつかない面白さでハマりました。

れいちゃん(柚香光)の演技に引き込まれました、柚香光=クロノスケ、と感じるほどお役を生きて…しかも楽しいお芝居、いい役者だと思いました。

相手役の星風まどかちゃんも滑舌が良くて明るいので、れいまどコンビはとてもお似合いで、互いの良さを引き出しているように思いました。

れいちゃんは、新しい相手役に恵まれ、これから真価を発揮すると思いました。

 

宙組 夢千鳥 栗田優香演出 和希そら・天彩峰里

可愛くてやんちゃな弟キャラの和希そらくんが!!

気性が激しく女性関係が華やかな 竹久夢二を演じて素晴らしかったです。

今回演出家デビュー、これが宝塚の(バウホールの)舞台に載せるの初めてとは思えない完成度の高いこと!

象徴的に鳥を使っていていたのも良かったし、幕前芝居や暗転がなく、場面転換もスムーズで、上手いな、と感心しました。

 

2014年短編映画を制作された後、同年宝塚歌劇団に入団されています。

新人と言えど、確かな演出力のある先生なのでしょう。

早くも次回作を観たい、という声も多いように思います。

 

海外ミュージカル作品

花組 NICE WORK IF YOU CAN GET IT 原田諒演出

宙組 プロミセス、プロミセス 原田諒演出

 

原田先生も、海外ものを宝塚版に潤色されるのがお上手ですね。

どちらも、すごく楽しかったです!

 

原田先生は、外部の作品、紅ゆずる主演の「エニシング・ゴーズ」の演出も手掛けておられます、こちらは、コロナ感染者が出たためにほとんどの公演が中止になってしまいましたが。

 

海外ミュージカルの版権は高いと聞き及びます。

とても楽しい作品で、見応え充分でしたから、また たまには海外ミュージカル観たいのですが、無理かしらね^^;

海外ミュージカルは、お役に番手関係ないので、宝塚で役を当てる時にうまくはまらなかったりするのが難儀ですよね…

 

オペレッタですが、「こうもり」(2016年)、原作の主人公は、夫婦仲の悪い男。

これでは、宝塚は成り立たない、と役を入れ替えたら、原作本来の面白みが全くなくなってしまったんです。

 

やはり、座付き演出家が、番手にあった、生徒の持ち味にあった役を作って脚本を書くのが一番良さそうです^^

好きなショー作品

ショーは7作品(再演は除く)。

まぁ、モアー・ダンディズムは8割再演と言っていいような作品ですから、純粋な新作は6作か。

 

分母が小さいから、ベスト、というより好きなショーを挙げておきます。

 

いろんな場面がつぎつぎに入れ替わって飽きさせないショーが好き、ということで

 

月組 Dream Chaser   中村暁演出

使用楽曲がいいから、どの場面もキュンキュンきました。

タンゴ場面は、ずっと観ていたいほど。

中詰の和モノテイストのところは、体の中から血が騒ぐような興奮が溢れてきて本当に楽しかったです。

宝塚の真骨頂、黒燕尾もタメ息もので中だるみ一切なし!

素晴らしかった!

 

花組 The Fascination!  中村一徳演出 

花組100周年で上演時間もいつもより長く、ショーのポスターも別刷りされるなど、スペシャル感漂うショーでした。

衣装も豪華、退団者にも見せ場あり、

何より嬉しいのが組子のみんなの顔が見えるショーだということ。

102、103期の若手有望株にも銀橋を渡らせ、「心の翼」ではほとんどの組子が正面を向いて居並び、後ろの列の生徒まで顔が見えるように 中央せりと奥のせりまで段を付けてせり上がらせて、その様が圧巻で泣けました、毎回泣ける。

今までかっこいいのに歌い始めたらガクッとなっていた れいちゃん(柚香光)の歌唱が格段によくなって、ストレスフリー♪

しかも、踊れない相手役と組んだがために、れいちゃんの一番の「売り」のダンスの良さを存分に発揮できなかったのが、相手役がまどかちゃんになったことで 柚香光覚醒!!w

花組の組子のやる気もバンバン感じて見どころ満載でした。

 

来年の作品ラインアップも出てます。

再演物も多いですが、新作に期待大です!!