宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

ベルリン、わが愛 良かった~~♪

ベルリン、わが愛 11月2日11時公演を観てきました。

 

プログラムの表紙のベニ(紅ゆずる)が ちょっと怒った顔をしてるのは

ナチスが口出ししてきたからです^^

 

 

もう タイトル聞いた時から 全然ワクワクせずに今日と言う日を迎えました。

 

チケットの売れ行きがイマイチとか

ファンの期待薄が感じられたのか 期待する内容をツィートするキャンペーンを打つなど

すごく頑張ってる感が 痛々しくて どうなの?って思ってたけど…

 

うん、良かった!!

 

心温まる ストーリーで うまくまとまっていました!!

 

フランス革命ロベスピエール→悲劇 みたいに

ベルリン→ナチス→暗い っていう 連想成立で

全く食指動かなかった。

 

ポスターもセピアカラーで シックとも言えるけど 暗い感じだし… 

 

観たい作品じゃないから 最初から1回観るだけでいいや、と思ってたけど

もう1回観てもいいかも!と思える作品でした。

 

東京でご覧になる方は 安心なさってください・・・

 

チケット多数ご用意の日が多かったけど 今にして思えばもったいない話。

今日は 立ち見の方も何人かいらっしゃいました。

 

月組の白雪さち花ちゃんや 花組の城妃美伶ちゃん 舞空瞳ちゃん他 

生徒さんも多数ご観劇でした。

 

初見にしてマイ楽が 千秋楽の4日前ってことで

もう既に たくさんの感想やレビューが出ているので 

サクッと 自分の記録のために 感想書き留めとこ。

 

幕が上がったら 大勢の組子が座っているのは

こちらがスクリーンで みんなは 映画館の客席にいる、っていう設定ね。

おもしろい。

そして 皆さんじっと座っているので どこに誰が座って小芝居しているのか、探すのも楽しかったです!

 

印象に残ったのは

ベニ(紅ゆずる)が 歌いまくり!! ソロが6曲ぐらい?

とにかく 気持ちよ~く歌ってて 声もよく伸びていました。

だいぶ自信が付いたのか 安心して聞いていられます。

上手くなったね♪

 

いや~ 今までダンスが上手とか 歌が上手というトップさんは大勢いらしたけど

話術で売るトップさんは 初めてだったもので…^^;

どうなることかと ちょっと(かなり?)心配してたんですけど 杞憂でした。

 

高音がかすれる誰かさんよりは 確実にお上手だと思いましたよ。

 

これから台湾公演が控えてますから 健康に気をつけて頑張っていただきたいです。

 

んなわけで 2番手のことちゃん(礼真琴)が1曲しか歌ってなかったような。

 

でも 礼真琴✕有沙瞳のシーンはほのぼのとしていて いい感じでした。

 

この作品 ベニの登場のウェイトが大きくて 

ベニの記憶しかないと言っては大げさかもですが 頑張ってましたね~。

大劇場トップお披露目の次、って結構大事ですから。

 

ことちゃんは、ちょっと振り回される役どころでかわいいです♪

本来なら もっと場面やセリフがあってもいいのでは、と思うのですが…

くらっち(有沙瞳)との相性もいい感じで くらっち、星に来てくれてよかった。

 

そうそう、トップ娘役のあーちゃん(綺咲愛里)の歌唱も少しよくなっていました。

 

こうやって 少しずつ トップらしくなっていくのですね~

そういう過程を今 観せてもらってる感じかな。

 

あ、ぽこちゃんこと れな(十碧れいや)も 存在感増してましたね。

 

せおっち(瀬央ゆりあ)も 劇中劇で場面をもらって美味しいお役。

劇中モノクロ映画が流れるところも いい演出だな、と思いました。

 

ぴーすけ(天華えま)は 表情豊かで茶目っ気があってかわいいです。

しどりゅう(紫藤りゅう)と共に 清涼剤的な感じ^^

 

でも 存在感と言えば もうしっかり星に根を下ろしたかいちゃん(七海ひろき)

とてもいいお役で 惚れ惚れしてしまいます。

ベニ演ずる テオとの信頼関係がグッときます。

 

かちゃ(凪七瑠海)は 初の特出が星組、なんか不思議な感じでした。

クールでちょい怖な ゲッペルス、線が細いけど

だからこそ切れるナイフのような 怖さがあって好演してたと思います。

 

いい味だしてる、という噂のお二人

*天寿光希 

オーム・シャンティ・オームにつづいて 往年の名スター役。

後半で ビスマルク役で出演するところは 笑わせてくれますね~^^

 

*音波みのり

勝ち気でしたたかで ちょいワルな女優を好演。

 

そして この公演で退団するしーらん(壱城あずさ)のおじさま…

といっても ナチスと絡む実業家なのですが 素敵でした。

 

同じくこの公演で退団する歌上手のぽんちょ(夏樹れい)

ジョセフィン・ベーカー役とは 期待してましたが

予想のはるか上を行く 素晴らしいシーンをもらってましたね!!

あの 大劇場の端から端まで使ったセットの真ん中で

堂々の歌唱! 素晴らしかった。

その後のお芝居も 落ち着いた大人の女を好演。

本当に惜しいです!

お歌も上手で 芝居心もあり 美しいのに…残念!!

退団後の人生の第二章でもご活躍 期待しています。

 

映画会社のおじさまたちも とてもダンディで魅せられました。

スーツ物も たまにはいいですね。

 

噂の 銀橋でのテオとジルのシーンもしっとりとしてよかったです。

劇場の天井が満天の星になるのが素敵です、

二階席から観たら 幻想的でしょうね。

 

ラスト パリ行きの列車に乗る所の ベルリン駅のバックがすごく素敵でした。

松井るみさん、さすがです。

ゆっくりと走り出して 幕。 

そして モノクロ映画が投影され…幸せそうな テオとジルのアップ

Das Ende (The End)

 

余韻を楽しみたくなる終わり方で すごくよかったです!

 

ものすごい劇的な感動とかはないけど じんわりと温かい気持ちになれる

ハートウォーミングストーリーで楽しませてもらいました!!

 

星組 また いい感じにまとまってきてます、今後に期待!!