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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【花組】王道のザ・宝塚なレビュー、『愛, Love Revue!』感想

今日は昨日のお芝居『悪魔城ドラキュラ』の感想に続き、ショーの感想です。

 

これもね、タイトル聞いた時、あまりのひねりのなさにちょっと萎えたw

 

すでに、「I LOVE REVUE!(アイラブレビュー)」(1977年)というタイトルの楽曲があって、

それと同じタイトルで…ベタ過ぎて orz

頭使ってないんかい!というツッコミが脳裏をよぎった…ごめんね、岡田先生。

 

 

幕開きからアイラブレビュー!

ヅカファンなら、様々な公演で、タカラヅカスペシャルなどのイベントで、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 

1977年の『ザ・レビュー』第一部「アイ・ラブ・レビュー」を担当された岡田先生が書かれた作品。

…ということは、もう半世紀近くにわたり宝塚のショーを彩ってきたということですね。

さすが、111年の歴史、宝塚、そのうちの半世紀近い長きにわたりご活躍されてきた岡田先生の古き良き、昭和臭のするメロディー。

 

古いがゆえの安定感と日本人の心の琴線に触れるメロディ、『愛, Love Revue!』の幕開きにふさわしいですよね〜♪

ひとこちゃん(永遠輝せあ)は、2023年のロマンチック・レビュー 第22弾の『GRAND MIRAGE!』(『鴛鴦歌合戦』、『激情』と併演)にも出演してたのですっかりおなじみ。

 

正統派男役のひとこちゃんには、ロマンチック・レビューが似合うわ。

 

ちなみに…月組は1990年の『ル・ポァゾン 愛の媚薬』以来ご無沙汰なのですね。

 

ここから先は、好きな場面や、役付き・ポジションが良くなった生徒さんについて語ります。

ネタバレ、私見あります、ご注意ください。

 

一番好きな場面、それは…新場面・追憶の唄

先に観た友人が、いい、と言っていた場面。

絵画の中から飛び出してきた「追憶の男たち」と踊るひとこちゃんの場面。

 

薄暗い舞台に2つの大きな額縁。

中には、板付きで男役さんがポーズを取って並んでいますが、ひとこちゃんが踊りだすうちに、ひとりまたひとり、と額の外に出てきて踊り…

また最後に額の中に戻っていくのです。

 

ここの振り付けがカッコいい、と思ったら、謝珠栄先生だった…と友人が言った通り、

手の使い方など特徴的で、

大きく体を翻した時に、衣装のマント部分がふわ〜っと舞う感じなどが美しくて

見入ってしまいました。

 

謝珠栄先生は、星組の2021年の『モアー・ダンディズム!』(岡田敬二 演出 ロマンチック・レビュー21弾)の「ミッション」の場面が秀逸でした。

難しい振り付け、素早い動き、床を転がるような印象的な動きもありました。

男役さんも、娘役さんも柔らかい素材の衣装で、振り付けと相まって衣装のゆらめきもため息ものでした。

 

今公演の『追憶の唄』も、『ミッション』同様に、緊張感とハイテンポの曲で、息をも吐かせない場面です。

音楽は、小澤時史さん。

 

ダンサーでもあるひとこちゃんは、動きがとても滑らかできれいですし、ひとこちゃんに呼応するように動く「追憶の男たち」のダンスも素敵で、大好きな場面。

 

12人の素敵な「追憶の男たち」

一之瀬航季(100)、愛乃一真(101)、侑輝大弥(102)

涼葉まれ(103)、希波らいと(103)、海叶あさひ(103)

天城れいん(104)、美空真瑠(105)、夏樹真斗(105)

鏡星珠(106)、遼美来(106)、宇咲瞬(106)

 

追憶の男たちの今後に期待してます!!

役付き、ポジションがよくなった娘役さん♪

初音夢 105期

湖華詩 105期

真澄ゆかり 106期

 

「初恋」の場面

オリジナル振り付けは故・羽山紀代美先生、今公演は百花沙里(元星組)先生。

木陰でお昼寝しているニジンスキーに令嬢のみんなが、ほら行きなさい、ってあわちゃん(美羽愛)の背中を押す、かわいいシーン。

お衣装もロマンチック・レビューらしい、パステルカラーにレースのパラソルで夢々しい♪

この令嬢たちは、アナスタシア役の美羽愛(104)と、

咲乃深音(101)、詩希すみれ(103)、初音夢(105)、真澄ゆかり(106)の5人。

 

歌上手娘役の咲乃深音、詩希すみれの他に、『Liefie』で目を引いた初音夢ちゃんと真澄ゆかりちゃんが抜擢されているのが嬉しかったです。

初音夢ちゃんは、お芝居の『悪魔城ドラキュラ』でも少女・リディに抜擢されていますね。

 

湖華詩ちゃんはジゴロの場面で歌上手娘役トリオのひとりに

お芝居でも魔物女で歌手、ということで真ん中でお芝居しながらのソロ歌唱ありました。

ショーでは、歌上手娘役の一人として、糸月雪羽ちゃんと、朝葉ことのちゃん(イヴA)とともにイヴトリオです。

 

前の公演『エンジェリックライ』『Jubilee』では、エトワールを務めて、歌上手娘役として足元固めています。

 

真澄ゆかりちゃんはWトリオにも!

真澄ゆかりちゃんは、昨年の『Liefie』でお芝居がお上手でしたし、

『儚き星の照らす海の果てに』に出演された時に、スカイステージのスカイレポートで、すごくしっかりとお話されていたので好感度更にUPでした。

 

今公演、プロローグのダブルトリオにも入っていて使われている感。

がんばった生徒さんが正当に評価されているのを観るのは嬉しいです!!

 

Wトリオの若返り

《プロローグのWトリオ》

宇咲瞬(106)

希蘭るね(106)

湖春ひめ花(106)

真澄ゆかり(106)

花海凜(108)

美翠せいら(108)

 

《フィナーレのWトリオ》

滝みらい (108)

月世麗  (109) 

花海凜  (108)

美翠せいら (108)

翠笙芹南 (109)

彩葉ゆめ (110)

 

わぁ〜、すごく若いです、フィナーレは研2、研3もご活躍です。

少しずつ、メンバー刷新しているのはいいですね。

使わないと育たないし、生徒は急には育たない、花組の下級生育成、

結果がでるのが楽しみです!

 

愛の誘惑からのBad Power

もう、このシーン、何度も観た気がする〜w

 

Bad Powerは、岡田敬二作品の代表場面のひとつ。

友人は、あの振り付けがダサいというのですが…

 

もう、曲と動きがすっかり刷り込まれてしまって、パブロフの犬状態。

あの曲が流れてきて、あの独特の動きを観るとなんか…いい!ってなる。^^;

 

男役さんたちが演じてみたいシーンとして挙げていることもありますし、みんなのやる気が見えるシーンで私は好きです♪

 

ひとこちゃんのリフト

フィナーレといえば、デュエットダンス。

6月の中旬に観てきた友人が、ひとこちゃん、頑張ってた、美咲ちゃんを持ち上げてくるくる回っていた…と教えてくれてて…

 

ほんとだ、すごく高い位置で軽々回してる!!

細いひとこちゃんなのに、大丈夫か??

 

体幹がしっかりしてるのでしょうか。

 

くれぐれも…気をつけてね♪

 

そうそ、私が観ていた回で、お腹のところで衣装が引っかかったみたいで、なかなか取れずで焦りました(何故か私がw)。

暗転して捌けたときにはホッとしたけど、結局取れなかったのかな?

 

王道のレビュー、久しぶりで良き♪

久しぶりに、懐かしさを覚えるレビュー。

羽根扇にパステルカラーの衣装、お花の付いた帽子…

 

これぞ宝塚、やはり何年かに1度は観ると、ホッとする?

宝塚レビューの原点を観る、宝塚を観た〜という満足感でいっぱいになりました^^

 

▼お芝居『悪魔城ドラキュラ』の感想はこちら

【花組】熱気ムンムン『悪魔城ドラキュラ』観劇感想♪ - 宝塚ブログ 心は青空♪