2022年3月3日11時公演を観てきました。
当初観る予定の2公演が流れ、再開の知らせに、慌てて一般販売で買ったチケットで行きました。
2階席で観たのですが、B席の一番上までぎっしりと席が埋まってました。
そりゃそうだ。
ということは、立ち見も大勢いらしたんでしょうね。
幕間休憩の時に、館内にいる人の数がいつもより多く感じました。
そして、お昼ごはん、デッキテラスで食べたのですが、これまたすごい人数でした。
思いの外感動しました!
ワタクシ周辺の初演の評判が全然良くなかったから、控えめに1公演だけ買ったのですが、これなら毎日観たいぐらい!
Twitterでは、有り金は全部ネバセイに注ぎ込め!的なトーンだったので、へ?と思ってたけど…同感ですっ!!
この満足感と興奮をここにすべて書ききれる気がしないのですが、思いつくままに書いておきます。
ネタバレ嫌な方は、ここまでで、ブラウザバックプリーズ。
初演を観てないので、わからないのですが、初演は暗い、お芝居がつまらない、モブばっかり、トップコンビねちっこい…と散々な周囲の評価で、期待してなかったのですが…
今の宙組のメンバーが大好きなせいか、期待してなかったのが良かったのか、大満足の公演でした。
歌唱シーンがすべて胸熱
楽曲をフランク・ワイルドホーンさんが提供されているので、メロディが素敵なんですが、だからこそ、上手い人に歌ってほしい、というのはあります。
素晴らしい曲は、声割れ、音程不安定、声量ない、音域狭いというような人が歌うより、朗々と歌い上げる、声量のある、声の伸びがいい人が歌ったほうが聴き応えあって満足度が全然違いますね♪
今回、歌上手さんに目立つ歌唱シーンを当てているので、大満足でした!!
真風は、大曲のソロが何曲もあります。
昔なら、厳しかったかもしれないけれど、「アナスタシア」以降、格段にうまくなったと思っています。
相手役の潤花ちゃん、彼女の声が大好きです。
滑舌がいいし…トップ娘役になってお上手になられた気がしてます。
やはり、真ん中に立つ生徒さんは、歌唱場面が多いので、歌えて欲しいですよね。
ストレスフリーで、気持ちのいいデュエットでした。
さすがコーラスの宙組!
今回は、民衆のコーラス場面が多いです。
力強く胸に迫ってきて胸熱。
泣くつもりもなかったのに、コーラスを聴いているだけで、自然と涙が溢れてました。
ONE HEART。
今の世界情勢とリンクしていますから、そのせいでしょうか、あまり意識しないようにしてたのですが。
素晴らしい、の一言に尽きます。
歌上手起用で大満足
学年順に…
松風輝(92・ラジオバルセロナのプロデューサー)
潤花ちゃん(キャサリン)と行動を共にしていることが多く、出番が多い上に、歌唱シーンも多く、美味しいお役。
まっぷーの軽妙なお芝居も楽しいですが、歌唱シーンの少なかった「FLYING SAPA」でも母親役で、切々と歌うシーンがあり、歌上手枠で活躍してますね^^
今回も、しっかりとその任を果たしていてよかったです!
芹香斗亜(93・マタドール)
マタドールに戻れなくても、武器を持って立ち上がる決意をするマタドール役、としてのお歌ももちろん良かったけど!
フィナーレ、下手すっぽんからせり上がってきた時のオーラがすごい♪
そして、歌唱が素晴らしい!!圧倒されました!!!
早く…早くキキちゃんをトップスターにして!!!!!!!!心の叫び。
歌い終わった時の喝采が、ひときわ大きく聞こえて、帰りに、そのことを同行の友人に話したら、友人も拍手の音が大きかった、と言ってました。
私も、力を込めて、この思い届け!拍手と力を込めて拍手しました。
春瀬央季(94・キャサリンの作家仲間)
今公演で卒業のかなこに、たくさん見せ場ありました。そして歌唱も♪
こういう演出って、嬉しくなります!
桜木みなと(95・統一社会党)
ずんちゃんの歌唱もしっかりしてて聴き応えありますね♪
今回は、悪い役、久しぶりに観れて嬉しかった!
こういうお役で、新しい扉を開けるのもいいですね。
プログラムのお写真も、右の口角上がってて、不敵な笑み^^
宙組は、ずっと番手固定で、安心、安定ではあるけど、煮詰まってる感というか、閉塞感を感じます。
瀬戸花まり(96・占い師)
信じられないけど!せとぅも今公演でご卒業。
お歌がお上手なので、ずっと歌上手枠でご活躍されるとばかり思ってました。
今回は占い師という歌上手枠で、わりと色んな所に登場してますね^^
秋音光(96・マタドール)
競技場の控室で、マタドールたちが集まっている場面で、お歌あり、お上手だな~と癒やされてました。
留依蒔世(97・ラ・パッショナリア)
あーちゃんの力強い歌唱は、立ち上がる民衆の力強さにも通じて、芝居を確かなものにしていますね。
茶系の多い民衆の衣装の中で、あーちゃんのくすんだピンクのスカートが目立ってました。
しびれた!
小春乃さよ(98・歌手)
歌上手おさよちゃんに、歌手の役、納得の場面。
安定の歌唱で、聴いている方も安心、耳福♪
瑠風輝(98・オリンピアーダ)
巧い!声が良い!! あの、「エリザベート」新公、トートで驚いたことを思い出します。
「シャーロック・ホームズ」から役付がぐんと良くなった印象。
今回もセンター近くでしどりゅー(紫藤りゅう)とダブル使いでしたね。
若翔りつ(99・市長)
すごい!りっつの歌唱にやられました!!
大ナンバーを1人で!素晴らしかった!
お父さん役とか、イケオジで新境地開拓しましたね。
これからも芝居に厚みを出すお役で活躍してほしいです!
澄風なぎ(99・統一労働者党)
いつもいい仕事してる印象。
今回は、努力の甲斐あってか、統一労働者のリーダー。
センター取りました、ソロありました、これからも頑張ってほしいです^^
天彩峰里(100・スター女優)
次期トップ娘役になってほしい娘役さんナンバーワン♪
小池先生からのアドバイスで、わがままな女優に、なってました。
お歌も堪能!
真名瀬みら(101・マタドール)
巧い!!声が良い!
お歌上手な方は、皆さん第一声からして違う。
よく通る声、滑舌がいい、ドッティのお歌もしみました。
今公演は、若手歌上手の湖々さくらちゃん、花宮沙羅ちゃん、朝木陽彩ちゃん、山吹ひばりちゃんらの見せ場はなかったですね…。
そしてフィナーレ♪
スカイステージの初日映像のフィナーレでは、すでに大階段が出てて、赤いカポーテ(ケープ)を振り回してるところから始まったのですが…
スカイステージ映像は男役メインだったけど、黒いドレスの娘役の群舞も素敵でした。
ペアで踊るところは、お芝居から引き続き娘役のあーちゃんをリフトする真風^^;
力技!
なんか…目が足りない。
すてきだから、じっと観たいし、ほかも気になるしでオペラが迷ってしまって。大変!
最後にカポーテを持って、大階段を上がって捌けていく娘役さんの黒いドレスと白い背中のコントラストがセクシー。
キキちゃん中心の男役の群舞も、誰がどのポジションに居るかムフムフしながら見たりしてると、あれこれ見失います ^^;
デュエットダンス、真風リフトまつりで大変だけど、しっかり回してました(4回)。
真風と潤花ちゃん、似合ってて安定感がありますね^^
じゅりちゃん(天彩峰里)のエトワール、素敵でした…
じゅりちゃんは、やっぱり真ん中が似合うわ^^
宙組生オススメの見どころ
先日、スカイステージのスカイレポート稽古場で、みなさんが口を揃えて「見どころ」とおっしゃってたのが、
「ノーパサラン!」のシーン
民衆が立ち上がるところ。
バックにサグラダファミリアが見えています。
ラ・パッショナリアのあーちゃんを中心に、銃を手に歌い踊る場面。
力強く、歌唱も素晴らしく、上述した、個々の歌唱はもちろん、「コーラスの宙組」と言われるだけあって、皆のコーラスが重厚に胸に響きました。
2階からフォーメーションを楽しみました
開会式のリハーサルの場面
カラーガード指導、のスタッフさんがいらっしゃるから、フラッグで何かされるのか、サーベルで何かパフォーマンスがあるのか?と思ってたら、カラフルなフラッグを振る開会式のリハーサルの場面だったんですね。
7色のフラッグを最初はバラバラの位置で振っているのですが、最後にビシッと7色が揃って、虹のようでとてもきれいでした。
民衆の衣装が茶系だけど、ここはカラフル!
ずんちゃん(桜木みなと)の統一社会党と、澄風なぎの統一労働者党は、対立していて、社会党は赤い帽子、労働者党は黄色い帽子を被って、マスゲームの用に行進するところが上から見て面白かったです。
赤と黄色がすれちがったり、X字隊形になったり、と変化を楽しみました。
群衆の場面は2階から見るのがいいですね。
後ろの生徒さんまで分かるし、盆が回って、生徒さんの動きもどんどん入れ替わっていくのも面白いです。
スカイレポートでフォーメーションも見どころ、と言っていたのも納得でした。
あ、キャスト別も書こうと思ってたのに~!
長くなるので、今日はここまで♪
1月27日のロマ劇観劇以来、1ヶ月と3日ぶりの観劇。
まるまる1ヶ月観劇がなくて、宝塚歌劇を渇望していたので、砂地に水が染み込んでいくように、染みました。
ネバセイ、公演できて本当によかった!
最後まで、元気で駆け抜けてくださいませ!