今月の夕刊タカラヅカ 一番大きな記事は
いま公演中の 宙組公演「神々の土地」
欲を言えば、時代の「うねり」が物足りない。
鍵を握るラスプーチン(愛月ひかる)にもう少し妖しさや磁力がほしい。
一つの帝国を揺るがし、崩壊させる一因となった希代の悪役なのだから。
夕刊タカラヅカ 記事より引用
同感です!! さすが 谷辺晃子さん!!
私が物足りないと思ったのは、「うねり」か。
うねりがないから さら~っと流れてしまって
ドラマティックじゃなかったんですね。
私ね、先の花組公演「邪馬台国の風」と同様の 盛り上がりの無さを感じるんです。
歴史物って 絶対に動かせない「史実」があるから
それに準じて物語を描くと あれもこれも と盛り込むから
結果、ひとつひとつの盛り上がりが小さくなってしまうのですね~。
上田久美子先生は 自由度の高い オリジナル作品の方が個性を出せていいのかも。
あ、でも「翼ある人びと」は 実話の舞台化だけどよかったですね。
作曲家の人生を描いたお話だから 良かったのでしょうか。
私も先日、記事に書きましたが 愛月ひかるasラスプーチンも物足りないです。
もっと 迫力や…そう「妖しさ」が欲しいです。
今は 怖そうな「フリをしている」だけ。
もっと役を掘り下げて 「凄み」や「存在感」が欲しい。
今は 大きなマントに力を借りて凄みをだしていますが
内側から ラスプーチンのカリスマ性や 得体の知れない怖さ、みたいなものを出してほしいな~。
これは…エリザベートのルキーニ以上のチャレンジ役ですね。
頑張って ステップアップしてね!!
彼(ラスプーチン)の暗殺は、物語の一つのハイライトであるはず。
しかし、そこへと至る地響きのような胎動も、その後の歓喜や恐怖といった混乱も
道半ば。
夕刊タカラヅカ 記事より引用
上述したことに重なるのですが 物語がさら~っと流れていくので
確かに「地響きのような胎動」は感じないですね。
帝政ロシアに対する 民衆の不満などが あっさりめ。
ジプシー酒場での場面で 貴族たちとの貧富の差に対する不満を
「一輪の花よりも パン代が欲しいんだ」という ゾバール(桜木みなと)のセリフに託していますが。
ジプシー酒場でボリシェビキの人たちの反乱があれば…。
民衆の反体制の集会をもっと派手に描いていれば…。
もう少し ドラマチックだったかな、と思うワタクシ。
ロマノフ王朝の崩壊も、より哀しく胸に迫ったことでせう。
トップ 朝夏まなと談
「彼女(真風涼帆)が2番手でいてくれてよかった。作品の幅も広がり、とても感謝しています。」
夕刊タカラヅカ 記事より引用
美しい~~! まぁ様いい人!!
まぁまか!! 本当に楽しませてもらいました。
「メランコリックジゴロ」 ブラボー!!でしたね。
伶美うらら 有終 娘役をしっとり
「相手役」として堂々たる存在感。
落ち着き払った 一語一句が冬の大地にしっくりくる。
登場するだけで目を奪われ、舞台の空気を変えてしまう娘役がいたことを忘れない。
夕刊タカラヅカ 記事より引用
そのとーーーーーーりっ!!
昨日 星組台湾公演観劇ツアーのメンバーと4人で同窓会してたんですけど、
うららちゃんは 一作でもトップ娘役になるべきだったのか否か、話してて←人事部か?笑
意見別れました~
あの存在感、美しさは 貴重!
というご意見と
歌がひどすぎる、声も悪い(こもっている)
トップ娘役にしてはいけない。 =前例をつくってはいけない、と言う事?
というご意見と。
企業スポンサー(池田泉州銀行)も付いているのにトップになれないのは珍しい事。
入団してから 何年も経つけど お稽古しても 上達しなかったのかしら…惜しい。
本当に惜しい。
いろんな意味で 語り継がれる生徒さんだと思います。
ま、多くの方が感じた 微妙さが 劇評家の方の記事で
今、はっきりして スッキリしました。
私の感じたことは間違ってなかったんだな、って ホッと胸をなでおろしているところです。
火曜日にまた観てきます。
進化してるといいなぁ~!
そのうち また感想UPしますね。