近い将来、チケット代の値上げは来るだろうと思っていましたが…
ついに! チケット値上げ!!
私事ですが、1公演に1〜5回しか観ないのですが、中にはすごく通う方もいらっしゃるのでこれは観劇回数にも響きそうですね。
目次:
宝塚歌劇のチケットが安いのは…
小林一三翁の理念に基づいていたように思います。
大阪の梅田から、兵庫の宝塚まで敷設した阪急宝塚線、
鉄道の利用客を増やすため、レジャー施設を作り、少女歌劇を作り、多くのお客さんを呼び込むためにチケット代を押さえていた、と何かで読んだような。
私見ですが、東宝ステージや劇団四季はプロの俳優さんが演じておられますが、
宝塚歌劇の場合は音楽学校を出たばかりの半人前の「生徒」さんも多く舞台に載っています。
メインキャストですら、他劇団と比べると…(ry
それで宝塚歌劇のチケットは安いのだと納得していました。
ステージ技術については、完璧でなくても、「成長過程を楽しむ」のも宝塚観劇の醍醐味なので問題なし。
何もかもが値上げの昨今、ついに宝塚のチケットも!
日本人の主食であるお米が高くなりました!
その上、調味料など食品2105品目が7月から値上げ…くら〜〜〜orz
コロナの時に、エンタメは生き残れるのか…と不安になったジェンヌさんも多かったみたい。
エンタメが無くても生きていける、でもエンタメは心を潤してくれる必要不可欠なものですね〜♪
宝塚大劇場チケットの区分が新設で5段階に変わる!
- 中通路より前方のS席を新たな座席区分「S+(エスプラス)席」に
- 現行の立見エリアに座席を新設
…ということで、席数は、
現行の立見エリアに新設される座席はS席 8000円に。
これは立ち見2500円が8000円に、ということで何席できるのかわからないけど5500円UPはすごい!
売上は、
1公演につき、2474100円増収、
仮に宝塚大劇場45公演だとすると…11,119,500円の増収。
年8回公演で 88,956,000円。
値上げで劇団もだいぶ潤いそう。
…となると、宙組の公演中止は大打撃だったことがわかりますね。
東京宝塚劇場や、新人公演に関しては省きました。
宝塚の独自の世界感を守るために必要か
衣装が豪華、セットが精巧でリアル、本当に美しい世界を描き出す宝塚歌劇。
長い歴史があるので、ありものの衣装(保存されている衣装)を使うこともありますが、とにかくため息の出るような美しい衣装です。
照明も明るい!
お芝居はまだしも、ショーは場面も一場面に出演する人数も多いので衣装を用意するのも大変だと思います。
先立つものが必要ですよね〜。
価格に見合う満足度は欲しい
チケット代が高くても、クオリティの高い舞台を見せてもらえたら、満足感でいっぱい、高いことなど忘れてしまいます。
劇団四季では、クオリティを揃えるために厳しいオーディションを課し、キャスティングも日によって変わりますし
以前、テレビの密着で、主演でも、だめならあっさり交代させられていた、と友人が話していました。
宝塚には番手ピラミッドがありますし
まだまだ未熟な生徒も一緒に舞台に載っています。
チケット代が外部ステージと同じような価格になるならば、生徒さんたちのステージスキルのブラッシュアップは喫緊の課題になると思っています。
そして…宝塚のオリジナル作品。
劇団に取って版権代も必要なく、再演になれば、脚本も楽譜も揃っていてコスパがよくていいと思うのですが…
生徒はどのような作品でも全力で取り組みます。
だからこそ、ヅカファンに受ける感動作を望みます。
演出家の自己満足か?というような作品もあります。
座付き演出家なら、座付きならではの、作品を観たいですね。