宝塚歌劇は、水曜日は休演で、HPも更新が無いことがほとんどなのに、
今日はビッグニュースがあるぞ~♪
専科(特別顧問)の轟悠が、2021年10月1日付で退団することとなり、2021年3月18日(木)に記者会見を行います。
宝塚歌劇公式HPより
轟悠さんが退団…
びっくりしすぎて唖然、呆然。
轟さんは、「第二の春日野八千代」として劇団に請われて専科へ、とWikipediaで読みましたから 一生宝塚の生徒を貫かれると思ってました。
理事退任は、退団への布石!?
前に読んだ、「元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略」で、宝塚の理事は、「終身」と知りました。
理事である轟悠さんは、終身雇用だったわけですが…。
専科の松本悠里さんが月組公演「WELCOME TO TAKARAZUKA」でご卒業されました。
松本友里さんは、2019年6月1日付で、30年間務めた理事を退任し、劇団特別顧問に就任。
理事=終身雇用から外れたのは、退団への布石だった、というわけですね!
轟悠さんも、2020年7月18日付で理事を退任し、劇団特別顧問に就任。
トドさんの理事退任も、退団への布石だったのでしょうか?
昨年の発表の時点で、退団の意思は固まっていたのかもしれませんね。
専科はスパイス的役割が美しい、真ん中に立つのは違う、
というのが私の持論でして、違う意見の方、ごめんなさいです。
「専科公演」なら、主演でもありですけど、他の組に特出されて主演されることに疑問を抱いておりました。
専科さんが出てくださると、芝居に厚みが増します。
私がよく言っている「舞台経験」ってヤツです。
特に専科に残られている生徒さんは、実力がありますので 脇を支えてくださると安定します。
特に人数の少ない外箱公演や、若手メインの公演だとありがた味倍増です。
そういう いぶし銀的役割で唸らせるのはありですが、既に番手ピラミッドができている組の頂点に 大劇場公演で降臨されるの違うなぁ…と。
主演張ることができるのは専科の中で轟さんだけ、ですからね。
芝居巧者としていい働き
轟さんのお歌は、声が掠れていて、高音特に聴きづらいです。
「オイディプス王」の様な作品がいいです。
轟さん主演で、こんな作品を観ました。
2014年7 - 10月、星組『The Lost Glory-美しき幻影-』
2015年8月、専科『オイディプス王』(バウホール)
2016年2 - 3月、花組『For the people-リンカーン 自由を求めた男-』(シアタードラマシティ)★読売演劇大賞受賞
2016年11 - 12月、宙組『双頭の鷲』(バウホール)
2018年2月、星組『ドクトル・ジバゴ』(シアタードラマシティ)
2019年1 - 2月、専科『パパ・アイ・ラブ・ユー』(バウホール)
2020年12月、星組『シラノ・ド・ベルジュラック』(シアタードラマシティ)
⚠「The Lost Glory-美しき幻影-」以外は外箱公演です。
⚠「パパ・アイ・ラブ・ユー」はスカイステージで視聴。
星組・夏の別箱公演に 轟さん主演作が追加されました
ことちゃん(礼真琴)主演のコンサートと、2番手・あいちゃん(愛月ひかる)主演の「マノン」が決まってましたが、更に、
轟 悠さん主演で星組公演 戯作『婆娑羅(ばさら)の玄孫(やしゃご)』(演出:植田紳爾)が加わりました!
◆梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ:2021年7月9日(金)~7月15日(木)
◆東京芸術劇場プレイハウス:2021年7月21日(水)~7月29日(木)
婆娑羅大名と呼ばれた佐々木道誉は実在の人物ですが、玄孫の「細石蔵之介」はフィクション? あんまり面白そうな気がしないのですが。
轟さんと「ドクトル・ジバゴ」「シラノ・ド・ベルジュラック」で組んだせおっち(瀬央ゆりあ)が行きそうな気がしますね…
轟さん主演の公演は、チケットを(ry。
振り分けが気になります。
宝塚舞踊会の存続が気になります
和モノの技術継承のために必要な「宝塚舞踊会」。
今年の1月3日、月組公演「WELCOME TO TAKARAZUKA」千秋楽をもって退団された専科の松本悠里さんは、日本舞踊の名手でした。
轟さんもまた、日本舞踊がお上手ですから、お二人が退団された後はどうなるのか、どなたが牽引してくださるのか、と心配になってしまいます。
植田紳爾演出の「婆娑羅の玄孫」では、舞のシーンなど、あるのでしょうか?
新陳代謝が常の宝塚歌劇団、終りがあるから美しい
終わりがあるからこそ、限られた時間の中で精一杯輝こうとするのが人間だと思います。
年老いて死ぬまでずっとずっと頑張り続けられるでしょうか?
「卒業」「定年」などの節目が人生のマイルストーンになっていると思います。
卒業されていかれる生徒さんは、皆さん、一抹の寂さもありながら、希望に満ちた笑顔が清々しいです。
組子に祝福されて、ファンに惜しまれながらのご卒業は宝塚人生のクライマックスですね。
一日でも長く贔屓には在団していて欲しい、という気持ちはあっても、実際に、宝塚のフェアリーは人間ですから、確実に「老い」は来ます。
その「老い」を貫禄・存在感に代えて、魅力を発揮されているのが汝鳥伶さんはじめとする専科さんです。
脇だからこそ、長くご活躍できるのであって 新公学年の母親世代以上で主演を張るのはなかなか厳しい。
轟さんは賢明な選択をされたように思います。
引き際の美しさ、潔さも 美しい思い出に花を添えますから。
にしても、10月末日付けで退団ということは、階段降りもご挨拶もなく、花束贈呈もなし?
松本悠里さんも 月組公演に出演されていたのに ご挨拶もなしでした。
専科とはそういうものなのでしょうか?
寿退団の噂もTLに流れてきましたが…信憑性のほどは如何に??^^;