2020年、1月中旬からコロナ感染のニュースが流れ始めました。
2月26日 政府のイベント自粛要請があり、月組の赤と黒、出島小宇宙戦争が突然千秋楽に。
2月29日から3月8日まで 全公演公演中止。
雪組東京公演の新人公演中止
3月9日 星組が大劇場で千秋楽を迎えるも、マスコミから批判される。
3月10日 雪組東京公演 再開も 政府が3月19日まで再度自粛要請
3月12~19日 雪組再度公演中止
3月22日 雪組ONCE UPON A TIME IN AMERICA 前楽、千秋楽のみ上演
3月24日 オリンピック延期に伴い、望海風斗聖火リレーの予定取り消し
3月25日 3月31日まで公演中止
3月27日 兵庫県4月7日まで自粛要請
4月3日 雪組NOW! ZOOM ME!! 東京公演中止
4月7日 宝塚歌劇団、各公演の中止期間を、当面の間、延長、と発表
4月9日 雪組、月組のトップコンビ退団延期。全公演6月末まで中止を発表。
こうして、6月末まで宝塚は4ヶ月の長い眠りにつきました…
私が公演中止前に観たのが 2月20日星組公演「眩耀の谷 Ray」
そして再開後に初めて観たのが7月26日花組公演「はいからさんが通る」
約5ヶ月の間…日本の将来を憂い、宝塚の未来を憂い、心が折れそうでした。
○年○月まで、とトンネルの出口がわかっていたら、その日まで我慢できます。
でも。
未曾有の事態に、先の予想もつかず、ただ漠たる不安のみが支配していました。
宝塚を観劇出来ないことがこんなにつらいとは。
宝塚を観始めてから初めてのことで体の中の芯がぐにゃりと折れたような 無力感。
日々、公演関連のニュースなどを流していたスカイステージもニュースの時間が短縮され、過去の人気コーナーの再放送を流すなど苦慮していました。
そんな中、嬉しかったのはメッセージバトン。
つらいのはみんな同じ。
人に会えない状況下でも、それぞれ頑張っている生徒さんたちに励まされ、明日は誰かしら?と 明日を夢見ることを封印されてただけに 明日が楽しみなコーナーでした。
4月26日ミュージカルスターさんたちによるレミゼの「民衆の歌」動画。
感動で胸が震えました、こんな感覚久しぶり! 皆さん歌がお上手だから、余計に…
5月29日トップスターOGさんたちの「青い星の上で」動画。
何度聴いても泣けます、映像のつなぎ方が最高で余計に泣けました。
OGさんたちは、インスタライブや、ファンクラブ関係の動画配信など、みんなファンの気持をくんで工夫してくださってて、ありがたかったです。
7月17日 花組「はいからさんが通る」で宝塚大劇場にまた活気が戻ってきました。
柚香光トップお披露目公演の幕が上がりました、初日が目の前に迫っていたのに、延期、延期でモチベーションの維持も大変だったと思います。
おそるおそるで始めた公演は、席も一席置きの市松配席で慎重を期していました。
でも8月2日からコロナ陽性者判明で再び公演中止が1ヶ月に及びました…
9月から今日まで、無事に公演できていますしその後の陽性確認はありません。
が、いつ、誰が感染してもおかしくない状態です。
どうかどうか、薄氷を踏む思いで、一日一日を大切に公演してくださっていると思います。
今後も、公演に携わるすべての皆様がご健康で 公演が続けられますように祈っております。
今年は人類史上忘れることのできない年になりましたが、公演中止によって、エンターテイメントの大切さを改めて知ることができました。
エンタメではお腹が膨れない、という方もいらっしゃいますが、心に灯りを灯すことができるのがエンターテイメントです。
生きる希望です。
これから、日本を代表するエンターテイメント集団、宝塚歌劇団は、その先頭を走りつつ、私達に夢と希望を与え続けていただきたいと思います。
2020年、お疲れさまでした。
2021年、いい年になりますように!