13時、宝塚歌劇公式HP、
「重要なお知らせ」として宙組宝塚大劇場公演中止など諸々の発表がありました。
目次:
宙組公演『PAGAD』宝塚大劇場公演 全日程中止
宝塚大劇場公演につきましては、10月22日(日)までの公演を中止し、外部の弁護士の方々による調査チームにおいて関係者へのヒアリング等を行っておりますが、調査にはまだ相応の時間を要する状況です。
宝塚歌劇団といたしましては、調査チームからの報告を踏まえて、生徒が安心して宝塚大劇場の舞台に立ち、お客様にご観劇いただける環境が整うまでは、公演の再開は難しい状況と考えております。
そのため、宙組宝塚大劇場公演につきましては、残りの全日程を中止とさせていただきます。引用元:宝塚歌劇公式HP
やはり…無理ですよね。
お披露目公演ですし、上演したい気持ちはわかりますが…
生徒さんが亡くなられてまだ1ヶ月も経っていません。
まだ、仲間を失ったショックで心の傷が癒えていない生徒さんも多いと思います。
特に未成年で人生経験も浅い下級生ほど、ショックが大きいのでは?
心の傷は目には見えないし、本人や周囲が思う以上に傷ついている場合もあるので時間がかかると思います。
また拙速に、幕を引こうとすると二次被害を広げそうなので、じっくりと時間をかけて調査していただきたい、と思っていたので
「相応の時間を要する」と発表したことに安堵しました。
10月1日から22日までで調査が完了するはずもないと思っていました。
「調査はしたけど、イジメはなかった、結果は後日発表します」、で幕を開けるんじゃないか?と疑ってすらいました。
今度は本気で取り組んでいるようですね、そうであって欲しいです。
実際、舞台に立つのは組子なので、彼女たちの心に寄り添い、生徒ファーストでお願いしたいです。
雪組公演の初日も延期に
雪組宝塚大劇場公演につきましては、生徒の心身のコンディションを最優先に対応させていただいており、11月23日(木・祝)までの公演を中止とさせていただきます。引用元:宝塚歌劇公式HP
雪組も…お稽古遅れてたのでしょうか、舞台に立つのも無理な方がいらっしゃるのでしょう。
宙組も雪組も、生徒さんのメンタルヘルスケアを細やかにしていただきたい。
心の傷を癒やすにはまだまだ時間がかかると思いますが、そうも言ってはいられないのが悩ましいところ。
劇団としてはいつか幕をあげなければいけない、その折り合いをどうつけるのか悩ましいところですね。
タカラヅカスペシャルも中止 orz
『タカラヅカスペシャル2023』につきましては、宝塚大劇場での公演を安全に再開する体制を整え、各組で予定されている公演を着実に実施していくことに注力するため、今回の開催を見送ることといたしました。
引用元:宝塚歌劇公式HP
タカラヅカスペシャルは…久しぶりの開催なのでとても楽しみにしていました。
今日の10時過ぎに、第一抽選のエントリーをしたばかりだったのでガックリ。
でも、宝塚歌劇団が今、本気出して改革に務めるのなら、その方が嬉しいので前向きな気持で諦めます。
『PAGAD』東京公演初日に間に合うのか?
宙組の東京公演は11月25日が初日。
雪組も『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』の初日が11月24日に延期になりました。
劇団としては、11月の24、25日あたりを生徒さんたちの心の調整期間や調査機関のひとつの目処に設定しているのでしょうか。
宙組は、大勢の退団希望者がいても当然だと思いますし
お休みの期間中、モチベーションが保てているか心配です。
すでに週刊誌報道で名前の挙がった生徒さんは舞台に立つのが怖いかも知れません、どのような形で東京公演初日を迎えるのか、ドキドキです。
退団者と新人公演
公演で大切なことは、一度上げた幕は下ろさなければならない。
そして、宝塚では、退団者のご挨拶があります。
何がなんでも、東京公演の千秋楽はやり遂げるはず…
そうでないと退団者が気の毒過ぎます。
新人公演もスター候補が経験を積む貴重な場。
残念ながら東西、両公演でできなかったけれど東京公演ではできるといいな、と思いますが…
そもそもこの新人公演で亡くなられた生徒さんは大きなストレスを抱えておられた上に、
現在新公の長103期で公演に出ているのがお一人だけになってしまって(1人休演)大丈夫なのかな?という心配もあります。
この新人公演の演出まで、新公長の期の長に任されていたことで亡くなられた生徒さんに大変な負担を強いていたようですから、この辺りもしっかり見直して頂きたいですね。
今までとは違う風が吹いている
劇団が何も発表しないので、大阪芸能記者会の強力なプッシュにより開かれた会見。
その席で、阪急電鉄と接点のない弁護士事務所の方にヒアリングをお願いする、と語ったとおり、
今回はきちんと対処されている印象を受けました。
内部の人の調査は隠蔽の可能性があるから意味無し。
文春報道は「事実無根」と言っておきながら、今頃になって覆してくる劇団の大嘘に呆れ、信じたバカバカしさに悲しくなりました。
亡くなられた生徒さんは悩みを上の人に打ち明けても取り合わなかった、と記事にされています。
もし本当なら由々しき事態。
組内での問題を放置してきたから起きたことなら、今回はしっかりと膿を出し切って欲しい。
イジメと共に歩んだ宝塚歌劇は、110年の節目を迎える今、
真に「清く正しく美しく」生まれ変わって頂きたいです。
生徒さんも、初舞台の初心に返って、
ただひたすら舞台人として生きる夢と希望を追いかけていたピュアな初舞台生の自分と乖離していないかチェックしてみるのもいいかも知れませんね。
因果応報
世の中すべてブーメラン。
いいことをしたら評価され、人に慕われ…
意地悪をしたら嫌われ、影で馬鹿にされ…
いいことはいいことで、悪い事は悪いことが我が身に返ってきます。
今回の件、劇団が放置してきたことで、大変な事態に発展してしまいました。
大ブーメラン!
でも、これは転機です、チャンスです。
今後は、少しでもクリーンで、自ら掲げた「清く正しく美しく」に恥じない劇団に生まれ変わっていただけたら、
本当に、本当に嬉しいです。