無事『Le Grand Escalier』宝塚大劇場公演の千秋楽の幕を下ろせて、
今秋の別箱公演の発表されて、
満を持しての、大劇場公演再開が、なんと、お正月公演というダブルで…おめでたいというかなんというか…
劇団は2025年を、以前のような通常運転を本格再開の年にするのですねー
その幕開きのお正月に、件の宙組で、というのがなんとも皮肉な感じがします。
次回大劇場公演作品を発表!
今年3月5日、宙組公演『宝塚110年の恋のうた』『FINAL FANTASY XVI』の上演を見合わせ、日程も見直す、と発表しました。
『宝塚110年の恋のうた』『FINAL FANTASY XVI』の上演期間は、
2024年5月17日〜8月25日でした。
現在公演中の『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』
宝塚大劇場 (兵庫県)
2024年6月20日(木)〜6月30日(日)
東京宝塚劇場 (東京都)
2024年7月20日(土)〜8月25日(日)
準備が間に合わないということで、宝塚大劇場の日程は短かったですが、
東京公演で帳尻を合わせてきました。
通常通り、別箱公演を発表、
そして本日、次回大劇場作品の公演ラインアップが発表されました。
主演・・・芹香 斗亜、春乃 さくら
・宝塚大劇場:2025年1月1日(水・祝)~2月2日(日)
・東京宝塚劇場:2025年3月15日(土)~4月27日(日)
宝塚歌劇百十周年紀念奉舞
『宝塚110年の恋のうた』
作・演出/大野 拓史
ジャズ・スラップスティック
『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』
作・演出/田渕 大輔
引用元:宝塚歌劇公式HP
『宝塚110年の恋のうた』は絶対演ると思っていました
珍しく宙組に和物ショー。
「白鷺の城」(2018年)、真風涼帆、大劇場2作目の公演でした、演出は、次回と同じく大野拓史先生。
大野先生は、和物を担当されることが多く、個人的な意見ですが
『一夢庵風流記 前田慶次』や『月の燈影』、『阿弖流為 -ATERUI-』が、大野作品マイ・ベスト3です。
和物は、衣装代が半端ないです。
衣装の準備も上演の2年前ぐらいから企画されるようですので、もう、だいぶ出来ている衣装もあったのでは?と深読みしてました。
110周年の名にかけた 絶対無駄には出来ない高価な衣装!!
祝祭感の強い作品で和物となれば、お正月に上演するのがぴったりですし
個人的には拭いきれない違和感は感じますが
劇団は、めでたい、めでたい、ダブルめでたい、で過去を払拭して再スタートを切りたいのでしょう。
いつまでも、前進しないわけにはいかないので、年が改まるのは、リスタートの追い風になりますね〜。
宙組は和物が少ない組ですから、組子全員で和物に取り組める絶好のチャンス到来。
キキちゃん(芹香斗亜)は、星組、花組でも和物の経験豊富なので、和物特有の化粧など指導してくれそうです。
優しくね…
今度は、がんばれタブチくん
田渕大輔先生の『PAGAD』は昨年の事件で公演中止、3公演でお蔵入りになってしまいました。
長い時間をかけて練って、脚本書いて、衣装、音楽、装置、ポスター、開演アナウンスに至るまで多岐にわたって、指導してこられて
初日の幕が開いたと思ったら中止で、先生も辛い思いをされたと思います。
しかも、東京公演は演る、と劇団が発表したので、不適切な演出は、急遽書き換えるという作業もされたのでは、と想像していました。
結局、東京公演も全日程中止で日の目を見ませんでしたから骨折り損のくたびれ儲けだったのかな?と。
ここで宙組で田渕大輔先生再登板。
『PAGAD』では、先生、意地悪なの?と思うような、変な当て書きされてた感じがしたので(『PAGAD』初日映像)、あんまりいい気分がしませんでした。
次回大劇場公演は、ジャズ・スラップスティック、とな。
スラップスティックは、どたばた喜劇、の意味だそうです。
明るく楽しい演目を切望していたので、
「“偽りの愛”を手に入れようと奔走する主人公が、“真実の愛”に気付くまでを描くハートフルコメディ。」(宝塚歌劇公式HPより)
…と言う一文を読んで嬉しかったです。
田渕先生の『39 Steps』、素敵な作品でしたから、『Razzle Dazzle』もいい作品になりますように!
昨年の10月7日以来、劇団の、見る者の神経を逆撫でするような会見や、舵取りを見て激しく脱力していました。
今は、組子やスタッフの頑張りだけが、私の心を宝塚歌劇に繋ぎ止めててくれています。
2025年、いい年になりますように…早すぎて鬼笑うわw