本来ならば 3月下旬に幕があがるはずだった 宙組の2つの別箱公演
フライングサパと壮麗帝
お稽古が佳境を迎え 期待値が一気にUPしてきたところで コロナで公演中止を余儀なくされて…
生徒さんもファンもがっかりでした。
スケジュールの見直しで、この2つの公演は、いつ上演されることになるのか、全く不透明でしたが、先日、「フライングサパ」は梅芸で、「壮麗帝」はドラマシティで上演されることが発表になりました。
ブラボー♪
いや、なんとなく 今年度中には演るかな、という気はしてました。
気合の入っていたフライングサパ
ACTシアター公演、ということでTBSも噛んで、制作発表会まで行われました。
音楽を外部の作曲家・三宅純さんに委託するほど気合入ってますし お蔵入りにするはずはない、忘れた頃に上演するんじゃなく、まだ 話題冷めやらず、のうちに上演するんだろう、と思ってました。
ひとまずお先に 三宅純さんが「Memories du SAPA」というCDを出されました。
追って、フライングサパ上演されたら CDも出ますよね♪
とっても不思議な曲。異世界に迷い込んだような気になる曲です。
ウエクミ先生の長年の?構想が 真風、星風、芹香という大好きなトリデンテの上で花開いたのだと思います。
早く、早く、それを確認したかったの。
上田久美子先生は、「星逢一夜」(2015年)の頃の朝日新聞のインタビューで「いつかSFものも演ってみたい」と答えていらっしゃいました。
あれから5年、ウエクミ先生の思いが形になりました、その矢先のコロナ。公演中止。
でも全く幕が上がっていなくてよかった、新たなスケジュールで まっさらでスタートできるから。組子のみんなも心新たに全力で挑めますよね♪
お稽古ばでは、長いコートの裾を翻してサパを訪れる真風のかっこよさを組子が口々に褒めてましたね。
ポスターの孤独を深めていそうな真風もかっこいいです。
精神科医というキキちゃんのお役もひとくせありそうですね。
全く予想もつかないストーリーですが だからこそ 期待でいっぱいです!!
「フライングサパ」の公演は 本来なら東京・赤坂のACTシアターでのみ上演予定でした。
それが コロナで中止になったせいで、東京公演はなくなり 大阪の梅芸公演に集約されてしまいました。
壮麗帝
ドラマ化もされていて、知る人ぞ知るドラマティックな人生を生きた壮麗帝。
普段は ヒーロー&ヒロインのドラマが楽しみなんですが、この作品は、壮麗帝と幼馴染で壮麗帝の右腕となった、奴隷出身のイブラヒムとのドラマにめちゃ期待しています。
だれよりも自分をよく知っていて全幅の信頼を置いていた人物に自ら処刑を言い渡すのですから。
娶った妻もまた 奴隷上がりで…とドラマティックで波乱万丈。
Wikipedia読んだだけでも ドラマやわ、と思ってしまうほどです、事実は小説より奇なり。
学年の近いずんちゃん(桜木みなと 95期)とそらくん(和希そら 96期)の息のあった芝居も楽しみ!
すでに東上ヒロイン経験済の 98期遥羽ららちゃんはヒロインの似合う生徒さん。ドラマティックな描かれ方をしているのではと楽しみにしています。
全部コロナのせい
東宝組の方は 宙組の別箱公演の開催地が遠くなったということは 遠征という長距離移動が必須です。それを快く思わないひともいらっしゃるでしょうね。
コロナ前は「フライングサパ」遠征を考えていなかったから ワタシ的には突如見れることになって嬉しいですけど…東京組の方はお気の毒に思います。
緊急事態宣言解除を受けて ようやくそろりそろりと動き始めたエンターテイメントですが、今日も東京の感染者数が3桁で 第二波の予兆を感じ取る方もいらっしゃいます。
宝塚は、東西に劇場がありますが 大勢の組子の移動を伴っての公演は大丈夫なのかちょっと心配でもあります。
雪組の全国ツアーは、全国を回るのは感染拡大のおそれあり、とこれまた梅芸の公演のみになってしまいました。
がっかりされている方もいらっしゃると思いますが 賢明な選択ではないでしょうか?
「フライングサパ」も「壮麗帝」も大阪の梅芸公演のみ。
宝塚歌劇団と梅田芸術劇場は、阪急阪神東宝グループなので宝塚に優先的に貸していただけたのかしらね?
とは言え チケットがあってこそ見れるのであって… こちらもチケット激戦かしら? 怖いわ…