哀しい事件が起きてから約4ヶ月。
年が改まり、鬱々とした気分は少し晴れました。
劇団としては何も解決していないけれど、世間の風当たりは弱まったような…。
新年に能登半島を襲った地震、羽田航空機事故、安倍派の裏金事件・政治家逮捕などニュースは宝塚どころではないですね。
さて、宙組。
消えた別箱公演
悲しい事件が起きてから『PAGAD』宝塚大劇場公演は2日3公演で中止。
2023年11月25日(土)〜12月24日(日)の東京宝塚劇場公演も全日程中止。
別箱公演の
『Xcalibur エクスカリバー』
2月25〜3月3日 博多座公演
3月16日~3月26日 梅田芸術劇場公演
が中止。
その裏の別箱 バウホール公演
『MY BLUE HEAVEN -わたしのあおぞら-』も中止で、
両方とも、2024年宝塚歌劇公演スケジュールから消えました。
ということは、宙組生は昨年10月から『FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16)』初日の5月17日まで8ヶ月も舞台に載らないことになります。
宙組性のモチベーションを心配する
宙組生のモチベーションがだだ下がりではないのか、と心配しています。
長いお休みだと、上級生ですらモチベーションを保つのは大変だと思われるのに、舞台経験の浅い下級生は、どうすごしていいのかもわからないのでは?
個人的にレッスンに通われたりしているのでしょうか。
公演中は走り回って体力消耗するものですが、長らく公演をしてないことで体力も気力も、舞台スキルも落ちるのではないかしら…
今度、舞台を務める時、どうなっているのか、と気になります。
宙組は存続するのか否か
あのニュースが出た日から2023年中、宝塚歌劇団に関する報道が出るたびに叩かれ、
叩けば叩くほどホコリが出る古クッション? サンドバック状態。
時間が経てばたつほど傷口が広がっていく、それが見ていて歯がゆい感じがします。
今までは、ファンが騒いでも、世間が関心を示すことは少なかったように思いますが、昨年の11月14日の劇団会見をテレビ局各局が生中継で放送したことで多くの人の知るところとなり、
反感を買うような発言もあり、大炎上。
アレ以来、何かと目を付けられていて、ファンの気持ちもどんよりしていた感じ。
ファンではない一般の方のご意見は、中には間違った認識のコメントもありますが、多数の意見、というのはウェーブとなって正しいか否か関係なくひとつの流れができていきます。
アメリカの大統領選挙や、イギリスのEU脱退のときにも、民衆の意見の勢いの凄まじさに驚きました。
あの時のように、一般の方の宝塚不要論や、宝塚潰せ、というウェーブが来たら怖いな、と感じていました。
ファン以外の多くの人は「宝塚歌劇団」に良くない印象を抱き、さらに「宙組」というワードも同じくブラックなイメージに染まってしまいました。
5つ目の組をなくすことなくても、「宙組」を続けるのは無理なのでは?と個人的には思っています。
現状、何も変わらないままストップすることの無益
コロナで度々公演がストップした日々をようやく脱することができたのに、今宙組が完全にストップしています。
10月から7ヶ月、公演しないことで発生する損失はいかばかりか。
生徒さんたちの心身に与える影響も大きいです。
こんなことなら、と退団したい生徒さんも増えてくるかもしれません。
ご遺族の要望に沿って早々に謝罪していればこんなことにはならなかったのに、とすごく残念です。
こういう時、まずは一旦謝罪して気持ちを収めてもらうのがセオリー。
話し合いはそれからなのに、
いつもの「強硬策」、という悪手をとってこじれました。
宝塚歌劇団も商業演劇、営利団体ですから、宙組だけ何もできないのは痛手です。
2023年12月に調査委員会を立ち上げると言っていたけど立ち上げたの?
劇団はHP上で2023年12月20日に
「事実関係の精査等を行ったうえでの現時点の見解をお伝えし、一定のご理解をいただくことができたと考えております。」
これは、前向きに事が運んでいると捉えてOK?
全然事態に動きが見えないし、発表もないので、やきもきしてしまって本当にしんどい。
せっかくのバウ初主演が決まっていた風色日向のバウホール公演もなくなりましたし、
宙組はどうなっていくのか、劇団が描いている青写真を見せてほしいわ。