宝塚歌劇団、すべての元凶は11月14日の記者会見とその元になった調査報告書。
調査報告書に則って、過重労働については謝罪し、役員の減給、理事長の辞任等の処分が発表し、幕引きを図ろうとしたことにモヤモヤMAX〜〜〜〜!!
パワハラは?
パワハラについては認められなかった、とシャーシャーと。
案の定、炎上。
起きるべくしておきましたね。
目次:
遺族側は、過重労働とパワハラ、両方を問題視されています
11月14日の会見では、「調査報告書」に書いてあるとおりで、劇団は嘘をついていない。
が、その「調査報告書」の内容が劇団寄り。
劇団に忖度したか、劇団の意向に沿って作成されたのか、と疑うレベルです。
そして、大江橋法律事務所は、阪急とは関係ない法律事務所のはずが、関係あったことも判明。(この法律事務所のモラルも謎)
阪急と関係のある法律事務所の作成した「調査報告書」など信用するに値しない。
パワハラは認められなかった、とした調査報告書のHP掲載を取り下げたのは、
パワハラがあったかもしれない、と認めたのかも、少し前進したのかな、と管理人は捉えました。
(昨日の記事に書かせていただきました)
過重労働を謝罪して幕を引くつもりだったけれど、パワハラを有耶無耶にしようとしていれば、いつまで経っても平行線のまま、宙組の公演はストップしたままです。
歌劇団側の調査報告書ではパワハラは確認できなかったとしていたが、遺族側の要望を踏まえ、改めて精査する必要があると判断した。
読売新聞オンライン 2023.12.19
今頃なに言うてまんねん。
あの調査報告書、おかしい…ってヤフコメ15000人中97%が納得してなかったよ?
あんなんで幕引きしようなんて甘いのよ。
会見では、謝罪もしたし、処分もしたし、自分は辞任することでホッとされたのか、前理事長のお顔は安堵で表情が緩みがちでした。
これで幕引きできてないのですよ。
宙組の公演再開は、まずパワハラを認めるところから
本日、2024年『エクスカリバー』博多座、梅芸の両公演、そして バウホール公演も中止、と発表になりました。
昨日の記事にも書きましたように、
複数の生徒さんが現場を見、怒声を聞いているので、
組長やトップの挨拶が他人事のようで白々しく感じている方が多いそうです。
宝塚のスターシステムは、番手ピラミッドのトップや路線の方を、多くの下級生が支えて成立します。
信頼関係が崩壊している今、下級生はとても同じ舞台には立てそうもない(自分だったら)ことは、想像に難くないです。
11月14日の会見で、
「証拠をお出しいただくことを提案したい」、という現・理事長の言葉に従い、12月6日、遺族側弁護士さんはより詳細な証拠と意見書を劇団に出されました。
「上級生のパワハラを認めない宝塚歌劇団に憤り」…死亡女性の遺族が意見書 : 読売新聞 2023.12.7
この遺族側の意見書(約40枚)には、組長とトップの名前、それに付随する証拠が詳細に綴られていた、と意見書を実際に見た文春記者said。
劇団が昨日、調査報告書のHP掲載取りやめを発表した文言のなかで
「ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止め、引き続き誠実に協議してまいりたいと考えており」の箇所、
ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止めるなら、パワハラを認める、一択のようにも思うのですが…
上級生からパワハラ聞き取り、とは?
「上級生から」とは、上級生から順番に下級生へ、と言う意味なのか
「上級生」と呼ばれる学年から聞き取る(下級生には聞き取らない)という意味か?
タカラジェンヌ死亡、歌劇団が上級生らからパワハラの聞き取り開始…調査報告書のHP掲載は中止 : 読売新聞
「上級生」とは、新公を卒業した学年、すなわち、102期以上の生徒さんを指すのかな?
本当の最上級生は、イジメの張本人、と目されている方々なので、聞き取りを行ったところで
「指導です、ちょっと厳しすぎたのは反省しています」な自己弁護で終わりそう。
精査、とまで言うなら、宙組生ひとりひとりの目撃情報を聞き取り、総合的に判断する必要があるのでは、と思います。
以前の、大江橋法律事務所が調査報告書を作成するに当たり聞き取りした際には、宙組のプロデューサー立ち会いで行われたそうですね。
プロデューサーは、配役などに権限を持つ強い立場にあります。
生徒さんは後々の自分の立場や、役付を考えたら、言いたいことも言えない状態だっただろうと推察します。
正直に答えられない聞き取り調査って意味あるの?
公平性を保つために、第三者委員会を設置は必要な気がします。
本日発表になった2024年の公演について
中止
博多座公演(2月25日~3月3日)
梅田芸術劇場メインホール公演(3月16日~3月26日)
宝塚バウホール公演(3月6日~3月17日)
110周年記念行事「宝塚歌劇110周年記念式典」
110周年記念行事「宝塚歌劇110周年記念大運動会」
公演日程見直し
12月15日に発表になった公演日程の見直しに追加して、
ここまで来たら…
9月末に生徒さんが亡くなられて、1週間後の10月7日のニヤニヤ会見、2023年の会見ワースト3に入った11月14日の会見…
どんどん傷口が広がって来ています。
西宮労基署の立ち入り調査も入り、世間の目はますます厳しくなっています。
「伝統」の名のもとに、旧弊も隠蔽されてきた印象の劇団。
もう、今回の調査でミスは許されません。
再調査をやる、と言った以上、本気で詳細に調査していただきたいですね。
亡くなられた生徒さんの死を無駄にしないためにも、宝塚歌劇団は、109年の間に溜め込んだ膿を出し切って
110年以降、時代に見合ったクリーンな組織として再出発していただきたいです。