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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

宝塚歌劇団、調査報告書の掲載の取り止めを発表|これは吉兆なのだろうか?

本日、午後7時のNHKニュース7でも、宝塚歌劇団が調査報告書の掲載を取りやめたことを報道していました。

 

ニュースバリューのある出来事、と捉えられているようです。

今日は月曜日、劇団がお休みの日なのに、宝塚Pocketが更新を知らせてくれて驚きました。

 

弊団としましては、11月14日に公表した調査報告書で指摘された問題点等も重く受け止めてはおりますが、当該調査報告書の内容のみにとどまることなく、上記のご遺族代理人の意見書や会見の内容も踏まえたうえで、ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止め、引き続き誠実に協議してまいりたいと考えており、また、ご遺族の要請もございましたことから、調査報告書概要版については、掲載を取り止めることとしました。

引用元:宝塚歌劇公式HP

 

ファンのみならず、世間も敵に回した11月14日の会見

あの会見内容を聞いて、愕然としました。

会見は、テレビ局各社が生中継したことで、国民に知れ渡りました。

 

劇団は、あの会見で世間が納得すると思っていたんでしょうか?

大炎上しました。

そしてヤフコメ 15000件、「納得できない」が97%

 

そもそも、報告書を作成した弁護士事務所の選定からして、

「阪急とは関係のない法律事務所にお願いする」と言っていたのに、関係あることが判明。

ずさんというか、甘いというか、呆れます。

 

そして、大江橋法律事務所の報告書作成プロセスにも、今後メスが入るといいな、と思っています。

なあなあの間柄だとなんでもありですからね〜。

 

「証拠をお出しいただくことを提案したい」から誠実に協議、へ

会見を聞いた時に、えっ?? 証拠、あるんじゃないの?と思ったのですが?

調査チームが証拠を隠していたとしたら弁護士事務所の信頼が揺らぎますがそこんとこどうなんでしょうか。

 

遺族側弁護士さんは改めて、証拠を出しました、という会見を開きました。

 

ご遺族代理人の意見書や会見の内容も踏まえ」誠実に協議していく、と本日劇団が発表しました。

 

これは、前進する兆しと期待していい? それともまた、口先だけ??

 

文春記者トーク(音声番組)#186 2023/12/18配信を聴いてみた

21分の番組です。

すでに記事に出ている内容とほぼ被っていますが、実際に取材されている方が放されているのは興味深いです。

 

遺族側弁護士の意見書

遺族側弁護士の意見書はWEBで公開されているわけではないので一般人には伺い知ることはできないのですが、

文春の記者さんは読まれたようです。

40枚近い紙に、詳細な証拠と、組長が、トップが…と名前をだして綴られているようです。

組長は、生徒さんが亡くなる直前に、繰り返し大声で叱責を繰り返していた、と言うことなど、「組長が」と言う表現が意見書に度々登場しているそうです。

パワハラ行為の現場は複数の生徒さんが居合わせ、目撃したり、声を聞いている状況だったので、この証拠を採用しないとなるとまた揉めるでしょう。

 

この12月6日に劇団が受け取った意見書にはっきりとパワハラとそれを行った張本人の名が書かれていたことを劇団は重く受け止めたのかもしれません。

それで、パワハラはなかった、とした報告書は掲載取りやめになったのかしらね?

 

宙組の分断は根深い

まず、生徒たちでコミュニケーションとって話し合ってね〜というやり方。

生徒に丸投げで劇団の無責任は相変わらずですね。

 

なぜ宙組の生徒たちがコミュニケーションが取りにくい状態になってるのか把握していないのでしょうか?

見て見ぬふり?

 

お話し合い会で、正副組長とトップさんから、組子への思いを述べられたそうですが…。

 

亡くなられた生徒さんに対するお悔やみや、謝罪の言葉はなかったそうです。

 

組子は、現場で実際に見、聴いているので、当事者意識のない組長、トップの言葉に違和感を抱いているようです。

 

更に、組長は、遺族が出しているパワハラについても組子に意見を求めたそうです。

なぜこの人たちから意見を求められるの?と答えたくない、ボイコットする生徒さんもいらっしゃるようです。

 

やはり、上に立つ人に求心力や、信頼関係を築けてないとお話し合いそのものが無理なのでは?と思います。

 

劇団が上下でコミュニケーションをとって、と言ってもそう簡単なことでは無いのよ。

 

上げ下げについて

これは、ワタクシ、以前東小雪さんの著書を読んだ時に知りました。

上級生は、注意対象の生徒を直接注意しない。

順番に、あの子に注意して、と1期ずつ下ろしていく、その本人に伝わるまでに多くの人が失敗なり粗相を知ることになります。

 

また自分が叱られたり、失敗したことを、上級生に1期ずつ上げていく。

時間かかるし、長の長には、ものすごく負担がかかってくるルール。

 

高田専務理事が劇団も悪い所があったが生徒も悪い所があった…とさらっとおっしゃったそうですが、

悪い所があったら、正すのが劇団上層部の責任なのでは?

 

そういうところ、96期事件のときと全く変わってないのね、と暗澹たる気分になりました。

 

上の監督責任は問わないの?? 

生徒が悪いなら、それを放置していた上層部の監督不行き届き、職務怠慢なのでは??

 

長の長が、下級生の分まで叱られる、というのも変なルール。

 

だとしたら、新公の長が叱られるなら、上級生はもっとしかられるべきなのでは?

 

イジメの温床と言うか、イジメの構造がありすぎる宝塚歌劇団

 

劇団を潰せとは思わないけれど、常識外れたルールは潰して欲しいです。

 

風土改革する、と会見で発表されましたが、言うは易く行いは難し。

 

それでも、どんな高い山もまず最初の一歩から。

改革するぞ、という思いはずっと強く持ち続けて改革に臨んで欲しいです。

 

あれだけ叩かれた宝塚歌劇団がよくぞここまで再生したね、と世間から称賛され認められるようになるまで、劇団は血のにじむような努力をしていただきたい。

 

今まで、ガバナンスゆるゆるでもなんとかなった、変な成功体験は捨てて、本当に真摯に事に当たってね♪