毎日のように、宝塚歌劇団の会見から見えてきた諸問題に多方面からツッコミが入って、宝塚歌劇はもう火だるま。
昨日知ったのは、劇団座付き演出家のインスタ発信大炎上問題。
これは、劇団によるプロパガンダかな、という印象でした。
今日は、14日の会見で「証拠となるものをお見せいただけるよう提案したい」発言で一身にヘイトを集めた次期理事長の村上さん。イジメはあったのでしょう、と。
はぁ?
が!本日午後に、嬉しいニュースも!
各週刊誌報道を読んでの思い、意見を書いています。
週刊誌報道を否定・嫌悪されている方は、以下読まれてもご気分が悪いだけですので、ブラウザバックお願いします。
目次:
嘘つきはどっちだ? 劇団トップの嘘と「本日も反省の色なし」
週刊誌が嘘を書いている、というご意見を時々見かけますが、どっちが〜??と言いたくなるぐらい、次から次へと嘘が発覚している宝塚歌劇団のトップの発言。
現役生が亡くなられた1週間後に開かれたニヤニヤ会見では、何の調査もしてないうちから
「加害者も被害者もおりません」と拙速発言。
ヘアアイロンでの火傷については、以前週刊誌で取り上げられたときには「事実無根」と発表していたのに、今頃になって「あった」と訂正。
11月14日の記者会見では、イジメ・パワハラは認められなかった、と結論づけていたものの、本日、
「会見では言いませんでしたが、いじめはあったのでしょう」と雪組の話し合いの場で村上さんはおっしゃった、とデイリー新潮は記事にしています。
そもそも調査をする弁護士は、阪急と関係のない弁護士事務所にお願いする、といっていたにも関わらず、
調査に当たった大江橋弁護士事務所の弁護士が阪急子会社の役員に名を連ねていたとわかりました。
少し調べたらわかってしまう嘘をなぜ吐くのでしょう。
これも信用を失墜させるような出来事でした。
ボロボロと嘘が発覚して、弁明を繰り返す劇団、後手後手でカッコ悪い。
伝統の上にあぐらをかき、阪急電鉄の威を借る宝塚、になっていないか?
こんな嘘でちゃっちゃと幕引きできると思うのも、今までこの程度の仕事でなんとかなってきたという成功体験があるからでしょうか。
なにか事があれば、後ろ盾である阪急電鉄がなんとかしてくれると言う甘えがあったのかな、と深読み。
宝塚は阪急電鉄の創業者の小林一三さんの頃から政財界と繋がっていて、
「愛宝会」(政界・財界で活躍している男性だけが入会出来るファン会)や「宝塚を応援する参議院議員の会」などが応援してくれていますので怖いものなしなのでしょう。
危機感を持った生徒さんがいることが嬉しい
厳しい上下関係はスポーツや芸能の世界にあるのは当然だと思います。
ただ、それが愛のあるものなのか、本当にその人にプラスになるアドバイスなのか感情的に言葉をぶつけているだけかどうかがボーダーラインですね。
毎日、芸や技術と関係ないことでネチネチと言いがかりをつけたり、怒鳴ったりはイジメ、パワハラでしょう。
宝塚音楽学校時代から、上下関係が厳しいのは仕方ないとしても、軍隊のような絶対服従は、イジメの温床になる危険をはらんでいることを劇団は理解していないのでしょうか。
厳しく管理されている中で声をあげることは難しいだろうと思っていたので、先日記事にも書きましたが、雪組トップスターの彩風咲奈さんが、劇団に直訴した報道が出た時は胸熱でした。
今日の週刊誌(文春)の話題は、
・宙組2番手・桜木みなとさんが 宙組組子に決死のヒアリング敢行
・花組・柚香光、雪組・彩風咲奈、星組・礼真琴らトップ(月組は東京公演中)が宝塚幹部に改善要求
生徒が一人亡くなっているのに、劇団の見〜て〜る〜だ〜け〜な姿勢、のらりくらりで改善する気全くなし、な態度に業を煮やした3組のトップさんが動いてくれたのは朗報でした!!
桜木みなと&秋奈るいの英断に拍手!!そして今後が少し心配になる
宙組の2番手・桜木みなとさん(95期)と副組長・秋奈るいさん(97期)が、宙組の組子にヒアリングして、意見書を作成したそうです。(文春)
これには驚きました!
ずんちゃん、グッジョブ!
桜木は散り散りになった生徒たちをまとめるべく『2度と起きないための改善方法を考えよう』と奔走。独断の行動は御法度なので決死の覚悟を感じました。(宙組関係者)
引用元:週刊文春電子版
すごい! ずんちゃん(桜木みなと)、ヒーロー!!
組子に取って、救世主!!
宙組のプロデューサーが全くあてにならないことがわかった今、劇団が差し向けた弁護士よりも、組の内情を知るずんちゃんに話す方がよほど信頼出来るというもの。
宙組は学年順に、
92期・松風輝(組長)、93期・芹香斗亜(トップスター)、95期・桜木みなと…。
その、年長のお二人が、今回苛烈なパワハラで亡くなられた生徒さんを追い詰めた、とされています。
動けるのはずんちゃんしかいない!!
組長もパワハラに加担したと言われている中、副組長のなっつ(秋奈るい)は、副組長には若すぎる学年なのでどうしているのか、と心配していたのですが、
きちんと副組長らしい働きをされていたのですね。
宙組関係者が言う、独断の行動は御法度なので決死の覚悟を感じました、
というのも、このままでは宙組が潰れるかも知れない、という強烈な危機感と正義感から動かれたのだと思いました。
雪組のトップ・彩風咲奈さんが、劇団に直談判された、と聞いた時はなんてかっこいいんだろう、と大拍手でした。
が、これ、退団だよね?と思わせる公演ラインアップが出て、
咲ちゃん、退団される前に、組子のために一肌脱いでくれたのね、と胸熱になりました。
ずんちゃんは、2番手で、トップはこれから、ですが、まさか辞めないよね…ドキドキ。
宙組の組子も、分断を助長するようなトップではなく、バラバラになった組子の心を一つにまとめていく、そんなトップを求めていると思います。
古い慣習でガチガチに固まった宝塚歌劇は、自浄能力もなく、外圧によってしか変化できないと思っていたのですが、
心あるトップさんや副組長が、内側から旧弊を壊そうと努力してくれていることを本当に頼もしく思いました。
これまでも、宝塚96期イジメ裁判、音楽学校生自殺未遂、宝塚座付き演出家退団裁判…と何度も襟を正す機会はあったのに、ゴリ押しがまかり通って来ました。
こんな事がいつまでも続くはずが・・あってはならない、と思っていたら、最悪の人命が失われる事態に。
宝塚歌劇団には、今度こそ本気だして、根本的改革を目指していただきたいです!