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西宮労基署が宝塚歌劇団に立ち入り調査に|生徒の待遇改善期待

本日の話題はコレ ↑

 

 

線引が難しい「長時間労働」にメスが入る時が来た

関係者によると西宮労働基準監督署は22日、労働基準法に基づき、歌劇団に立ち入り調査を行ったことが分かりました。

歌劇団側は組織風土を改善するために全ての劇団員に聞き取り調査を行い、外部の専門家と共に精査する方針を示しています。

引用元:カンテレ

 

どのような契約でジェンヌさんたちが働いておられるか、詳しくは知りませんが、

スカイステージや機関誌などで生徒さんたちが口にされているのが

自主稽古

少しでも良い作品にするために、夜遅くまで「自主的に」お稽古されています。

 

娘役さんは、髪飾りやアクセサリーを衣装に合わせて、自分でデザインを考えて作られることが多いですが、

作って持って行って相手役に見せたら、「作り直し」を言い渡されることもあるようです。

これ、意地悪しようと思ったら、いくらでもできますね、何度でもダメ出しすればいい。

こんなところにもイジメの温床があるのだわ、と思いました。
いくら時間があっても足りないです。

 

長時間労働」とひとくくりにするのも、こういう芸能の世界では難しいのかな、と思っています。

 

アイドル歌手は、睡眠時間が3時間で、車での移動中と美容室で髪をセットしてもらっている間に寝る、と言っていました。

 

長時間労働は、人気商売では当たり前なのかと思う部分もあります。

 

ただ、パワハラなどで、拘束時間が長くなった場合はやはり問題ですし、

劇団の稽古や公演など、構造的に長時間労働になる場合も改善が必要ですね。

 

今回、労基局が入るのも、すごく今更感があるのですが、生徒さんが亡くなられたからなのでしょうか?

 

宝塚は縦社会で、「上級生に絶対服従

性格の悪い先輩だと、絶対服従を免罪符に、いくらでも下級生イジメができてしまう構造です。

 

報道に出ているのは氷山の一角で、生徒たちが作った、重箱の角を突くような、細かいルールでがんじがらめになっているように見えます。

 

すみれコード」も現役の生徒さんが作ったんでしたっけ?

 

今回も、亡くなられた生徒さんは、何度も髪飾り?の作り直しを命じられていた、という報道がありました。

 

宝塚100周年の2014年、いろんなバラエティ番組に宝塚OGが出演して、宝塚の話題でトークを繰り広げていました。

 

音楽学校の変な掟について、パネラーやMCの人たちが大げさに驚いていました。

お風呂掃除は水滴1滴付いていてもやり直し。

一般人が聞いたら、アホらし、時間の無駄、と思うようなことも、

1期上の命令は絶対なので、必死でやりなおすことに。

 

精神的にどんどん追い詰めて、服従心を植え付けるマインドコントロール

 

個人的な意見として、長時間労働も心身に悪影響ですが、マインドコントロールパワハラの方が嫌だわ。

 

組織風土を改善する、とは楽しみな!

ニュースでは、劇団は組織風土を改善する、と言っています。

本当でしょうか?

 

今まで嘘ばっかり吐いてる劇団ですから、簡単に信じる気にはなれないのですが…。

 

宝塚歌劇団もですが、その前に、宝塚音楽学校がかなり問題。

 

予科は地獄、本科は天国。

被害者であり加害者だった。

などという証言やトークなどからもわかる宝塚音楽学校予科本科の旧弊を排除できるでしょうか?

 

これは「伝統」なので…と守ろうとするかもしれませんが、

今回、再調査では、生徒のみならず、スタッフや音楽学校の生徒にも聞き取りを行うそうですから期待しておこ。

 

世間の目が厳しくなっていますし、阪急電鉄にまで累が及びそうな勢いなので今度こそ本気で改革していただきたいですね!

 

良き伝統は継承し、悪しき旧弊は排除。

 

普通の会社や団体はやっていますが、宝塚歌劇は、いまだに変に伝統に固執しすぎて、自分たちが時代の流れから取り残されていることに気づいていないのか、

 

知っていて、パワハラの歴史と共に、伝統を死守しようとしているのか?

 

創業者小林一三さんの生誕150年の記念の年に噴出した一連の問題。

変わる時が来たよ、との逸翁からの啓示のような気がしている管理人です。