やはり…と大方の予想通りの咲ちゃんの退団のお知らせ。
11月2日に発表になった雪組の2024年公演ラインアップ、咲ちゃん(彩風咲奈)はリサイタル『ALL BY MYSELF』。
その内容は「彩風咲奈の名場面を中心に構成」される、。
リサイタルとは、単独か、ごく少人数の出演者での公演のこと。
退団する咲ちゃんに特化した公演、振り分けも19人で新公学年が11人。
若いカンパニーです。
組子の心を守った彩風咲奈、素敵な置き土産
劇団の生徒さんが亡くなられた一件で、当の宙組の他に、ご遺族が在籍している雪組も、大変な衝撃を受けられた組です。
宝塚歌劇の生徒さん、みなさん、どこかで(音楽学校の上下関係、姉妹が在籍している、受験スクールが同じ、など)繋がっているのでショックを受けておられると思いますが、
ご遺族御本人が在籍する雪組は、他の組以上に苦しまれたと思います。
そんな組をまとめていくトップ・彩風咲奈、組長・奏乃はるとのお二人は組子の心に寄り添い、劇団に対して声をあげた、とされています。
(文春記事なので嘘だと思っている方もいらっしゃると思いますが)
宝塚歌劇では、上意下達であり、いくら正しいことでも生徒が劇団に対して声を上げることはありませんでした。
そんな中、咲ちゃんは声を上げました。
退団するからこそできたことなのかな、と思っています。
トップみずからが、組子のために立ち上がった!
…って、「正義の王」みたいでめちゃくちゃかっこいいんですけど。
惚れてしまうわ…
そんな咲ちゃんに退団回避待望論もありました
今、宙組がゴタゴタしています。
というのも、上級生と下級生の分断。
一部の上級生と、その行状を見ていた下級生と信頼関係が崩壊しているようですが(Xなどの情報)
このままでは並行線、咲ちゃんトップにお願い!という意見も見ました。
コロナで退団時期がずれた事がありましたが、基本予定通りに退団されるものですね。
咲ちゃん=ブルーム、野口先生再び
ブルームは、野口先生のコンサート『ODYSSEY』の主人公。
咲ちゃんの名前から、咲くと言う意味のブルームと名付けられました。
今回もシリーズもの??
旅立ちの前に、彼の辿った道のりを聞かせて欲しいと懇願する編集者。
やがて彼の一代記が始まる。(宝塚歌劇公式HPより)
劇場のトップスター、ミスター・ブルーム(彩風咲奈)が回顧録のために取材を受けているという体。
かつて自分が演じた作品をつなぎ合わせた名場面集は、
真風涼帆リサイタル『MAKAZE IZM』(石田昌也演出)にもありましたね。
今回の振り分けメンバーを見て
咲ちゃん含め19名と、少人数なのは、リサイタルゆえ。
そしてそのメンバーですが、
半分以上が新公学年ですね。
愛陽みちちゃん、音彩ゆいちゃんはよく場面を貰われていますが、
コロナ禍で思うようにお稽古や公演ができない時もありました。
下級生にとって、雲の上の存在のトップスターさんを間近で観ることで、学ぶところは多いでしょうし、
何よりも咲ちゃんとの大切な思い出ができてよかったですね♪
今回は、お芝居と違い番手は明確では無いと思いますが、
ブルームの回顧録をまとめる編集者は、諏訪さきちゃん、でしょうか?
振り分けが出る前の11月2日の記事には、縣千くんかな?って書いてたのですが、
あがちんは、『仮面のロマネスク』組に振り分けられましたね。
【雪組】トップ退団フラグ? 2024年の公演ラインアップ|来年は激動の予感 - 宝塚ブログ 心は青空♪
咲ちゃんの退団前の別箱公演。
先日幕を下ろした、花組公演『BE SHINING!!』でも、花組トップスター柚香光の過去作品を振り返る場面に、懐かしさで胸を絞られるような切なさを感じました。
また、ひとり、トップさんを送り出す寂しさが今じわ〜っと押し寄せています。