遺族側弁護士さんの会見がある、と本日のラテ欄で知りました。
今度は何かしら?と思ったら、さらなる証拠も見つかったそうですし、
LINEのやりとりもあるそうです。
遺族側弁護士の川人弁護士は、「生々しいので」個人情報は伏せているとおっしゃってました。
一体どんな内容なのか気になります。
万が一裁判になったら、実名入りで証拠として採用されるのでしょうか?
以下私見ですので、様々な意見があることをご理解いただける方のみお読みください。
目次:
- 大江橋法律事務所の姿勢を問いたい
- 「火傷は大したことがない」、とした看護師に法律違反の疑い
- 96期事件の成功体験が改善の機会を潰してしまった
- 川人弁護士の話に思わず首肯したのは…
- このまま膠着状態だと、燃え広がるばかり
「証拠があるならお見せ頂きたい」の一言で大炎上した11月14日の会見でした
あれ? 遺族側は沢山の証拠がある、と言っていたのになぜ??と不思議でした。
大江橋法律事務所の姿勢を問いたい
今日の会見を聞く限り、調査チーム(大江橋法律事務所)が証拠や証言を宝塚歌劇団に伝えず、劇団に都合のいい調査報告書を作っていた、という印象を持ちました。
劇団に都合のいい調査報告書を作っていたのは「忖度」でしょうか?
大江橋法律事務所ってテキトーなの?
11月14日の会見で、時間をかけて、聞き取りを行ったのに何の調査だったのか、と。
せっかく聞き取りをおこなったにも関わらず、報告書に反映されてなければ、聞き取りをしてなかったのと同じですが?
ヒアリングは「プロデューサー立ち会いのもと」、と以前報道されていたので、本気で真実を追求する気がないのだな、と思っていました
劇団に不利になるようなことをしゃべるなよ、という劇団の圧力のようにも感じました。
個人的感触ですが、先に、遺族側弁護士が会見を開かれたので、そのアンサー会見をして、すぐに報告書をあげて!と劇団が指示を出した可能性も。
劇団がやることなすこと、拙速で悪手、のイメージを持ってます。
「まだ十分に調査ができてないから、もう少しお時間を頂きます」、と一旦声明を出し、
しっかり調査をしてからでも良かったのに…
真実を開示する気があるかどうかは別として。
法律事務所は、劇団にせっつかれ、必死で報告書を書き上げる→ 劇団は報告書を入手しました、と発表、会見するという流れかな?
大江橋法律事務所は阪急阪神ホールディングスと関わりがあったことが発覚
劇団は当初「阪急と関係のない法律事務所にお願いする」と言っていたにも関わらず、
大江橋法律事務所の女性弁護士が阪急阪神リテイリングの役員に名を連ねていたことが後からわかりました。
関係あるやん。
隠し通せると思ったのなら甘いとしか。
こういうところにも劇団や法律事務所の不誠実さを感じます。
劇団に頼まれたとしても大江橋法律事務所の側から阪急阪神ホールディングスの会社に役員を出しているので…と断ればいい話。
大きな仕事来た!と受けても、結局バレて心証悪いんですが。
信用に関わるわ、弁護士事務所なのに。
関係がわかって、しかも調査報告書の内容がこのような劇団寄りの内容だと、
11月14日の会見は、最初からパワハラについて認める気がなかったのだな、と思わざるをえません。
調査は、「調査した事実を作る」ための調査だったのかな、という印象を持ちました。
調査チームの質問に真摯に答えた宙組の生徒さんたちは本当に気の毒です。
自分たちの意見が全く反映されていないことに呆然としたのでしょう、
あの会見を聞いて宙組の生徒さんたちは泣いていた、とXでつぶやかれていました。
真実の追求さえ蓋をされる虚無感、
何も変わらない、変わろうとしない、劇団に絶望した涙だったのかなと思っています。
「火傷は大したことがない」、とした看護師に法律違反の疑い
…と遺族側弁護士さんがおっしゃっていました。
やけどの程度は医師が判断できるのであって
看護職は、医師の指示を受けなければ医行為を行うことはできず、また、診断や処方を行うことはできません。
引用元:日本看護協会HP
劇団の医務室の看護師さんは、劇団上層部に聞かれ、とっさに火傷を負わせた方の生徒さんに有利な証言をされたのでしょうか?
これから、いろいろな事が明るみに出てきたら、いい加減な発言をした方は自らの首を締めることになりそうですね。
裁判になった場合、追求されそう。
96期事件の成功体験が改善の機会を潰してしまった
96期の事件は、腸が煮えくり返るような思いでした。
生徒たちが起こした事件とは言え、音楽学校の上層部は、自分たちの監督不行き届きの責任に言及せず。
普通、学校での不祥事があれば、校長なり(大学なら)学部長がまず、自分たちの責任、落ち度について謝罪します。
宝塚音楽学校は一度も謝罪したことはなく、
副校長は、なんと、「歌劇の殿堂」入り
原告に圧力をかけるメモを渡した生徒は、研1にして、『ロミジュリ』ヒロインの一人に大抜擢。
処分するのではなく、優遇するのが宝塚のやり方。
世間の常識の逆をいき、
裁判所からの司法命令を無視、原告と和解に持ち込んで有耶無耶にしました。
この成功体験で、音楽学校が反省の機会を失ってしまったのが残念です。
たらればですが、あの時、きちんと正しい方向に舵を切っていれば、と。
1対多数という構図でいじめた事実を重く受け止め、皆に反省させればよかったのに。
イジメたほうが守られたり
劇団が守りたい方を守ったり、
宝塚歌劇団から、いつから『正義』が無くなってしまったのだろう…
川人弁護士の話に思わず首肯したのは…
本日の会見でも論点がズレていると川人弁護士から指摘がありました。
火傷を追わせた上級生が謝るべきことであるのに、それが行われず、
「誰が漏らしたか」という部分がクローズアップされていた、と言う箇所。
宝塚らしいわ、と呆れた。
相手に火傷を負わせたら、まず謝罪が普通なのに…。
火傷を負った方に心を寄せるのではなく、逆に責める、というのも
劇団らしい常識ハズレの思考だなぁと。
(音楽学校の副校長と同じで)
誰が漏らしたか、は隠蔽体質がここでも発揮されていますね。
本日の会見に対して、また劇団が何か反応をされるのでしょうけど、緻密に考えて、練り上げた文章を出さないと、
足元すくわれるような事態になりかねません。
世間も見守っています。
今年2月1日の文春報道でも「事実無根」などと言ってしまうから、
今になって「ヘアアイロン事件はあった」と嘘を認めることになるのです。
このまま膠着状態だと、燃え広がるばかり
時間がかかればかかるほど、傷口は広がっていく気がします。
いろんなところへ飛び火して、また世間から「宝塚要らん」「潰せ」などと言われてしまいます。
どんどん周囲もヒートアップしているのではないでしょうか?
ぼやのうちに消し止められたら良かったのに、炎上は燃え尽きるまで収まらないのでしょうか。
来年は110周年、5組揃って祝える気がしない。
特に宙組の生徒さんは不安だと思います。
どこかで大鉈を振るって改革をしていただきたいです。
⚠️16時からの会見を見てササッと書いたので、間違ってたらあとで訂正します。