暑苦しく、今日も星組語り。
お付き合いいただける方のみ、どうぞ。
目次:
昨日、スカイステージで初日の様子を視聴しました。
3分の間に場面が切り替わるので、一連の流れはわかった気になっていますが…実際に観ると違った感想になるのかもしれませんね…
今日ようやく『歌劇』1月号の『VIOLETOPIA』の座談会を、昨日の映像を思い出しながら読みました。
今週、観劇しますので、予習も兼ねて、自分用に流れを確認、要点をメモ。
真っ白い気持ちでご覧になりたい方は 今すぐブラウザバックお願いします。
指田先生、一場面ずつ、丁寧に説明、進行してくださっていました。
久しぶりの星組のショーに、組子も嬉しそう
一場面一場面、意図や思いを説明してくださるので演じていくヒントを貰えるのが嬉しい、とこっちゃん(礼真琴)。
第1場 静かな廃墟に蘇る劇場の記憶
音楽:青木朝子先生 振り付け:御織ゆみ乃先生
森に潜む「劇場の廃墟」に青年(礼真琴)がやってくる…
彼が過去を思い出すと劇場の記憶が蘇り、華やかなレビューの世界が展開する…
かつて自分がスターをしていた時の姿が蘇る…シルクハットにマントのこっちゃんの場面でしょうあ。
110年生きているのか、輪廻転生しているのかは自由な解釈でどぞ、と指田先生。
前作が一本物だったので星組のショーをさせていただいている!という嬉しさがある、となこちゃん(舞空瞳)の発言に、星組生は、皆うなづいていたようです^^
ショーは宝塚の真骨頂ですから、観客も、ショーを観ないと帰れないというか…w
ありちゃんは、先生の書かれた歌詞の意味を考えていたけれど、稽古場で先生のお話を聴いて、そういう意味だったんだ!…となった、と打ち明けると…
指田先生:そんなに深い意味はないんだけど…
ありちゃん、_(┐「ε:)_ズコー
皆で「あ、そういうことか!」ってなったよね、とこっちゃんがフォロー
指田先生:そうも取れるかもね、ぐらいでいいですよ、正解は決めてないので。
皆さんの中である程度の共通認識があればいいかなと思います。
指田先生は、あまりガチガチに決めずに生徒裁量で作っておられる部分もあるのね。
普段のショーのプロローグとは一味違う
お芝居っぽいかも?
音楽も色彩豊かで 色んな国を想像させる音階で、現代的だけれどクラシカルでもある、と小桜ほのかちゃん。
天飛華音くんは、今回のショーは音を取るのが、難しい、というのと関係があるのかも?
ざっくりショーの初日映像を観ましたが、自分的には、キャッチーなメロディラインの曲がなくて…全然耳に残らないとう言うか、脳内素通り。
ぴーすけ(天華えま)のエトワールの曲も難しそうだし、感動的な曲ではなかったような…(個人的好みですが)
第2場 バックステージは虚構
多田里紗先生音楽、御織ゆみ乃先生振り付け
裏方青年=暁、ダンサーの女の子=詩に恋をする、という設定。
結婚式に花嫁の元恋人が花嫁を奪いに来て、花婿を刺してしまうという悲劇。
お芝居仕立てのシーンですね。
花婿=天華えま、元彼=天飛華音、それを観る裏方=暁千星
前半は中毒性のある曲、後半はクラシック
第3場 サーカス小屋の宿命
音楽:青木先生 振り付け:湊ゆりか先生
平沢進さんの「パレード」という曲を小桜ほのかちゃんが歌います。
ここは怪しくて恐怖もあって、でもやみつきになる場面、とかりん。
手を叩いたらテントが消えるぐらいの力を持っている座長(極美慎)、こわ〜w
サーカス団員も凝った衣装を来てましたし、独特の雰囲気を醸し出していましたね(初日映像)。
ヘビ役のこっちゃんは、港先生の関節を感じさせない振りをどこまで体現できるか課題にしています。
蛇は座長にも執着している…ってどういうこと?
指田先生が、礼真琴さすがだな、と思ったのは、へびのしなやかさと同時に俊敏さ、牙もちゃんと出せる所、と。
新しい動きをする礼さんが観れる、と指田先生も期待!!
こっちゃんは蛇先輩の映像を見ていまして。(柚希礼音さん?)と研究に余念がない。
第4場(中詰)宮廷と役者と青春
多田里紗先生音楽 KAOLIalive先生振り付け
18世紀 ヨーロッパの宮廷劇場のイメージ
宮廷劇場の衣装が奇抜というか変。
なこちゃんの衣装はお花がついて可愛いけど…男役さんのベレー帽と衣装に付いたファーの色がおそろいでもセンスいまいち…
天飛華音くんが忍び込んでくるところから始まる中詰。華音くんちょい緊張〜
ここは、礼真琴登場して…悩む場面
礼:私自身の役者人生と重ね合わせることができて。やはり劇場、作品に対して、悩みはつきものと言いますか。
葛藤して創るからこそ感動する作品が生まれますし、
《中略》
ふと視野を広げたら皆がいるという安心感、作品って一人で創るものじゃないよね、というところにこの間通した時に落ちたというか。
指田:素晴らしい解釈だと思います…!
引用元:「歌劇」1月号
舞台が劇場、ということもあり、自分の人生になぞらえ、心を込めて演じているのでしょう。
第5場 楽屋、燻る憧憬
極美たちファンの紳士が憧れの女性歌手の楽屋に押しかける…という場面。
ここが若手8名、かりんちゃん中心のダンスシーンか…♪
この曲が、結構難しくて…とかりんちゃん。
Misirlou (ミザルー)エキゾチックなのは、ギリシア人、トルコ人、アラブ人、ユダヤ人たちの間で演奏される曲だから?
第6場 狂乱の酒・観客・酒
音楽:玉麻尚一先生 振り付け:長谷川達也先生(ストリートダンスとコンテンポラリーダンスの融合)
1930年第ドイツのキャバレーが舞台
ありちゃん(暁千星)は、シャンパンの美女! 久しぶりの女装〜!
ありちゃんが組み替えしてきたばかりの全国ツアー公演のショー『Gran Cantante』で女装してましたが、あれはダンスだけでした。
(ショーで)女役として声を発するのは初めてで、勉強だなと刺激を受けているそうです。
なこちゃんのパンツスタイルに燕尾、黒の中折れ帽、というスタイルもクールで素敵。
ここの場面の曲が難しいんですって。リズムも変わるし 色(雰囲気)も変わる
第7場 孤独
青年が一度立ち止まる場面。 「沈黙」を創りたかった、と指田先生。
劇場で生きていくと覚悟を決めた青年(礼)は一人で踊る。
心臓を持っていかれそうなぐらい素敵な曲(礼)
第8場 エントランス・ノスタルジー
音楽:青木朝子 振り付け:御織ゆみ乃
退団するぴーすけ(天華えま)は、映画『カサブランカ』のテーマ曲 「As time goes by」を歌うそうです。
時は流れても本質は変わらない、と歌うので 退団するぴーすけとリンクしたらいいな、との思いで作ってくださった場面。
去っていくけれど思いは残していく、とお伝えできれば… 退団する3人ともご一緒できる。
ここは初日映像で映っていましたね、指田先生ありがとう、と思いました。
第9場 ロケット
ロケットの衣装が…なんともはや…orz
ロケット・ボーイは4名?
第10場 大階段・継承 フィナーレ
未来に向かっていく、近未来の場面。
ディストピア的出で立ち…というのがあのサングラス?
こっちゃんが歌うのは、エルトン・ジョンの「The King Must Die」
王は滅びるもの、でも乗り越えていく、という前向きな意味合いがあるそう。
なんだか、世代交代を予感させるようなタイトルでちょっと切ないわ…
衝撃的な見た目?? すごくかっこいい かっこいい振りを頂いた
突き抜けて未来へ行くというのも面白い
第11場 デュエット
曲は「白い恋人たち」、知ってる、けど曲名が出てこなかった…w
意外にも、トップ娘役が大階段 下手上から登場、トップスターが上手袖から現れる、というイレギュラーな始まり方で…
最初は二人が大階段上で恋の駆け引き的お芝居をしてからの、デュエットダンス。
わりとあっさりめでした。
個人的に好みではないのかも知れない
月組の『万華鏡百景色』もストーリー性のあるショーでしたが、世界感も曲も好きでした。
今回、ぴーすけのエトワールの曲も難しくて耳に馴染みにくく、総じて曲が難しいので、気持ちが乗りにくい。
中詰のディープ・パープルの「ハイウェイスター」は好きですが。
若手8人の場面もK-POP的なダンザブルな曲でレーザービームとかでガンガン行くほうが好きかな?
全部を観たわけではないので、まだ判断するのは早いけど、初日映像とフィナーレを観た感じでは好みの範囲から外れてるわ。
西宮労基署の指導があったせいか、『RRR』で体力消耗するからか、ショーはあっさりめな感じがしました。
また観てきたらレポします。
*歌劇中心に書いたので、もういちど録画みなおして加筆するかもしれません。