『HiGH&LOW THE戦国』2024年2月7日 13時公演を観てきました。
19時公演には星組のメンバーが来ていたようで客席も華やかだったみたいですね、ニアミス、残念!
専科のマイティ(水美舞斗)とせおっち(瀬央ゆりあ)が出演する、ということでエントリーしていた友人がチケット2人分当ててくれたので一緒に観てきました。
目次:
新しく出来たシアターミラノ座
東急歌舞伎町タワー6階に昨年4月にオープン
今回、私達の席は3階だったのですが…
劇場そのものがそんなに大きくない(907席)ので、3階でも梅芸ほど舞台が遠い感じはなく、傾斜も急なのでとても見やすかったです。
舞台上方、見切れはありましたが。
シアターミラノ座のお席、前との間隔が狭く、きつきつ!
女性でも窮屈で足の置き場に困るので、2時間20分休憩なし、は身体に負担 ^^;
休憩時間を作ったら、席を立ったら最後、元の席に戻るのも大変になるでしょう。
ホワイエも狭いので居所がない感じ。
上の階へあがるエスカレーターも見当たらず orz
シアターミラノ座、狭いところに無理やり作った劇場、という感じがしました。
客席、1階、2階、3階、バルコニー席からぐるりとLEDがめぐらしてあり、演出に効果を発揮していたのは、新しい劇場らしい試み。
小劇場だからできることなのでしょう。
⚠️ネタバレあります、ご注意ください
THE 戦国、躍動感にあふれ、ラスト大団円で気持ちいい!
前半の導入部分は自分都合でちょこっと眠たかったのですが、話が進むにつれ、キャストの人物像や、ヒストリーもわかって面白くなっていきました。
宝塚の『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』もSWORD、5つのグループに分かれていましたが、今回も5つの国に分かれているのがEXILE風。
その中で、片寄涼太さんが治める須和国(白)、水美舞斗の治める乃伎国(青)、RIKUさん治める尊武国(赤)、糜爛(びらん)の野望…
ストーリーもさることながら、ヅカファンの目には、スピード感あふれるダンスやバク転、派手なアクションに引き込まれました。
階段下りるのさえ、1段飛ばしはあたりまえ、6段目から飛び降りたり、となにかに付けダイナミック!
マイティ(水美舞斗)が(殺陣で)斬ったらバク転してくださる…と言っていたように、いろんなところでバク転祭。
曲も宝塚では使わないEXILEらしいダンザブルなロック調の曲でのダンスは息を飲むほど魅せられました。
ダンスシーンでのライティング(照明)も音楽に合ったテンションあがる照明でワクワクでした。
宝塚のマイティとせおっちも大活躍で嬉しい
専科のマイティとせおっちが外部出演、と聞いた時は、男役なのか、男役で通用するのか、といろいろ気になっていましたが
結果大正解、男優陣に溶け込んで違和感なし。
少し声のトーンが高いのは仕方がないとして。
マイティは乃伎国のトップ、せおっちは須和国のトップの盟友。
どちらも出番が多くておいしいお役。
マイティは、幼馴染の弦流(藤原樹)から愛の告白を受ける…というダイバーシティを描いていて…
湧水(水美舞斗)の腕の中で亡くなる弦流の最期はとても切ないです。
せおっちは、主演の片寄くん演じる黄伊右衛門の部下でこれまた出番もセリフも多く美味しい♪
さらに壇上でソロのダンスシーンももらっていて目立っていました。
今公演は、マイティもせおっちもいいお役でした。
お二人は、EXILEの皆さんの仲間に溶け込んでいて違和感なし、なのが素晴らしい。
EXILEメンバーも温かく受け入れてくださっているのが嬉しいし、
EXILEのHIROさんに感謝です。
その他衣装、照明、ダンスユニット
衣装担当は、宝塚歌劇の有村淳先生。
チームカラーを生かした衣装がいい感じ。
宝塚版『太王四神記』も担当された有村先生らしさのあるお衣装でした。
照明は上述したとおりですが、ショー要素もあるお芝居の中で視覚効果に訴えるヅカファンの目には斬新な照明が楽しかったわ。
あと、黄伊右衛門(片寄)に取り付く呪いダンサーズのダンスがユニークで見入ってしまいました。
コンテンポラリーぽい振り付けが良かった♪
マイティ、せおっちにとって素晴らしい体験になったのでは?
よく、作品との出会い、お役との出会いの話を書きますが、
専科に異動になったマイティ、せおっちがこの作品、このお役との出会いで
普段のお稽古場とは全く違う刺激、経験を得られたのではないでしょうか。
自分が出演したいと思ってもオファーがないと舞台に立てません。
どんなお役に当たるのかもわかりません。
専科のお二人にとってこの外部出演は退団後にもつながる貴重な経験になったはずです。
今後の宝塚でのパフォーマンスに反映されるといいな〜と思い、楽しみにしています。