宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【花組】ダンオリ・一番踊っていたのは水美舞斗!

DANCE OLYMPIA 2019年1月14日18時公演を観てきました。

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公演LINE UPが出た時に、ダンスが得意な柚香光くんにふさわしい、素敵な作品になるだろう、との予感がありました。

 

2018年12月、現トップ、柚香光、華優希コンビ主演のEXCITER!!2018での歌唱で_(┐「ε:)_ズコーって打ちのめされた苦い経験が、結構トラウマになっていて、不安もありました。

ダンスに特化した作品なので、れいちゃんが自信を持って、存分に踊って客席を魅了するプレお披露目公演。

 

今回、DANCE OLYMPIAを観て、感じた事は、正直に申し上げて、

 

水美舞斗が、一番踊っていて、すばらしかった!!

稲葉先生、ありがとうございます!

できる生徒は、どんどん起用しないと!!

 

ダンスしている時間も、ダンスの難度も、歌唱のシーンも、素晴らしく、これは、柚香光のトッププレお披露目なのか、水美舞斗のための公演なのか、と言うほどに、マイティ(水美舞斗)の活躍が目立っていました!

 

特に、一幕は、れいちゃんより、マイティ(水美舞斗)、永久輝せあ、聖乃あすかの3人が目立っていたように思いました。

 

一幕はストーリー仕立て

オープニング、きれいなカゲソロのコーラスが流れてきて、荘厳な雰囲気、ここは古代ギリシャ。

カゲコーラス;

峰果とわ、泉まいら、都姫ここ、星空美咲

 

ギリシャの戦士・アキレウスが戦いの場から、NYにタイムスリップ。

NYで、戦いで亡くした戦友にそっくりのパットに出会い、ダンスに目覚めていく…と言う、単純な分かりやすいストーリー。

 

英語が話せない(言葉が通じない)ので、アキレウスの心の声がナレーションのように流れるのですが、これが面白い!

ナイスアイデアです!

 

心の声に合わせた、れいちゃんの表情も可愛くて笑えました。

女の子に囲まれて 「嫌じゃない」

マイティたちと踊って「楽しい。。。かもしれない」

一緒に踊りまくって「楽し。。。かった!!」←満面の笑み^^

 

柚香光アキレウスは、NYのブリーゼ(華優希)をギリシャの姫、ブリーセーウスと勘違い。

心の声が姫扱いで笑えました。このシーン、好き♪

 

OLYMPIA THEATERへオーディションを受けに行こう、と言うマイティの「オリンピア」に反応する、アキレウス。

戦死した戦友パトロクロス(水美舞斗)の御霊が祀られているところだ、と思い出して泣き出してしまうアキレウスが可愛いです♪

 

パットの仲間の永久輝せあ、聖乃あすかも、複雑な振りをしっかりこなして見せ場たっぷりもらってましたね。

 

一幕は、トップ娘役の華優希ちゃんの印象がほとんどないぐらい、路線男役のダンスシーンが多く、しかも、どれも難度の高い振りで、ダンサー好きのワタクシ、素晴らしいダンスを堪能しました!!

 

一幕の最後は、またギリシャにタイムスリップで戻ったアキレウス。

NYでひとこちゃん(永久輝せあ)に、買ってもらった服に、「護られてる感じがしないけど、動きやす〜い!」と動いてみせて、まだ、体の中に、ダンスの喜びや興奮が残っていてふと、夢ではなかったことに気づきます。

 

踊る喜びを知ったアキレウスを、れいちゃんが、全身で喜びを表現して、感動的なラストでした。

盛り沢山で感動的な二幕

Japanese Drums

幕開きは、チョンパ。

二幕開演前に、ピロロ〜と笛の音が流れてきたと思ったら、真っ暗だったステージが一転、パーッと明るくなります。

その瞬間、ほぉーと、感嘆の声が客席から洩れます。素敵な演出♪

 

中央に大太鼓が据えられていて、その前に、五つの太鼓を前にする柚香光。

両脇に、華優希、水美舞斗ら路線系、両脇の階段上には、腰から下げた太鼓を叩く若手が配され

ドン、ドン、ドン、という 和太鼓の響きに、こちらの気分も高揚!

打楽器の演奏、って、メロディがないけれど、その分シンプルに、心を揺さぶりますね。つかみはOK!

幕開きに、この場面を入れた、稲葉先生、天晴れです!

 

そして、れいちゃんが、皆さんも、リズムを刻みたくなっちゃったりしてませんか?と。

うん、うん、私も、なにか一緒に、リズムを刻みたかった!

ここからは、クラップで!と、れいちゃん&組子さんたちの手拍子に合わせて、同じリズムを刻みます。

楽しい〜!

Salome

スカステニュースのお稽古場で流れていた、ひとこちゃんが女装のシーン。 

独特の妖しげな雰囲気の中、美花梨乃ちゃんが、語り部としてサロメの心を語ります。

戯曲のサロメは、ヨカナーンの首を所望した、というエグい内容なのですね。。。

預言者ヨカナーンに、聖乃あすかちゃん。サロメはひとこちゃん(永久輝せあ)。

美の対決。

息をもつかせないシーンでした。

ひとこちゃんの女装は、「サロメ」が強いせいか、男役が見え隠れするような? 力強い女装でしたね。

Xango

カポエイラの、森陽子さん指導の、激しいダンス場面。

雷神シャンゴに柚香光、川の女神 オシュンに華優希、

そして、風と雨の女神 イアンサンに水美舞斗。

イアンサンは、情熱を司る神でもあるのだそう^^

 

 

パーカッションの力強い響きは、野生を呼び覚ますような、心地よい躍動感に満ちて。

神と人間の伝令役のエシュに6人

峰果とわ、高峰潤、愛乃一真、翼杏樹、涼香希南、涼葉まれ

激しいカポエイラで魅了してくれました。

 

そして、赤いドレスとヘッドドレスのマイティasイアンサンも激しい動きで観る者を圧倒します。

以前、セニョールクルゼイロでも、同じようなシーンがありましたね、そういえば、あの作品も、稲葉太地先生でした。

マイティの魅力を知り尽くした、稲葉先生だから、またこのシーンを入れてくださったのでしょう、ありがたいです。

 

そして、トップコンビは、というと。。。すごく簡単な振り。

れいちゃん(柚香光)も、前半は、皆が激しく踊る真ん中で、斧を手に、歩いているだけ〜とちょっと物足りなかったです。

 

ここのカゲソロは、一之瀬航季くん、太凰旬くん、力強い歌唱でした。

 

真っ赤な衣装で踊るラテンパッションがあって、

若手の顔が見える、一場面で紹介コーナー?があって。

からの〜

Spanish Fantasy

圧巻!! 素晴らしい!!

組子がひとつになって作り上げる、緊迫感すら漂うフラメンコシーンでした!

ここは、柚香光、独壇場!

サパティアード、という靴音を響かせるフラメンコのダンス。

靴の爪先と、踵に釘が打ってあるそうなのです。それで、あの、タップの様な音が出るのですね。

 

あの、小刻み踏むステップは、すごく、難しいと思うのです。体力消耗しそう。

前方席だと、れいちゃんの、玉の汗が飛び散るのも見える大熱演!

ダンサー、柚香光の、底力を見せつけられた思い。

素晴らしいです!! 感動した!

 

ここの、難しそうな歌唱は、100期の泉まいらくん、一之瀬航季くん。

 

ケーンを使った男役のダンス、マントンを使った娘役のダンス、一連のスパニッシュシーンは、素敵でした。

 

雪組から来たひとこちゃんも、ソロのお歌もらってましたね!

 

Takarazuka

1921年10月15日に誕生した、宝塚花組。100年目となる年で、モンパリや、パレードタカラヅカなどを歌い継ぎました。

 

最後は、エイサー? 沖縄ぽかったですね。

 

第二部は、DANCE DANCE DANCE、と題して、皆さん、いきいきとされてて、元気をいっぱい頂きました。

 

れいちゃん、大成功、おめでとうございます。

 

そして、花組になくてはならない実力者のマイティが足下を固めて。

 

どんな時にも、実力のある生徒が、正当な使われ方をする劇団であることを願っています。

 

明日は、今日の感想を書きます! 今日は、この辺で。。。