2017年、日本中に感動を呼んだビリー・エリオットが帰ってきました
3年前、バレエができてタップができて、歌えて芝居して、アクロバットもできる少年たちがいるのを目の当たりにして 驚きと感動に震えたビリー・エリオットが、梅田芸術劇場に帰ってきました。
オーディションから、長いお稽古期間を経て、ようやく舞台に立てるビリーたち。
今年は、コロナ禍で、中止になってしまった舞台も多かったから、彼らのお稽古の成果を見せる場が奪われたらどうなるの??ととても心配でした。
大人の俳優さんたちは、いつかまたチャンスがあるかもしれないけれど、ビリーに関しては、成長してしまうともう二度とビリーを演じることはできなくなってしまいます。だから、ぜひとも幕を上げてほしかったし 大阪公演の千秋楽まで無事走りきれますように、と祈る思いもありました。
ゴール目前、キャストの皆さんもすっかり本当の家族のように絆ができている感じでした。
今日のキャストは…
ビリー | 川口調 |
お父さん | 益岡徹 |
ウィルキンソン先生 | 柚希礼音 |
おばあちゃん | 根岸季衣 |
トニー | 中河内雅貴 |
オールダービリー | 大貫勇輔 |
マイケル | 菊田歩 |
私の好きなシーンは…
ビリーがオーディション会場でお父さんの前でバレエを踊ってみせるところ
ここは、長丁場のビリーの独壇場!!
川口調くんが、舞台狭しとジャンプしながら移動したり ピルエット回ったり、ピアノの上からアクロバティックに前転して降りたり、と見せ場の連続!!
見応えありました~!! 調くん、頑張ってた!
今日が 調くんの楽なので思い入れもひとしおだったことでしょう♪
前回もこの場面で感動に震えたのでした。
今までバレエを反対していたお父さんが、息子の才能に気づき畏れる場面でもあり、今までの雷オヤジっぷりもどこへやら、お父さんが可愛く見えるの。(*´艸)
ウィルキンソン先生とビリー 二人きりの稽古場
どこかしらツッケンドンなウィルキンソン先生だけど、ちゃんとビリーの才能に気づいて伸ばしてあげようとしているのが ツンデレみたいで面白いですね。
ウィルキンソン先生が、ビリーに大切なものを持ってこさせて…お母さんからの手紙を読むところは…胸が痛い。
バレエは、ハートで踊るのだ、と諭すところがいいですね。
しんみりしちゃう。
オールダービリーとの共演
二幕のオールダービリー(大貫勇輔)とのダンス場面がすごく好き♪
舞台上に何もない、暗い舞台上に シンプルな照明。2人だけで同じ動き。
このシンクロ感がたまらない!
途中からのワイヤーアクションも、気持ちよく…調くんは、高速回転で大変でしょうけれど… 着地したあと心配したけど 全然平気ですよね!!^^;
炭鉱の男たちの応援
最初はバレエなんて、とバカにしていた炭鉱の男たちが、ビリーを応援してカンパしてくれるところもぐっときますし、ラスト、旅立つビリーを送り出す炭鉱夫のヘッドライトがたくさん光っていて うまい演出だな~と感心♪
柚希礼音様 前回より断然よかった!
3年前 2017年のちえちゃんは、今思えば、まだ少し女優エッセンスが不足していたような。
今回のビリー・エリオットでは、よりきめ細やかな感情表現を感じました。
更に、ラスト、みんなでチュチュを着ておどるところ、以前、バレリーナの格好で出てきても なんかしっくり来なかったんですが…
今回はすごく素敵なバレリーナで、美しかった!
とにかく動きがきれい、姿勢がいいだけじゃなく一挙手一投足が美しい!
やっぱりちえちゃんは、ダンサーだわ。
ちょっと疲れているので サクッと感想書き留めました。
今日は、隣が最悪で、全く集中できなかった…。
千秋楽が14日なので、もう一度行けそうにないのが残念。
3年前のビリー・エリオットは、フィナーレ、万雷の拍手でした。
もう、その割れんばかりの拍手を浴びているビリーを観ているだけで涙が流れました。
今回、コロナで客席入場者を半分にしていましたし、1階の後ろの方はかなり空席が目立ちました。
今回のビリーたちにも あんな経験をさせてあげたかったな、と思います。
それでも貴重な経験を生かして、今後につながりますように!