宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

ビリー・エリオット 2回目観てきました!!

Billy Elliot すごく感動したので

 

どうしても もう一度ビリー・エリオットが観たい!と無理やりチケット探して観てきました。

 

10月29日17時公演

 

     171029billy.jpg

     

 

できるだけ 違うキャストで観たかったけど 図らずも 

ビリー(山城力)と ウィルキンソン先生(柚希礼音)が同じキャストでした。

 

ビリーは 未来和樹くんの予定でしたが降板で 代役が山城力くん。

 

お父さん 益岡徹
お兄さん 中河内雅貴
おばあちゃん 根岸季衣
オールダービリー 栗山廉

 

ダブルキャストで両方観たい!!って思わされるのが

本当のダブルキャストのあり方ですよね~

 

いつぞやの「エリザベート」、ダブルキャストの実力に差がありすぎて

チケットの売上偏ったし…。

主催者側もああいう事態が起きないように キャスティングは心して選んでほしい。

 

2回目は、上記表のキャストが1回目と違います。

 

おとうさんは どちらも頑固でコワイのだけれど

ビリーの才能に気づいてからは ふたりともとても殊勝なのが可笑しい。

 

オーディションの最後に ビリーが水を得た魚のように

舞台狭しと踊る姿に

我が子ながら すごい!と カバンを抱えて 身を縮めて見守る 吉田鋼太郎さん

初めて見る 我が子のダンスをぼーぜんと観たあと

「ビリーは俺の息子だ!」と 誇らしげに叫ぶ益岡徹さん。

 

どちらも あり、で こういう違いを観るのがダブルキャストの公演の醍醐味ですね。

 

おにいちゃんは 初回のインパクトが強く、前回の藤岡正明さんの印象が濃いです。

 

おばあちゃん それぞれに よかったです。

私が生まれてはじめて観たミュージカル、キャッツで

久野綾希子さんは 娼婦猫グリザベラを演じておられました。

当時の面影を残されてても おばあちゃん役 

あれから ウン十年ですものね…

 

かわいいおばあちゃんでした。

 

根岸季衣さんは 久野綾希子さんのおばあちゃんより線が太い感じ。

 

面白い!お二人ともお上手でした!

 

ちょっとボケた所が笑いを取りますね~ ミートパイに固執するところや

ビリー宛の手紙が届いた時の家族のドタバタブリが面白かった~^^

 

でも 亡くなった夫を思って歌う歌は心に響きました。

スーツの男たちが タバコをくゆらせながら 

おばあちゃんを通り過ぎていくところが おしゃれな演出でした♪

 

二幕の前半で 炭鉱のクリスマスパーティーの後

一人残ったビリーとオールダービリーが登場して

二人が同じ振りで踊るところが 超絶感動的なのですが

 

今回は栗山廉さん。

バレエのK カンパニーに所属。

ベルギー王立アントワープバレエ学校で学ばれたバレエの王子様。

 

私は大貫勇輔さんが好きなので 1回目はぬっきーで観ましたが

栗山さんのパフォーマンスは羽根のように軽い エアリー感があります。

本当に美しかった!! 固唾をのんで見守ってしまいます。

ずっと観ていたいです、このシーン!!

 

この作品、日本人が観るより イギリス人が観たほうが絶対に面白いと思う。

時代背景を 導入部分でニュース映像を使うことによって、うまく説明しています。

が、そういうことを自然と踏まえて観ることのできるイギリス人になって観たかった。

この 作品の底に流れる 炭鉱の男たちの熱い思いや怒りが

もっと 強くと伝わったのではないか、と。

 

英語が得意な方が観ても 訛が強くて聞き取りにくい方言が原作にはあるそうです。

だから 今回、その訛を日本の「博多弁」に置き換えて 成功していると思います。

 

私の観劇は2回で終わりますけど

せっかくだから別のビリーも観たかったし

 

島田歌穂さんのウィルキンソン先生も観たかったです。

 

この作品を成功させるには まず主演のビリーに高い

パフォーマンスのスキルが求められますから

よくこんな作品を思いついたな、って思いました。

そして 高いスキルが求められても それに応える子供たちが

存在することにも驚かされました。

大きなステージの真ん中で万雷の喝采を浴びる山城力くん。

思わず熱いものがこみ上げてきますよね~

 

集客力の弱い 無名の子役を中心に据えて ココまで人気を上げてくるのは

キャストの力 ストーリーの力 音楽の力。

 

この作品を作った作家さんに心から 拍手!!

 

 

 

今回 全キャスト オーディションで選ばれたとのこと、

舞台でおなじみの顔ぶれが並ぶ中 柚希礼音 見慣れない感じ^^;

宝塚歌劇団 退団から2年余で この役を射止めたことは

ちえちゃん(柚希礼音)にとって とても意義の有ることだと思います。

 

宝塚退団後に歌劇団が用意した作品に出演した時に比べて

ずっとずっと輝いているのは 自信がそうさせているからかも知れません。

一人で歩き始めた 演劇界というフィールドに

しっかりと足跡をつけて 力強く歩んでいる感じ。

これからも 柚希礼音として生きるちえちゃんの成長を楽しみにしています。

 

…と 最後はやっぱり ちえちゃん礼賛。^^;

 

千秋楽も近づいてきました。

最後まで お怪我のないよう務めて頂きたいです。

 

29日、最後はスタンディングオベーション!!

でしたが、 ホールに「公演は終了しました」の無情のアナウンスが流れました…