1月2日に発表になった雪組御園座公演『BONNIE & CLYDE』のその他配役。
すっかり絡みそびれてたので、今更ですが、チェックしてみます。
ルイジアナ州で警官隊によって射殺されるまで、多くの強盗を犯し、少なくとも9人の警官と4人の一般市民を殺害した。ボニーとクライドの犯罪は後に映画化されたほか、舞台、小説、音楽など文化的な影響を与えた。
当時のアメリカは禁酒法と世界恐慌の下にあり、その憂さを晴らすように犯罪を繰り返す彼等の事を凶悪な犯罪者であるにも拘らず、新聞も含めて英雄視する者も多かった。
ボニーとクライド Wikipedia
ブロードウェイ・ミュージカルにもなったボニー&クライドの物語
強盗殺人犯でありながら、「英雄視」された、というのも、禁酒法で鬱憤が溜まった国民がボニーとクライドのギャング一味に、自分たちができない破天荒な生き方に淡い憧れを持っていたのかもしれません。
また、
金持ちに狙いを定め、貧乏からは巻き上げない「義賊的な姿勢」が共感を得た。(Wikipediaより)
納得。
禁酒法が出てくる作品は、宝塚でも多く上演されていて、
昨年2022年は『グレート・ギャツビー』
2021年は『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』
2020年『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』
「禁酒法」というものがどれほど当時の人々に影響を与えていたのか伺えます。
なんのためらいもなく警官や商店主を殺めてしまう彼らは鬼畜なのに、それ故にドラマ性があるのでしょうか?
配役表(99期まで)を見ると、ファミリー色強い?
ボニーとクライドは事あるごとに家族の居るダラスに戻ってきていたそうです。
兄のバック(演:和希そら)と奥さんのブランチ(演:野々花ひまり)も仲間に引き込んだクライド(演:彩風咲奈)。
家族の絆が強かったんですね。
回想シーンは、子供時代の憧れのあの人を思って…?
子供時代のボニーとクライドもキャスティングされています。
ボニーは、女優志望で、子供の頃は優等生だったそうです。
クライドとの出会いで、人生はとんでもない方向へ逸れていきましたが。
子供時代にあこがれていた女優がクララ・ボウ(演:菜乃葉 みと)で、憧れの銀幕のスター★ お目々きらッ♪ なシーンがあるのかも?
…ということは?
クライドは、西部開拓時代のアウトロー、21歳で射殺された ビリー・ザ・キッド(演:星加梨杏)に憧れを抱いていた、とう設定でしょうか?
2012年、青山劇場で田尾下哲さんの演出により上演された『ボニー&クライド』とは趣を異にするような気がしますね。
短くも激しく生きた二人
ボニーは、16歳で一旦 ロイ(演:麻斗海伶)と結婚してます。
ロイは家に居着かず、クライドと恋に落ちて…
逮捕勾留されたり、投獄されたり、脱獄したりを繰り返し、一般市民や警官をためらいなく撃ち殺していました。
保安官や捜査官、バロウ・ギャングの仲間などがキャスティングされています。
英雄視されたこともあったけれど、やはりあまりの行状にバロウ・ギャングの駆除を求める国民の声が大きくなったそうです。
ところで、華世京くん演じるハリーの役どころは?
2012年の『ボニー&クライド』にハリーの名前はありません。
このお役は、ニューキャスト?
もしや、『ボニー&クライド』を傍観するストーリーテラー的な役割でしょうか?
私には、ハリーはギャングの一味には思えないのですが…
ライブ配信、ライブビューイング、土日だといいなぁ…
千秋楽の3月1日は水曜日ですね…
水曜日にお休みの方(宝塚大劇場関係者他‥)もいらっしゃると思いますが…