今日の宝塚歌劇公式HPのニュースに
雪組公演『壬生義士伝』『Music Revolution!』 ムービーページ公開、って見て
「これまでとは全く異なる視点で描かれます」と望海風斗様said
ですよね～、宝塚で 特に和物の雪組は 誠の群像や星影の人などで新選組上演してますから
壬生義士伝が新選組、って聞いて
え～～？ また～？？
て ちょっと以前 「ベルばら」が続いた時の辟易感に似たものを感じたんですが。
えっ？ 浅田次郎作？？
いいんじゃないの～？？ て 態度を変えるワタクシ。
そうだ！！ と、
アマゾンプライムで探したら ありました！
映画「壬生義士伝」
アマゾンプライム会員の方は予習にオススメです！
夕飯の後、観てみました。
ネタバレあります、ご注意ください。
よくある新選組のイメージは 近藤勇、土方歳三、沖田総司の活躍が中心ですけど
この物語は 新選組にやってきた一人の田舎侍の およそ武士とは思えない
人間味あふれる生き様が 彼に反感を抱く 斎藤一の回想で描かれていきます。
幕開けは 明治二十三年の冬の夜。
幼子を連れた 老人が「診てほしい」と医者の門を叩きます。
満州へ引っ越す準備中の医師の机の上に 忘れもしない 奥州藩脱藩し新選組に来た
因縁の男「吉村貫一郎」の写真が写真立てに飾ってあったのです。
医師は吉村貫一郎の幼馴染、大野次郎右衛門の息子・千秋でした。
貧しいながらも 学問を教え、剣を教える 吉村を師と仰ぎ尊敬していた千秋は
騒動の顛末を知っていました。
吉村貫一郎切腹の後、息子は函館へと赴き 若い命を散らし
残された幼い妹を引き取って育て のちに妻とし寄り添って生きていました。
治療を終えて 医師の元を去る 斎藤一の目にあふれんばかりの涙。
壮絶な人生を生きた男への鎮魂の涙なのか…と思いました。
主人公の吉村貫一郎は 愛妻家で子煩悩。
男尊女卑の当時にしては珍しい マイホームパパだったんですね～。
貧困から抜け出すため 脱藩して新選組に入隊。
故郷に置いてきた妻子のために危ない仕事をしたり
「いかほどいただけるのですか？」と恥ずかしげもなく 人前で聞いて失笑されたり…と
「武士は食わねど高楊枝」のようなプライドはまるでない 「武士の風上にも置けない」人物。
それは 一重に家族への愛であって 自分は剣豪なのに 恥を偲んでお金を得てたのです。
最後に瀕死の傷を負って 幼馴染の大野の屋敷に逃げ込んで来ます。
断腸の思いで 切腹を勧める大野。
幼馴染の屋敷で最期のひとときを過ごす 瀕死の寛一郎の脳裏に 故郷の妻や子供たちが…。
それまで険しかった 寛一郎の表情が 柔らかく慈愛に満ちてきて・・・ 泣きました。
◆映画の配役
| 吉村貫一郎 | 中井貴一 |
| 大野次郎右衛門 | 三宅裕司 |
| しづ | 夏川結衣 |
| 斎藤一 | 佐藤浩市 |
ちなみに この映画は2004年日本アカデミー賞で
最優秀作品賞
最優秀主演男優賞（吉村貫一郎：中井貴一）
最優秀助演男優賞（斎藤一：佐藤浩市）
優秀監督賞
優秀助演男優賞（大野次郎右衛門：三宅裕司）
優秀助演女優賞（ぬい：中谷美紀）
と 6部門受賞してます。 （壬生義士伝 Wikipedia 参照ください）
◆宝塚 雪組の配役
| 吉村貫一郎 | 望海 風斗 |
| しづ | 真彩 希帆 |
| 大野次郎右衛門 | 彩風 咲奈 |
咲ちゃん（彩風咲奈）が大野次郎右衛門ということは 友情をメインに？
斎藤一は 彩風翔くんでぴったしカンカン！
イケメンの沖田総司や 鬼の副長 土方歳三、ほか 多彩なキャストが予想されますね！
壬生義士伝、先行画像より 格段に素敵なポスターにわくわくさせられましたし。
楽しみ～♪
今度、本も借りて読んでみようと思います。
宝塚版は 斉藤一の回想という形をとるのか、それとも 吉村貫一郎を中心に
幕末の新選組にスポットを当てて描くのか どちらでしょうか？
なぁ～んて。 予習してても チケット当たるかどうか…
雪組もチケット難ですからね…
今日だって…花組の横アリ全滅の知らせに
奈落の底へ突き落とされたんですけど
突き落とす神あれば 拾う神あり・・・
( *￣)m おぉ！ 神よ～～！！
