宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

夢現無双 観てきました~♪

3月19日11時公演 月組夢現無双と ショー クルンテープ 天使の都を観てきました。

 

夢現無双 (1)

 

 

今日は お芝居の感想を書き留めておこうと思います。

 

 

ネタバレあります、ご注意ください。

 

全く 期待せずに臨んだけど 予想以上に面白い作品に仕上がってました!!

面白かった!!

 

昨夜 鼻が詰まってぐっすり眠れてなくて 途中で眠くなるかな?と思ったのですが 全く眠くならず!!

1回目の観劇が2階、ってのが好きなんですけど 今日は2階から 全体を興味深く拝見しました。

 

緞帳が上がったら ↓ の紗幕が現れるのですが その迫力に 客席からおぉ!って感じで軽くどよめきました。

 

夢現無双 (3)

 

 

お芝居の原作は 吉川英治著「宮本武蔵」で この公演を演出された齋藤吉正先生の思い入れのある作品です。

齋藤吉正先生は 以前 「巌流」という 佐々木小次郎を主人公に お芝居を書かれました。

今回は いよいよ 満を持して宮本武蔵です。

 

巌流島の戦いはクライマックスなので 初日を観てきた友人の感想どおり

そこまでが長いと言えば 長いのですが

私には ひとつひとつのエピソードも面白く 楽しめました。

 

剣の道に生きる 強い男 たけぞう 改め 武蔵!の 珠城りょう

 

美剣士の名に恥じない 佐々木小次郎 美弥るりか

 

不甲斐ない 武蔵の幼馴染 本位田又八  月城かなと

 

3人がとてもいい味をだしていて 月組のトップ3 安定していて観てて楽しい!!

と思ったのに この公演で みやちゃん(美弥るりか)が退団とは…残念です。

 

たまきちは、女帝とも呼ばれた 相手役・愛希れいか様が卒業されて

今度こそ 本当の トップお披露目、な感じがします。

 

トップになった時は 「いきなりならされた」感があって 今ひとつしっくり来ませんでした for me

 

たまきち自身が ようやく「月組トップ」に馴染んだというか 追いついたという感じかしら。

今までで一番 トップらしいトップに感じたのです。

美園さくらという 相手役を得て 今度は自分がリードし 護り、育てていく覚悟ができたからかも知れません。

 

体格の良さだけでなく 佇まいに包容力があふれていました。

今後が楽しみになりました。

 

さて、お芝居の方ですが (前置きが長い…)

 

すごくわかりやすかったです。

 

幼い頃からの 武蔵 お通 又八の関係を描いた後 17歳になるところは

せりあがりで たまきち(珠城りょう)、れいこ(月城かなと)が登場します。

その後 一番奥のせりに 小次郎のみやちゃん(美弥るりか)がピンスポ浴びて登場!

泣かせる演出です。

 

このお芝居も 随所に様々な退団者への愛があふれていてよかったです!

 

武蔵の母役で今公演で退団の玲実くれあちゃんが 一人で舞台中央にせり上がったり。

すごい見せ場ですよね^^

 

ひびきち(響れおな)も柳生石舟斎宗厳という いいお役でしたね。

音風せいやくんは 阿国の夫役でした。

 

 

 

NHKの大河ドラマ 「武蔵 MUSASHI」でも 堤真一さんが 軽妙に演じてらした又八が

やっぱり 宝塚でも テキトーで軽い男で描かれてまして…  (*´艸)

 

客席がドッと笑う場面があるのですが 今日は伏せておきます

そうそう、この作品中にときどき白い烏が登場します。白いカラスは天紫珠李ちゃん。

え~~~~っと 今日のところは それが何の象徴かまではわからず。

でも 紗幕の 中央にも 白いカラスの羽根が一枚描かれているので

なにか意味があるのでしょう。

 

黒い烏たちも トートダンサーズの様に 時々登場します、人が死んだときなど…不吉w

 

血気盛んな武蔵が 沢庵和尚(光月るう)に千年杉に吊るされた所を 

お通(美園さくら)に助けられるのですが その後も 和尚にお前は弱い!と髪を束ねていた紐を切られて

失意のままに 強くなるため 諸国放浪の旅に出るのです。

 

光月るうさんが目立ってました、というか出番が多く ソロのお歌もあり、お上手でした。

新組長、ここまで目立つ!

 

旅の途中で出会った お甲(白雪さち花) 朱実(叶羽時)母娘や 本阿弥光悦(千海華蘭)、

腕試しに行った道場で出会った 吉岡征十郎(暁千星)、柳生の石舟斎(響れおな)、

遊女の吉野大夫(海乃美月)、阿国一座の晴音アキちゃん、音風せいやくん、日観(周旺真広)…

 

盛りだくさんのエピソードが織り込まれて クライマックスへ突き進んでいきます。

 

そうそう、下手すっぽんあたりで 小次郎が胸に十字を切る場面、

キリシタンのベールを被った女性(白河りり)との2人の場面がひっそりと。

 

佐々木小次郎は キリシタンだったので 小次郎を殺す目的で 決闘をさせた、という説もあるらしく

その辺も忠実に描いている 齋藤吉正先生、きめ細かい!

 

というわけで 随所に見どころがあり、楽しかったです!!

 

観劇は 2回目以降が面白いので 次回はもっと楽しめるといいな!!

 

エピソードひとつひとつに絡むと長くなるので割愛させていただきます。

 

まだ 幕は開いたばかり。

これから どんどん練れて 深みを増すことでしょう、次回観劇が楽しみです!

 

 

全くの余談ですが ポスターの話。

 

一般ピーポーの友人が 懸賞で当たったチケットでCASANOVAを観に行ったときのこと。

 

大劇場入り口にポスターが並べて貼ってありますが。

 

月組ポスター もひとつ パッとしないわね。

宙組ポスター きゃ~~~ かっこい~~観たい~~!

 

ってなったそうです。 やっぱり ポスターは大事ですねっ!!

 

知恵を絞って 作ってらっしゃるのでしょうけれど…

月組の「夢現無双」ポスターはなぜか 3人が3人とも 体の向きがいっしょですし

躍動感のないポスターですね。

 

せっかく 有名な 武蔵小次郎の話なのに バラバラ~

心密かに想いを寄せるお通とも 絡みなしで~

もったいないな~

 

ショーの感想は明日書きます♪