宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

「壬生義士伝」 読んでます♪ 感動作だけど…

浅田次郎著 壬生義士伝(上)を読んでます。

 

映画にせよ 舞台にせよ、この原作をあんなふうに料理したんだ~~と驚くやら感心するやら。

 

最初に観たのが映画(中井貴一主演)で すごくインパクトがありました。

 

でも 今小説読んでると 本当に 中井貴一さんって 

浅田次郎先生が描かれたく吉村貫一郎にぴったりはまってますね♪

 

背が高くてヒョロリとしてちょっと猫背気味、いつも白い歯を見せてニコニコ笑っている。

そんな貫一郎像と中井貴一さん、重なります、好演されてました。

 

映画では 元新選組の斎藤一の視点で 回想形式でしたね。

 

原作では 誰かが吉村貫一郎の事を調べていて(まだ明かされていない) 

元新選組隊士で今は飲み屋のオヤジが

ポツリポツリと 過去を思い出しながら語る、という手法。

 

新選組の血なまぐさい話ばかりなのに よく宝塚で舞台化しようと思いついたな、とあっぱれです。

 

映画では 斎藤一がもうひとりの主人公なので 斎藤一のところへ通ってくる遊女?の片思いが描かれてました。

吉村貫一郎とみよの場面はなかったんです。

 

宝塚版は 吉村貫一郎が主役だから みよとの場面があってよかったです。

小説では 吉村を死なせなくないと思う土方歳三の案で 縁談が進められた、と書かれています。

舞台では みよの片思いにして ちょっとドラマ性がUPしましたね^^

 

にしても。

和モノの舞台は 恋愛要素薄め。

慕いあい 相手を思っているのはわかるけど 熱い想いがほとばしらないのが物足りない。

日本は昔から 忍愛が美徳、みたいな所ありますからね~^^;

やはり 感情をストレートに出す 現代劇や海外ミュージカルなどの洋物が楽しいですね。

 

 

和モノの舞台は 人情物や友情や感動できるポイントがあっても

宝塚らしい ラブ要素不足で不完全燃焼気味。

 

感動作でも ヅカファンの求める要素が薄め…

「ヅカファンの求める」 ここポイントです!

 

ヒーロー感のない主人公、というのも意外性があって 泣けるのだけれど

 

やっぱり 乙女心を震わせるのは 強くてかっこいい男!

そして 溢れる愛!

 

いい話だけど 王道からちょっと外れた演目は

たまにはいい。 でも ちょっともったいない。

こんな作品もあった、と語り草になるかもしれませんが…

 

今回 だいもん(望海風斗)ときぃちゃん(真彩希帆)の歌唱力に支えられている部分も大きいと思います。

雪組トップコンビの歌唱力は… 本当に素晴らしいよ。

 

 

190611壬生義士伝

 

だらだらと書いてしまいました… 明日の荷物作らないと…^^;