宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

泣けて、泣けて…花組 MESSIAH

花組MESSIAH BEAUTIFUL GARDEN

7月19日11時公演観てきました.

 

お芝居のMESSIAHも BEAUTIFUL GARDENも素晴らしかった!

 

どちらも何度も何度もリピートしたい作品です!

 

MESSIAHに胸がつぶれる様な 苦しさを覚え

幕間休憩を挟んで

ショー BEAUTIFUL GARDENは それはそれはめくるめく美しく楽しい世界で

 

正反対のテイストのお芝居とショー、

どちらも 濃厚で ダブルでお得な公演です!!

 

 

花組パワーに圧倒されて幕が下りたら もう、ため息しか出なかったです。

 

帰り際に友人が 「MESSIAH」は 「金色の砂漠」を観たときのように

観ていて苦しかった、と。 同感。

 

 

以下 自分用の記録です。

ネタバレありますから まだご覧になってない方は

自己責任でお読みください。

 

 

 

 

 

私も 島の人達の苦しみを一緒に味わって もう ちなつ(鳳月杏=松倉勝家)が憎い!w

…とまで思ってしまいました。 

ちなつ 悪い藩主を好演♪ ^^

 

全編 心を打つ 感動的なセリフが随所にあり 泣きポイントだらけです。

メモしておきたいぐらい。

あぁ 若い頃なら セリフのひとつやふたつ覚えてただろうに

今は…^^;

 

ハラハラドキドキの後 胸のすく場面があり

原田諒先生の演出巧いな~と 手法にヤラれました。

 

天草四郎時貞の 出自もオリジナルですが

うまいストーリー展開になっていて引き込まれました。

 

冒頭から海賊のシーンね。 ワイルドな海賊たち!

嵐で難破するところも 布使いが素敵♪

金色の砂漠みたいに、波の精がダンスとブルーの布で波を表現♪

 

そして 江戸城 奥書院

徳川家綱(聖乃あすか)が 島原の乱の唯一の生き残り 

山田祐庵(=山田右衛門作 柚香光)に真実を教えて欲しい、と請い

 

祐庵(柚香光)の回想から 物語が始まります。

 

最後に島原で右衛門作以外全員が 討ち死にしたところで

再び 冒頭の江戸城に場面転換でもどる流れがとてもわかりやすかったです。

 

あ、今書いてても ちょっとウルッ。

 

 

 

緞帳が上がると 紗幕ではなく、回転する5枚のパネルに 天草四郎泰西王侯騎馬図屏風の図

 

南蛮絵なんですね

    ご参考 → 「南蛮美術の光と影」展@神戸市立博物館  Forth! 2012.5.19

 

180719 (1)

 

パネル回転させると 裏は紅蓮の炎になっています。

 

みりおちゃん(明日海りお)演じる 天草四郎時貞。

難破して流れ着いた天草の領主  益田家の4人目の子供にしてもらったから四郎。

うん、説得力あります。

 

先行画像出た時に かなりの黒みりおで どういう展開になるかと思ったけど

黒みりおではなく 正義感と 男気に溢れた 青年でした。

 

実話は少年、ぐらいの感じで 祭り上げられた「反乱のシンボル」的存在でしたが

 

舞台では ただ祈るだけの民に

命ある今を よりよく生きるために戦うのだ、と諭し 率先して戦いに挑んでいくのです。

 

もうね、このシーンが 感動で 涙、涙です! 熱いものがこみ上げてきます。

皆の心が一つになって パワーを生み出すのが 目に見えました。

 

島民に助けられた命を 今度は島民のために捧げようという 四郎の思いを

みりおちゃんが 大熱演!

踏み絵のシーンも 潔くて かっこいいです!

 

今回 柚香光くん演じる山田右衛門作は

密かに無人島の洞窟で 聖画を描いてる島原の南蛮絵師。

今までにないような 腰の低い役(お侍に平身低頭)で

重い過去を抱えている 抑えめの演技が渋くてよかったです!!

流雨に対する秘めたる思いが 時々チラリズムもいいねw

 

ちなつちゃん(鳳月杏)の悪代官的役割が 話を面白くしていましたね。

圧政に苦しむ農民たちに さらなる仕打ち、ひどい!

そして 自分は搾り取った年貢でお上に石高を偽るわ

見せしめのために 庄屋の家に火を放つわで 

本気で憎い!と思わせるちなつの演技に拍手!

 

天草の 渡辺小左衛門役のあきら(瀬戸かずや)も いいお役でした。

「カリスタの海に抱かれて」の役のイメージでした for me

しっかりもので 頼れる存在で…あぁ この役の新公 亜蓮冬馬くんだったのに…涙

 

今公演で退団の 芝居巧者 タソこと 天真みちる 最後は 

悪藩主に使える家老、やっぱり 悪いw

 

あ、この調子で キャスト全員は無理だから また後日書きます。

 

そうそう あの原城での戦いを大階段を使って、と言ってましたが

大階段、ちゃんと 石段になっていて

階段上で 息絶えた人たちが十字になるって聞いて泣きそうだったんです。

 

ちゃんと十字になるか気になって 泣けませんでしたけど

大階段に 十字架がライトで浮かび上がる演出がうまいな、と思いました。

 

あ、その前に 四郎(明日海りお)が 囚われた 右衛門作(柚香光)を逃してやる件、

もう泣けて…

 

最後に また 冒頭の江戸城にもどり 描きかけのイコン(聖画)を手渡される祐庵(柚香光)。

その絵は手を取り合った一組の男女(みりおちゃんとゆきちゃん)の側にあった、と。

 

かつて 山田右衛門作 洗礼名リノ(柚香光)が描いたイコンだったというのも泣かされました。

 

「その続きを描いてくれ、そしていつか私に見せてほしい」という 家綱(聖乃あすか)の温情に打たれまた泣く。

 

 

 

そして ラストの大団円 

パルテノン神殿を思わせる、と先日友人が教えてくれたシーン。

苦しんで苦しんで 泣き、喚いてた 天草 島原の民衆が

希望に満ちた笑顔、それを見て また ホッとして

みんな救われたのだ はらいそに行けたのだ…と安堵の涙。

 

ラストに神々しいまでに輝くゴージャス ゴールドの衣装で登場の

みりおちゃんとゆきちゃん。 

2人は 天国で結ばれたのだ、と思わせる シーンに 感涙。

 

金色の紙吹雪

 

ふぁ~ ちょっと観てて疲れました…

感情移入すればするほど疲れます。

 

来週は ショーが楽しい2階席から観てきます。

 

他にも感じたことがあれば また書くかもです!

 

が、最高に素敵なショー BEAUTIFUL GARDENも忘れないうちに書かないと…

 

では また 明日!