宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

鳳凰伝に感動!鳳凰伝は役者を選ぶ演目。

朝夏まなと ラストデイですが 友人が取ってくれた

鳳凰伝のチケットが今日だったのでライビュは諦めて 

月組の「鳳凰伝/CRYSTAL TAKARAZUKA」 楽しんできました♪

 

鳳凰伝は 2002年と2003年で宙組で上演されて 今回は15年ぶりの再演。

  

今日一緒に観劇した宝塚師匠と奇跡的にお隣になった

ブロ友のyokkoさんも 宙組の鳳凰伝をご覧になっていて

お二人とも その印象が強かったそうで 当時の花總まりさんの

刺繍のお衣装が豪華で見応えがあったそうです。

 

水夏希ファンの師匠は水夏希演じるバラクの最期が 水の中に仰向けに倒れる、という

大掛かりな演出の思い出を話してくれました。

 

《備忘録》

脚本演出 木村信司

作曲編曲 甲斐正人

振り付け  羽山紀代美 竹邑類 百花沙里

装置    稲生英介

衣装    有村淳

演出補   鈴木圭

 

キムシン先生の演出、すごく素敵!と思ったら

宙組上演当時 日本演劇協会賞を受賞されてたのですね!

 

幕開きは 盗賊のタン(紫門ゆりや)と トン(千海華蘭)が 幕を押し上げて始まります。

その後 盗賊たちに遅れを取ってる~と シンガリで捌けていって 微笑ましい演出。

 

冒頭の山中での カラフ(珠城りょう)と従者のゼリム(蓮つかさ)のシーンも

「亡国の王子」というメルヘンな設定で つかみはOK!

 

 以下 カラフをバラクと間違えている箇所があることを

コメント欄てご指摘頂いたり ブロとも様がLINEで教えて下さいましたので訂正しました。

ご連絡ありがとうございました。

現在打ち消し線を入れておりますが 読みにくいので 後日バラクの部分は

削除いたします。

 

1時間半という短い時間なのに、勇壮なダンスシーンもあるし

聴かせどころもたっぷり 泣かせどころもあって

大満足な作品でした!

 

トップのたまきち(珠城りょう)は 初演の和央ようかさんに

ドンと構えていればいい、とアドバイスされたようですが

もともと 落ち着いた佇まいで 「チャラくない健康優良児」 と

ワタクシ 思ってますので カラフは適役でした。

 

原作の「トゥーランドット」のタイトルロールを演じるちゃぴ(愛希れいか)の

存在感 貫禄 歌唱力 演技力 全てに感服いたしました!!

 

ちゃぴなくしてこの演目は上演できない、

ちゃぴあってこそ、の再演だったように思います。

 

歌いこなすのがとても難しそうな これらの楽曲を歌い、演じることができる生徒は

ちゃぴか 元宙組トップ娘役の実咲凜音か…。

 

ローウ・リン姫の仇を取るという大義名分で次々と異国の王子の首をとるトゥーランドット。

それは 父王に認められたいが為。

女でも 国を治める事ができると 認めてもらいたかったが・・・果たせず

 

カラフの真摯な態度は 氷のようなトゥーランドットの心を溶かして…

 

もう、たまちゃぴの渾身の演技に 引き込まれました!

力のあるトップコンビだと 見応えありますね♪

 

月組に組替えで来た れいこちゃん(月城かなと)は、

美味しい2番手役で All for Oneに続き、たまきちとの絡みが多く

見せ場が多いバラク役、イキイキと演じていて

美貌なのに 黒い役、という美味しい役どころで 観てて楽しかった~

 

お歌頑張ってました! さらに頑張って欲しいです!

 

トゥーランドットのお父さん 中国皇帝は もうこの人しか考えられない

輝月ゆうま

安定感のある佇まい、存在感、歌唱力、いい仕事してます。

 

カラフの父 ティムール王(箙かおる)の世話をする奴隷のタマルを演じた

海乃美月ちゃんの歌唱力に圧倒されました。

奴隷故 絶対に顔を上げてはならない、と誓って うつむきがちですが

その姿は健気で それだけでも涙を誘うのに

 

カラフに思いを寄せる 異国の王女アゼルマ(麗泉里)の前で

愛とはこういう事…と 自分の命をかけてカラフの命を守ってみせたタマルに

思わずすすり泣きが…

 

装置が稲生英介さん。「アリスの恋人」も担当されてました。

 

山中から北京の城壁に変わるところもダイナミックですし

宮殿の壁画はとても中国風でゴージャスな 孔雀や龍の絵で

しばし 心は異空間に遊びました♪

 

衣装は 豪華なコスチューム物担当の有村淳先生。

トゥーランドットの豪華な衣装の数々は ため息モノでした!

(初演の花總まりさんの衣装は 刺繍が施して有り もっと豪華だったらしいですが ^^;)

 

振り付けは躍動感あふれる 舞台を飛ぶように走り去る振りや

兵士や北京の民衆の力強いダンスもあり

お芝居に リズムがあってよかったです。

 

 

 

トッププレお披露目公演「アーサー王伝説」から数えて5作目。

たまちゃぴ トップコンビも佳境に入っており

安定のクオリティーで いいもの観せてもらいました!

 

感動をありがとう♪