宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

「柚希礼音論」を読みました♪

柚希礼音ファンのお友達から回って来た本、

「柚希礼音論」を読みました。

 

 

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あまりに直球すぎるタイトルに、

全く興味をそそられず、

えー、またちえちゃん(柚希礼音)の名前を語った金儲け〜?と

訝しんでしまうという、ワタクシならではのリアクション。

 

それでも、ちえちゃんファンなら、読みますとも!

 

 

 

 

 

 

宝塚で一世を風靡したトップスターさんと

ちえちゃん(柚希礼音)を対比して検証してる手法です。

 

結論(先に言っちゃう?)

 

ちえちゃんは、宝塚ファンではなかった、

それでかなり苦労したようですが

 

逆に、だからこそ、

どうしたら一般のお客様にも観てもらえるのか、

 

その答えは、

心で演じる、でした。

 

柚希礼音は、宝塚歌劇団

その才能を見越して

彼女にスターになるための環境を整えたようです

 

同じか学年の近い有力な生徒を星組から排し

ちえちゃん一人勝ちの状態をつくり

話題になりやすい作品を当てる

 

ちえちゃんの才能と努力と

宝塚歌劇団の盤石のバックアップが

 

宝塚レジェンド 柚希礼音をつくりあげたのだということでした。

 

 

Chapterは10章からなり

天海祐希

大浦みずき

北翔海莉

真飛聖

安蘭けい

真矢みき

真琴つばさ

明日海りお

柚希礼音

 

が、収録されています。

 

私がヅカファン新参者ですから

この本の内容はとても興味深いものでした。

 

まず85期の文化祭は

「礼音の 礼音による 礼音のための文化祭」だったと。

出演回数や登場時間が群を抜いていたそうです。

 

それでも 入団時の成績は2番。

 

成績だけでいったら、

文句なく柚希礼音が全体の主席だったそうです。

 

以下本文引用

実際に歌劇団もそうしたかった。

でも宝塚は、スポンサーとの関係が深い。 中略

85期についてはさる筋から

『初舞台生の主席は、娘役にしてもらえたら』という

要請があったと聴いています。

 

トップ娘役の人事は、○ネ、って聞いたことがあったのですが、

スポンサー絡みは、本当だったんですね??

 

 

 

太王四神記Ⅱ、ロミオとジュリエットオーシャンズ11、ナポレオン

小池修一郎の大作に恵まれています。

 

ダンサーでショースターのちえちゃんには

もっと二本立てが見たかった、という意見も。。。

 

著者は

希礼音は、歌劇団によって用意周到に完成されたトップスターだった

 

と、感じておられたそうです。

にゃるほど

 

神の采配によって出会った

柚希礼音と宝塚歌劇団

 

その出会いが、稀代のトップスター

柚希礼音を生んだのですね〜〜♪

 

 

 

 

興味深い一節があります。

 

宝塚歌劇団はお嬢様芸、学芸会と

揶揄されることが多かったけど

 

石田先生は

「成長過程を含めて楽しむ劇団」とおっしゃったそうです。

 

なるほど

 

それには、長いスパンで宝塚を見続けなければなりませんね。

 

私もようやくファン歴8年を数え

ようやく、その楽しみを満喫しております♪

 

 

 

 

巻末に年表がついていて、

ちえちゃんの足跡、宝塚のトピック、

当時の各組のトップスター

 

この時代はこんな感じだったな、と

振り返るのもたのしいです。

 

さらに

演劇専門誌「ミュージカル」選出

 

2015年ベストミュージカル(宝塚関連)

 

作品部門 新作

第4位 星逢一夜

第9位 TOP HAT

第10位 1789

 

どれも私が好きな作品なので嬉しいです♪

 

POB 22位

Dear DIAMOND!!は 33位。

 

ファンは最高に盛り上がったけど

作品としたら 星逢には勝てませんな、ふむ。

 

作品部門 再演

第6位 ガイズアンドドールズ

 

10位以下略

 

人気女優

第1位 花總まり

第3位 霧矢大夢

第5位 安蘭けい 涼風真世 北翔海莉

第9位 湖月わたる

 

ちなみにちえちゃんは朝夏まなとと同じ18位

22位 礼真琴 25位 紅ゆずる

みっちゃんが大健闘で5位ですね!

 

なかなか興味深いです。

 

ファン必読の書。

 

 

宝塚関連以外の本の感想も書いています、ご興味があればどうぞ♪

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