宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

オイディプス王、良かったよ~~(^-^)v

オイディプス王、観てきたよ~ん♪

 

            オイディプス王_裏       

プログラム裏表紙 去りゆくオイディプス王 哀愁を感じさせる背中?

 

 

バウホールに入った途端、バーンと目の前にひろがる舞台は

いつもより 天井高が高い感じで

厳かな雰囲気のセットが

静かに 芝居が始まるのを待っています。

 

今日は収録があったので気合入ってたかな?

若手の生徒さんたちが大勢見に来られてました。

 

オイディプス王公演、楽しめるかちょっと不安でしたけど^^;

 

名作の誉高いだけあって

 

私の心配を吹っ飛ばす熱演に

眠くならず、ずっとセリフに集中できました♪

 

それはやっぱり 役者が 舞台に引きこむ力があるからなのだと思いました。

専科の作品を観るのは初めてだけど

 

皆さん、芝居のパワーがすごい!

だから 全然眠くならなかったです!

 

ちょっと予習しておいたのもよかったのかな?

 

スルスルっとストーリーが入ってきました。

 

セリフ劇ということもあって 皆さん発音に気をつけてらっしゃったのか

すごく聞き取りやすかったです。

 

声が大きく感じたのは 熱演のためか 

はたまた音響さんがマイクの音量あげてたのか…??

 

 

 

 

 

アポロンのお告げで 国内の災厄の源は国のうちの穢れと。

 

最初にオイディプスが穢れたものを追放せよ、と命ずる

 

しかしながら いろんな人の証言を聞くうちに

自分に思い当たるフシが。。。

 

一枚一枚ベールをはがしていくように

真実に迫るオイディプス

 

途中から オイディプスが何者なのかを悟り

真実を暴くことを 止めさせようとする妻イオカステの

願いも虚しく おぞましい過去が暴き出されるのでした。

 

そんな中、かちゃ(凪七瑠海)がものすごい存在感でした!

幕が開いてから30分(腕時計見た)経ってからの登場ですが

堂々として威厳に満ちています。

立ち居振る舞いも優雅で 慈愛も感じさせます。

お歌もお上手でしたし 

母親のようにオイディプスをなだめたり

毅然と言い放ったり、苦々しい表情など巧みに感情を演じ分け

お芝居に引きこまれました。

 

 

そして オイディプス王の苦悩は…

 

自分がそうとは知らずに、父を殺し

母と交わってしまったこと。

 

後ろの方からすすりなきの洟ジュルジュル。

 

私は、こまちゃん(沙央くらま)@羊飼いの迫真の演技に

思わず 熱いものがこみ上げてう。。うう。。

 

良かれと思ってしたことが、結果的に悲劇を招いてしまうやるせなさ。

 

オイディプスは、父王を殺してしまわないように、と

コリントスを出たのに、結局は実の父 ライオスを殺してしまいました。

 

羊飼いは、「どうして罪もない嬰児(みどりご)を殺すことなどできようか」と

赤ん坊のオイディプスを助けたことで

すべてが明らかになった時、オイディプスを絶望の淵に追いやってしまったのです。

 

オイディプスは、こんな苦しみがあるのなら

いっそ、殺してくれればよかったのに、とまで…。涙

 

オイディプスが殺した テーバイの王・ライオスの代わりに、と

民から請われて王位に付いたのに

その末路は 民から追われる身となってしまった…

 

自らが発した「穢れある者のを追放せよ」は自らに課せられることに…。

 

 

こんな悲劇の中で、天然キャラのコリントスの使者を演じた

悠真倫さんのちょっと ほわっとした演技に救われました。

 

 

みつるくん(華形ひかる)は、さすがの、

轟さんの次に出番とセリフが多くて、

かっこよかったです♪

 

101期生は、ずっと舞台上でしゃがんでて

足がしびれないかと余計な心配、老婆心。

 

コロスのコーラスも、迫力ありました。

 

轟さんは、演技はさすがの堂に入ったもので

王の威厳と苦悩 対極にある感情をうまく表現されてました。

 

ただ。お歌はアカン!! 

高音部今日もかすれてた、聴くの辛い~~~muri_201508212330583ad.gif

 

 

最近の小柳先生✕バウ=外の舞台でも演り尽くされた作品、ですね~