宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【雪組】全国ツアー『愛するには短すぎる』笑いどころ満載で大満足♪

昨日、『双曲線上のカルテ』に出演予定の縣千くんの休演が発表になりました。

 

あがちんの新たな一面を発見できそうで楽しみにしていただけに残念です…

 

今日は全国ツアー公演『愛するには短すぎる』『ジュエル・ド・パリ』観てきました。

2023年8月28日13時公演を観劇しました。

 

⚠️ネタバレあります、私見はいってます、ご注意ください

 

笑どころ満載、彩風咲奈✕朝美絢のコンビ感、最高〜〜!! 

2011年に星組中日劇場公演を観ています。

こんなに笑える、楽しい作品だったかしら?と幕間に友人と顔を見合わせました。

 

2011年、フレッドとアンソニーは、柚希礼音✕凰稀かなめで、あのときもお二人の掛け合いが面白く、話題にはなっていましたが、ここまでは笑ってなかったような?

 

正塚先生らしいトップと二番手の描き方

まっすぐな好青年と、お茶目で要領のいい友人の掛け合いは、

大好きな正塚作品『メランコリック・ジゴロ』にも登場します。

 

ダニエルとスタンの掛け合いが楽しいです。

真面目なダニエルと、悪知恵働くスタン、宙組朝夏まなとと真風涼帆コンビが最高でした for me

 

今回も、真面目なフレッドと、調子のいいアンソニーのコンビがたくさん笑わせてくれました。

 

こういうのは正塚先生のお手のものですね。

 

星組より楽しかったのは、咲ちゃんとあーさの芝居が濃かったから

『メランコリック・ジゴロ』でも、主役のダニエルより、スタンの技量に負うところが大きいと思っています。

お芝居は相手との掛け合いが大事、間が大事。

 

二人が阿吽の呼吸で笑わせてくれて、小気味いい芝居でした。

 

2011年のアンソニー凰稀かなめさんは、さらりとかっこいいアンソニーでしたが、

2023年のアンソニー、朝美絢は、ねっとりと笑いを取りに来るw

 

あーさ(朝美絢)の芝居は、メリハリがあって、間の取り方が上手いから、見せられてしまいます。

きざなポーズや、大げさなアクションもいとわないから「見せ場」になるんですね〜

目が奪われちゃう♪

 

そして、そんなアンソニーに振り回され気味なフレッド役の咲ちゃんも上手い!

朴訥とした上品な好青年というお役がとても似合ってて、お茶目でずる賢いwアンソニーといいコンビ。

 

シリーズ化してもらって、もっと二人の掛け合いを観たいぐらい。

はまっちゃいました。

 

凛城きらは、クスッと笑わせる影の功労者

大真面目にやっていることが面白い、という役どころは、りんきらさんの真骨頂。

 

今回の執事は、りんきらの持ち味を活かせるぴったりなお役♪

フレッドの執事、ブランドン・オサリバン役は、未沙のえるさんが演じてこられました。

 

専科に異動されてからますます芝居に磨きがかかって、未沙のえるさん芸の後継者として、特出でいい味出して頂きたいです。

 

姿勢、歩き方、台詞回し、慇懃無礼な感じw

りんきらさん、グッジョブです!

 

船上で起きるあれやこれやが面白い

バーバラに言い寄るフランクとフレッド

バーバラに気があるマネージャーは、船を降りるなら、一括でお金を返せ、と脅迫めいたふるまいにでてバーバラを困らせていました。

そこにフレッド登場、で難を逃れたバーバラ。

 

真那春人演じるスノードンは、浮気現場をフレッドに目撃される

バツの悪いスノードンと、ただ目撃しただけのフレッドの温度差が面白い。

奥様役の妃華ゆきのちゃんは、休演になり琴羽りりちゃんが代役。

まなはる(真那春人)ほどの芝居巧者が、ここぐらいしか目立つところがなく勿体ない。

 

新人女優・ドリーの自殺騒ぎ

舞台プロデューサー、マクニール・オコーナーの客室に閉じこもって狂言自殺騒ぎを起こすドリー

夢も希望もないから死んじゃう、というドリーに掛け合う  諏訪さきちゃんが上手い!

結局、ミュージカルの主演に抜擢する、という言質を取られて、がっくり…orz

面白すぎます!

 

宝石泥棒

バレエインストラクター、ロバート・ストックトンの宝石が盗まれた!

船内をくまなく探す船員たち、そして乗客は1人ずつアリバイを調べられます。

 

そんな中、バーバラ(夢白あや)は、アリバイを証明するためにはフレッドと一緒にいたことを言わなければならないので言い出せないでいました…

 

ラストは、宝石泥棒も捕まって、めでたしめでたし。

 

海の上の密室空間、船上での諸々も乗せて船はニューヨークへ。

 

線香花火のようなつかの間の恋が燃え上がる

子供の頃に結婚を約束した相手だとわかったフレッドとバーバラ。

ふんわりとした思いを育もうとしているところへ、

来たーっ! 横恋慕アンソニー

 

 

お金もないのにバーバラのために強引に小切手を切って、マネージャーのフランクから開放してあげます。

でも、銀行に持ち込まれる前に、お金振り込まないと不渡りになる〜

ほんとはお金がないの。

 

お金貸して、と調子のいいアンソニーにグイグイこられて、ようやく自分の気持に気が付いたフレッド。

 

ここはホント、テンポよくて笑わされます^^

でも、フレッド咲ちゃんの気持ちにじわ〜っと来るのよ。

 

4日間しかない航海期間。

その中で、思い切り気持ちをぶつけ、確かめあった二人。

いい話や〜〜!

 

船のデッキで夕焼けを見る咲ちゃんと夢白あやちゃんの二人のシルエットが本当に美しくて絵のよう。

 

ラストは、それぞれの未来に…心がホッコリ。

 

この作品、フレッドとバーバラの恋もキュンキュンしますし、

フレッドとアンソニーの友情にもじわ〜としますし、ホント、いい作品!

 

個人的には、フレッドとアンソニーの濃い芝居は ナイスなコンビ感のある咲ちゃんとあーさだからこそ出来たのだと思ってます。

 

雪組の全ツメンバーがこの作品に出会えてよかった、と心から思いました。

 

全国ツアー、長丁場で、移動でも疲れがたまると思いますが、各地の美味しいものを食べて元気に乗り切っていただきたいです!

 

ショーの感想はまた後日…

 

【2023.8.29補足追記】

ロバート・ストックトン   透真かずき→天月翼
オレステス・カラマンディス  天月翼  →麻斗 海伶
エリック          麻斗海伶 →壮海はるま
ルイス           壮海はるま→絢斗しおん

 

ヴィクトリア・スノードン  妃華ゆきの→琴羽りり
リリー           琴羽りり→瑞季せれな