宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【月組】珠城りょう・美園さくらラストデー|桜嵐記・Dream Chaser!大千秋楽を配信で観て

珠城りょう✕上田久美子✕退団公演=桜嵐記 素晴らしいめぐり合わせ♪

退団公演の作品に駄作が多い、というのが通説になっているのは…ファンが期待しすぎて裏切られるからでしょうか?

退団公演だから手を抜いておこう、っていう演出家さんはいらっしゃらないと思うのに、なぜか退団公演って…

 

そんな中、私が大好きな退団公演が、雪組壮一帆さま退団公演の「一夢庵風流記 前田慶次」(大野拓史・作演出)でした。

痛快で、明るくからっとした性格の壮一帆さまにぴったりのハマり役でした。

 

それ以降、退団公演で「前田慶次」を上回るものが無かったのですが、この度!!

「桜嵐記」が素晴らしくて、ナンバーワンに躍り出ました。

 

負け戦と知りながら、忠義を尽くすために戦い死んでいく楠正成・正行親子。

設定がすでに泣かせるのに、

武士(もののふ)の命を桜にたとえることはよくありますが、本作では、吉野の桜とも重なり、美しい背景と切ないストーリー。

 

一人の男が表舞台から消えていくのは、たまきちの退団と重なり、きゅ~んと胸がつまりました。

 

堂々たる立ち姿、武者姿がよく似合うたまきち。

さすがの貫禄。

 

さくらちゃん、美声でのお歌、本当に素敵♪

「I AM FROM AUSTRIA」のお歌で心震わされて気づいたら涙が流れていたのを思い出します。

 

下級生時代から、抜擢が続いていたたまきちを更に有名に?したのが上田久美子先生の演出家デビュー作 バウホール公演「月雲の皇子」。

 

そんなウエクミ先生の思いの詰まった作品で卒業してけるたまきち、幸せ者だな~^^

 

幕間休憩で気持ちを切り替えて!!

 

Dream Chaser! 宝塚らしい素敵なショー、選曲もよくて心の琴線が…

今年に入って「シルクロード」や「Cool Beast!!」のようなストーリー仕立てのショーが続いたから、こんなの観たかった!!っていうショーでした。

花組の「MESSIAH Beautiful Garden」が、お芝居もショーもいい、お得な公演になってましたが、今公演も お芝居もショーも良くて 耳福、眼福でした。

 

感想は前に書いたから割愛しますが大好きなショーのひとつに加わりました!!

 

黒燕尾のたまきちは、まさに「宝塚の正統派男役」という感じで、ひとつの時代を築きましたね。

就任時には、劇団のへんな人事で必要以上のことを言われた感がありますが…

あれからもう5年も経つのですね。

 

最後のデュエットダンス…本当に素敵で…うっとり♪

 

サヨナラショー

トッププレお披露目のアーサー王から始まり、最後はたまきちの代表作?とも言われている上田久美子先生の初ショー作品「BADDY」で終わるというのがいいですね。

 

「カンパニー」からも。青柳さん、すごく素敵なキャラで好きだったので久しぶりで良かった~^^

 

「闇が広がる」や「クルンテープ」。懐かしいわ。

 

なんかあっという間でした…

 

緞帳前で、やっちゃった、「ウィーン満喫ふたり旅」再び

終わりよければ全てよし、という言葉がありますが。

宝塚人生の最後の日の、カーテンコールの最後の最後の緞帳前で、

たまきち、またまた 相手役に塩対応 orz

 

さくらちゃんが、真摯に、ありがとうございました、って言ってるのに、

目も見ずに、「はいはい」。

 

「ハイ」は一回でいい、って習わなかった?

 

普通なら、ここで「こちらこそ 今までありがとう」でしょ?

思ってなくても、言うのが大人。

 

「ウィーン満喫ふたり旅」の塩対応は、スカステ視聴者しか観てないけど、今日の映像は、日本全国の映画館、お茶の間に流れているのですよ?

 

そして、さくらちゃんのファンはもちろん、親御さんもご覧になっている眼の前であの軽んじる態度。

失礼ではないですか?

 

本当は~とか、裏では~というのは言い訳になりません。

映像に映ったものが全てですから、配慮が欲しかったですね。

退団者のみなさま

また、コロナ感染者が激増している東京で、無事に走り抜けられたこと、本当に良かったです!!

 

退団後のお仕事が決まられている方も、そうでない方も、こんな時代ですが、希望を見失わずに第二の人生も頑張っていただきたいです!

 

いつかまたどこかの劇場でお目にかかれたら嬉しいな♪

どうぞお健やかにお過ごし下さい!