宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

夢のバックステージ|宝塚舞台のお仕事

私のブログを読みに来てくださってる方はご存知と思うのですが、ワタクシ、生徒さんはもちろん、作品にももちろん興味があるのですが、同じくらい、バックステージに興味があるのです。

 

先日も、生まれ変わったら宝塚舞台に入りたい、などと…(*´艸) 

 

タカラヅカ・スカイ・ステージの「ステージ・ドア」は、私の大好きな番組なんです。制作秘話が面白いです。

どうやって、あの華やかな舞台が作られるのか興味津々です。

華やかなステージが出来上がるまでの 宝塚舞台の皆さんのお仕事。私達観客には見えないところでの努力が美しい世界を作り上げているのだな、といつも感心しています。

 

で! 今年の2月28日に、朝日新聞夕刊の宝塚の全面広告が出てました。

宝塚歌劇の華麗な舞台を支える夢のバックステージ

という記事風広告。

おぉっ!と 切り取って保存しておりました。いつかこの内容に触れた記事を書きたいな、って思って。

 

今でしょ!

 

宝塚歌劇団が公演を中止しているので ニュースも観劇もない、今がチャンス♪

では バックステージについて 絡んでみます^^

自分のお勉強も兼ねて、ご紹介します。

舞台美術

宝塚歌劇ならではの美しい世界観を生み出し、作品に説得力を与える大きな役割を担うのが、大道具や背景、小道具などの舞台美術。

大道具は 大階段、大小8つのセリ、直径14.6メートルの回り舞台=盆。

セットや背景がを吊り下げる32本のバトンなどと融合し、秒単位の速さで変化することで舞台に立体感を出します。

 

演出上欠かせない小道具は、手紙や新聞には実際に文字が印刷されたり書かれていて、細部まで作り込まれていることで出演者のリアルな演技がひきだされるのだそうです、

「出演者が女性なので重さや大きさには気を配ります」とスタッフ。

が! 「All for One」の時だったか、たまきち(珠城りょう)の剣だけ重くて、扱いが大変だった、ということがありましたね~ 

スタッフさん、このときは気づかなかったんですね。

ルパン三世では、ねずみが出てくるのですが 原寸大だと小さすぎるので、かなり大きなねずみになってました。

試行錯誤でどうすればかっこよく見えるか、観客から観てわかりやすいかを追求されているな、といつも「ステージ・ドア」を観て感動してます。

音響

臨場感あふれる音で迫力のステージを、という小見出し

100本以上のマイクと約200台のスピーカーを駆使して観客の心に響く音を作り出しているそうです。

なんと贅沢な~♪

宝塚大劇場の特色でもあるオーケストラの生演奏と出演者のマイク音量をバランス良く調整するのはスタッフの腕の見せどころだそうです。

それで、劇場では、とってもお上手に聞こえてたお歌が、スカイステージで放送されたときには、えっ??イマイチ??ってなることもありますね ^^;

 

ミュージカルを多く上演する宝塚歌劇だから、「歌詞も聞き取りやすく」することも心がけておられるとのこと。

ありがたいです。

ただ、生徒さんの声がくぐもっていたり 悪声だと 音響さんの仕事にも限界がありそう…

劇場1階客席奥にあるミキサー室では、雨や風、銃声など効果音の操作をされているそうです。

出演者の動きに合わせてタイミングよく音を出すのは 緊張の一瞬、というのを前に「ステージ・ドア」で拝見しました。

剣の刃が当たってシャキーンと鳴るのも タイミングがずれたら台無しですもんね。

衣装

宝塚歌劇の大きな魅力が 豪華絢爛な衣装。

帽子や靴に至るまで、作品のテーマや時代に沿って制作されています。

出演者ひとりひとりに合わせて数ミリ単位で調整。Σ(・ω・ノ)ノ!

男役の立ち姿を際立たせるため、ズボンの裾は後ろ側を長くするなど工夫が施されていいます…

ズボンの裾の件は、どなたかが前にお話されていて知りましたが、ジャケットの肩幅も広めですね。大げさにいうと裃風に出てる感じです。

衣装の点数が多い宝塚歌劇では早替りも多く、本番中の着付けにあたる衣装スタッフは、

「暗い舞台袖での早替りは、焦りがちですが、毎日同じ手順を心がけ、時間のロスを減らしています」とのこと。

大変そうな早替りでは、下級生も手伝ったりしている、と前にどなたかがお話されていました。

柚希礼音様のトップお披露目公演「太王四神記II」では、甲冑?のような衣装に着替えるのが大変で3人がかりだったそうです。

シャンシャン(フィナーレのパレードの持ち道具)も興味津々です。以前 兵庫県立美術館宝塚歌劇100年展があった時にたくさんのシャンシャンが展示されており、公演のテーマに合わせてあるので あのシャンシャンはあの公演だったかしら?とヅカともと話しながら観てました。

多いときは1公演で100本ものシャンシャンを手作りされるそうです。楽しそう~♪

舞台進行

着実緻密な支持で公演をコントロールが仕事。

舞台機構が円滑に動かせるように常に全体を把握しているそうです。

1回の公演で40~50回もあるセットチェンジのきっかけ出しは、たった一人の方で回しているのだそうです。

少しでもタイミングがずれると事故につながるので、初日はものすごく緊張されるそうです。

以前、「ステージ・ドア」で、舞台転換のタイミングと役者の動きを綿密にチェックされているのが映っていました。

一瞬の狂いが 芝居を壊してしまうこともあるから責任重大ですね。

でも このダイナミックな舞台転換が、宝塚歌劇の醍醐味のひとつでもあるので、本当にありがたく思ってます。

 

赤文字のところはテストに出るから覚えておいてね~ って何のテストか。

そうそう、最近、宝塚検定、なくなりました?

一時期、すごく検定がはやってましたけど^^

 

多くのスタッフが力を結集して作り上げる宝塚歌劇の舞台。

「出演者や作品の魅力をもっと伝えたい」

「お客様に宝塚歌劇ならではの舞台を楽しんでもらいたい」という公演に携わる全ての人の熱い想いが、夢のステージをより一層かがやかせているのです。

 2020年2月28日 朝日新聞夕刊 宝塚歌劇広告より 

 おまけ 国内外で活躍するプロフェッショナルたちも参加

外部スタッフが加わることもある、ということで 衣装デザインにコシノヒロコさん、丸山敬太さんが加わったり、

楽曲提供にX-JAPAN YOSHIKIさんや、松任谷由実さんも!

ポスターフォトは、おなじみのレスリー・キーさんや下村一喜さんも参加。

歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんが初めて宝塚の監修にあたる 月組公演「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」。

せっかく 東京オリンピック2020を観に来る海外からのお客様のためにWELCOME TO TAKARAZUKA 、というタイトルにしていたのにオリンピックは延期になるし、コロナのせいで宝塚の公演も見通しは五里霧中ですね。

 

そうそう、星組公演「眩耀の谷」で剣舞を教えてくださったのが、中国のカンフーの世界チャンピオン 陳静先生。春崇役の有沙瞳ちゃんに、琵琶の演奏を教えてくださったのが、中国琵琶アーティストの閻杰(えんき)先生。

一流の先生を招いて指導していただけてありがたいですね。

 

ダンスのコレオグラファーさんは、カポエイラの森陽子さんや いつもお世話になっているKAZUMI BOY先生、SHUN先生、KENTO MORIさんなども…多彩です。

 

これだけの事をされてる劇団て世界中どこを探してもないと思います。

やっぱり、唯一無二の世界観だわ♪ アッパレでございます!!!

 

早く 宝塚歌劇を観たいです!

再開の日まで 皆様お元気で~~!!

 

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