神戸ファッション美術館にて 4月16日から6月12日までの会期で開催中の
華麗なる宝塚歌劇 衣装の世界
観てきました。
宝塚歌劇展で初めて衣装に特化した大規模展示。 約120点が展示され、主な展示内容は、衣装約40点、帽子約10点、靴約10点、シャンシャン(フィナーレ使用小道具)約30点、その他資料(デザイン画含む)約30点、宝塚歌劇関連映像となっている。
展示構成は、第1章から第4章と、Epilogueの5つ。華やかな衣装や舞台写真、映像を用いて宝塚の世界を紹介した後、ファッションや衣装で宝塚の歴史・変遷をたどり、アニメ、漫画、ゲーム原作とした作品の圧倒的な再現性を見ることができるほか、和服をはじめ、中国、インド、欧州、北・南米など、世界中の地域をテーマにした作品から代表的な衣装を展示する。最後は、歌劇展の締めくくりとして、シアターコーナーでの映像と、花・月・雪・星・宙の各組紹介、豪華な大羽根衣装を背景に記念撮影ができる写真撮影可能スペースが設けられる。
クランクイン!! 2022年4月15日より引用
神戸ファッション美術館25周年記念の企画展
5月9日、宝塚歌劇公式HPで「華麗なる宝塚歌劇衣装の世界」展の開催について(再)と改めての案内が出てましたね。
15日まで宝塚大劇場公演がお休みなので、この週末にでも行かれてはどうでしょう^^
昨日は、10時の開館と同時に入館し、細かく見て回り、1時間半ぐらいで回れました。
館内では、フィナーレの映像も流れているので、映像を観るともう少しかかるのかもしれませんが…これは人それぞれでしょうね。
出口のミュージアムショップはプチキャトルレーヴになっていて、
Blu-ray、歌劇などの出版物、ファミリアとのコラボ巾着などのグッズ、お菓子(ハッピーターン、萩の月は取扱なし)などが販売されていました。
Sポイントが付くかどうかは不明。
阪急エメラルドスタシアカードを持っていると、4人まで団体料金で入れます(200円引き)。
65歳以上は500円、更にエメラルドスタシアカード提示で400円、
神戸市内在住の65歳以上は無料!!すごっ!!
アクセスはJR住吉駅で六甲ライナー乗り換え、もしくは 阪神魚住駅で六甲ライナー乗り換え、これが面倒^^;
でも駅からは、シェラトンスクエア2階経由で濡れずに行けるので雨の日でも便利♪
宝塚の生徒さんに興味はあっても衣装に興味のある方は少ないの?
平日の朝一だからかそんなにお客さんは多くなかったです。
カテゴライズされてましたが、リストがないのでうろ覚え^^;
⚠宝塚ファンになった2008年以前の作品については語れず
覚えてる範囲内で(ほんのちょっぴりですが)書き留めておきます。
2014年の衣装展示会の過去記事(過去ブログに保管)も載せてますので、よろしかったら御覧ください。
宝塚歌劇の世界へようこそ
望海風斗、真彩希帆 Music Revolution!、Gato Bonito!!
明日海りお BEAUTIFUL GARDEN
蘭乃はな Le Paradis!!
Délicieux!の可愛いピンクのロケットの衣装と靴も展示
大劇場のセットの模型も。
宝塚の基礎知識もまとめてパネル展示
衣装デザイナーのコーナー
「モン巴里」で使ったデザイン画やパリゼットの台本?なども展示。
有村先生のデザインの「エリザベート」のトート閣下の衣装は、宙組・朝夏まなとトートと、月組・珠城りょうトートの衣装が展示されていました。
鬘は、瀬奈じゅんトート、明日海りおトートのものを展示。
衣装デザインサンプル、こんな布で作るよ、と端切れもありました。
総スパンの布や、珠城りょうトートの衣装のサンプルも。
彩風咲奈 「Fire Fever!」の衣装(衣装担当:河底美由紀先生)のデザイン画も興味津々!!
側章 太細太、石 特大、大、中、小、とか記入してあるのです。
なるほど~
帽子の展示
ロシアン・ブルー 魔法使いの緑の帽子
ME & MY GIRL ランベスクイーンの貝ボタンがいっぱい付いたハット
スカーレット・ピンパーネル マルグリットの帽子
などなど…
外部デザイナーの衣装
高田賢三さん、コシノヒロコさんらのデザイン画と作品が展示されていたのですが、自分が知らない時代のなので、忘れました…orz
原作のある作品の衣装(順不同)
銀河英雄伝説の衣装
初の舞台化で原作ファンを取り込もうという作戦、凰稀かなめ、実咲凜音のトップお披露目公演でしたね~^^
東離劍遊紀の凜雪鴉(りんせつあ)、丹翡の衣装
これは、台湾の布袋劇から生まれた日台合同映像「Thunderebolt Fantasy 東離劍遊紀」の人形のデザインそのまま。
紅ゆずる、綺咲愛里が着用、再現度100%で話題に♪
天は赤い河のほとり カイルの衣装
漫画から起こしたと思われるデザイン画も展示。
中央に、マリー・アントワネット、左にアラン、右にオスカル
ここでは、マリー・アントワネットが心の支えにしていた「ステファン」人形も展示されていましたし、古いステファン人形(過去二代)もガラスケースに収められていました。
思いつくままに列記します…
ショーケースの中には、
眠らない男ナポレオン 戴冠式のマント
展示
異人たちのルネサンス カテリーナのダークオレンジの衣装
クルンテープ 黄色い衣装
風と共に去りぬ スカーレット・オハラの白に緑のリボンの衣装
1789 マリー・アントワネットの水色にお花の付いた衣装
All for One ダルタニアン デニムの衣装
原作のあるものは、もともとの作品世界を壊すことなく、細かいところも作り込まれていますし、衣装の装飾も時代を考えて作られていたり、素材にも工夫があって素晴らしいです。
各種剣も展示されていて、こんなに長いものを身につけて、抜いているんだ、って、舞台上のご苦労を偲びました。
宝塚の「歌劇の殿堂」でも観ることはできますが、一同に会していて圧巻です♪
エピローグは大階段?
Aquavitae!! の真風、まどかちゃんの衣装です。
大階段の前に立つとスポットライトが当たる!
心憎い演出です。
過去のシャンシャン、いくつ分かるかな?
答えはこちら ⇓
答えはこちら ⇓
公演の衣装担当は必ずチェックしてます^^
大劇場公演なら、初日が明けたら、キャスト欄に、スタッフも発表になるので、楽しみにしています。
別箱公演は、プログラムを買ったら一番にチェック。
衣装には期待しているだけに、御園座公演「王家に捧ぐ歌」…(ry
作品をよりリアルなものにするために、宝塚らしい、宝塚でしか作れないような素敵な衣装を、これからもたくさん観たいです。
バックヤードツアー 5000円なら参加します!!
衣装部さんのお仕事が、入ってすぐのブースのモニターで映像が流れて紹介されていました。
衣装の色に合わせて、靴も色を塗っていかれます。
床山さんが、宮廷の官吏の鬘を手入れされているところが映ってました。
100周年の頃のスカイステージの番組で衣装部を紹介する番組があったんですが、たくさんの軍服がハンガーに並んでいて圧巻でした。
シャンシャンを作ってらっしゃるのも、「ステージ・ドア」という番組でよく見かけますが楽しいです!
そんな衣装に対する疑問が
1️⃣ 日々の公演での汗や汚れはどのように落とし、処理しているのか
絶対に汗はかきますから。でも毎日公演があるので洗えないし、どうされているのか?
宝塚劇場千秋楽から東京公演までに一度洗っているのでしょうか?
2️⃣ 新作衣装の他に、過去に使った衣装を「有り物」と言う、と前に何かで読みました。その有り物は、公演ごとに膨らんでいくので、どうやって保管されているのか、と思います。
特に、輪っかのドレスや、装飾物の多いものは、一旦外して収納されているのか、どのように保管されているのでしょうか
3️⃣ 有り物の衣装には「おかき」という小さな布に、着用した人の名前が書かいてあり、縫い付けられているそうです。
大先輩のあの方もこの衣装を着られてたのだ…と胸熱になったり勇気をもらったりするのでしょうね^^
そういう、名物のショーの衣装なども見てみたいです
4️⃣ 東京公演、別箱公演、海外公演など、衣装、大道具、小道具などの運搬も大変だと思うのですが、そんな苦労話を座学で聞いてみたい
衣装部さんのお邪魔にならないようにしますので、「バックヤードツアー」を開催していただきたいです!
宝塚100年への道・・・way to the glory
私たちのような 宝塚ファンが一世紀もの間、綿綿と支えてきた宝塚歌劇
これからも 清く正しく美しくのモットーの下
世界に誇れる 日本を代表する文化の一翼として
これからも ますます輝き続けて欲しいです!