瀬戸かずやはトップ路線ではないけれどグイグイきてます!
花組の頼もしい兄貴・瀬戸かずや様。
かつてはあまり花組公演を観てなかったワタクシですが、2013年のオーシャンズ11から観劇に復帰。
あきら(瀬戸かずや)に、注目しだしたのは、なんと言っても、柚香光 バウ公演初主演の「ノクターン」の父親役でした。
研究科11年目、男役10年を超えて、ちょうどいい感じに板に付いてきたところで♪
渋いオジサマ役がターニングポイントだったのでは?と思います。
『風の次郎吉-大江戸夜飛翔-』の遠山の金さんがまた素敵で~♪
そうこうしているうちに研13でバウホール公演「アイラブアインシュタイン」初主演。
すご~~い!! って思いました。 あれで潮目が変わったような…
ポーの一族のポーツネル男爵は、ダンディ、で本当に素敵な男性を好演♪ 惚れ惚れ。
恋するアリーナでは、アブナイ刑事で、会場を盛り上げました。
そして再びの大抜擢 今度は「マスカレード・ホテル」で東上公演主演!!
花組の別格路線の育て方
瀬戸かずや
花組の生徒の育て方はうまいな~と以前から思ってました。
ここぞ、と言う時に、ポテンシャルのある生徒をちょっと冒険で大抜擢したりして、生徒も期待に応えていい結果だす、っていう流れです。
聖乃あすかちゃんも、徐々に徐々に 使われる場面が増え ポジションがセンター寄りになり、ショーで見せ場をもらうようになる、そんな流れ。
あきらも、少し学年が上がると、ポンと目立つお役をもらったりしてましたし…「リンカーン」では 真っ暗な舞台でただ一人、ピンスポットを浴びて… あの場面を観た時に、すごい!て心の中で叫んでました。
少しずつ 男役としての芯が育ってきたように思います。
鳳月杏
もう月組に出戻り異動してしまいましたが、花組にいた時の役付を見てみると、花組に来てすぐにバウ主演。
「金色の砂漠」で悪王?ジャハンギール、『MESSIAH』 で 松倉勝家と 悪役で度肝を抜きました!
これは、難役でしたけど 注目を集めましたね~!
かと思えば 「はいからさんが通る」のツンデレ編集長青江冬星がはまり役で、話題に^^
そして、『CASANOVA』では、なんと、女役の コンデュルメル夫人 ...... ( ̄□ ̄;)!!
ちなつちゃんは、なんと 高い声も出るようになって裏声も駆使して、素晴らしい歌唱を聴かせてくれました。
花組は、お役の付け方がうまいのか、適材適所のお役で、水を得た魚のように生き生きと演じて 客席のハートを鷲掴みにしてきました。
あきらもちなつちゃんも うまく使っているな~と言う印象です。
トップスターだけじゃない 宝塚の魅力
下級生の頃は無我夢中で、少し落ち着いたら皆男役道を学んでスター路線を目指しますが、学年が上がるとだんだんと役割分担がきまってきますね。
お芝居は団体芸なので 王子様お姫様ばかりでは話が成り立ちませんから 善良な人の役もあれば極悪人の役、年寄の役や子供の役も必要ですから それぞれが舞台の上で精一杯輝いていればいいなと思ってます。
一番明るいライトを当ててもらえるのはトップスターで、真ん中にいるので一番目立ちますけれど、観客は、自分の好きなところや、応援する生徒さんを見ています。どんな端にいても 後ろにいても頑張る姿を見ると あれは誰かしら?後でプログラムで確認しよう、って思います。
先日も言及した スターシステムは、本当に大切です。
が、スター路線とはまた違う 別格路線は、大人の男や、癖のある役を演じるのにぴったりの生徒さんが多く、お芝居に厚みや説得力を出してくれるので 注目しています。
「はいからさんが通る」の瀬戸かずやは…?
柚香光トップお披露目公演が、コロナ禍で、まだ初日の幕が上がっていませんね。
前トップが明日海りお様の時、2番手が柚香光、3番手は…?とはっきりしてませんでしたね。
瀬戸かずやは、別格路線という位置づけだったと思います。
結局 れいちゃん(柚香光)がトップになったら 2番手不在。そのポジションに あきら(瀬戸かずや)抜擢…?
今、あきらが2番手羽根を背負うのかどうかが注目を集めそうです。
久しぶりの「はいからさんが通る」とっても楽しみです!
最近 2番手羽根を背負っても トップにはならないことがある、という認識に落ち着いてますね。
あきらが2番手羽根を背負っても、現トップより 5期上のあきらが次期トップにはならないような気がしてますが?
あきらの羽根のことも…楽しみです^^
「マスカレード・ホテル」の主演は、れいちゃんサポートのご褒美的意味合いだったのか、それとも、バウ主演→東上公演主演→全ツ→トッププレお披露目 の流れに乗っていくのか、これからも 花組人事から目が離せませんっ!