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【宙組】壮麗帝 主な配役に和希そら!!Σ( ̄∀ ̄)

東上公演の2番手役! 和希そらがグイグイ来てる!

昨日発表になった 宙組 春の外箱公演、ずんちゃんこと 95期の桜木みなと主演の「壮麗帝」の主な配役。

主演(スレイマン一世)=桜木みなと、ヒロイン(ヒュッレム)=遥羽らら

ここまで発表されるのが 通常の主な配役発表ですが、今回は 96期の和希そらくんも「主な配役」の仲間入り~

イブラヒム=和希そら

 

和希そら演じる、イブラヒムとは?

パルガル・イブラヒム・パシャ(Pargalı İbrahim Paşa、1493年 - 1536年3月15日)は、オスマン帝国スルタンのスレイマン1世により任命された大宰相(ヴェズィラザム)。1493年ヴェネツィア共和国パルガに生まれ、1536年3月15日オスマン帝国コンスタンティノープル)にて死去。

Wikipediaより引用

 オスマン帝国のスルタン スレイマン一世の大宰相だったとか。

 

イブラヒムは、ヴェネツィア生まれ。幼い頃海賊に攫われ オスマン帝国の宮廷に奴隷として売られました。

そこで 年の近い(1歳イブラヒムが年上)スレイマンと出会い、親しくなります。奴隷とはいえ、宮廷で教育を受けて博学者になっていたそうです。

スレイマンが皇帝に即位したと同時に イブラヒムも様々な称号・地位を得て 軍事・外交面で大活躍し、オスマン帝国で スレイマンと同等の力を持っていたとか…

前の皇帝・セリム1世の娘でスレイマンの妹ハティージェ・スルタンと結婚して、オスマン家への入り婿となっていた?? オスマン家が全幅の信頼を寄せる人物だったようですね♪

外交面で大活躍したイブラヒムが自身の称号を「セラスケル(総司令官)・スルタン(皇帝)」としたため、スレイマンへの冒涜とみなされて 寵を失ったのだそうです。

実際、最前線で一番動いていたのはイブラヒムだったので、そういう称号を使うことで 相手国の信頼を得ることができたのだろうと思いますが…やはり 皇帝は 奴隷上がりの宰相の生殺与奪を握っていたのです。

イブラヒムは 寵愛してくれた皇帝スレイマンの命により処刑されてしまいます。

スレイマンは、イブラヒムの処刑を後悔していた。 20年経って彼が自作した詩の中に友情と信頼について強調した部分があるが、そこに暗示されているのはイブラヒム・パシャの特徴である。

Wikipediaより引用

 

愛憎入り乱れる後継者問題

スレイマンには2人の愛妾がいました。

・愛妾マヒデヴラン・スルタン 1子 ムスタファ

・愛妾(後に皇后)ヒュッレム・ハセキ・スルタン(後宮の奴隷出身)6子 

ヒュッレムは、スレイマンの寵愛により、奴隷から皇后へ異例の転身を遂げた女性。

イブラヒムは スレイマンの後継者に ライバルの愛妾・マヒデヴランの息子・ムスタファを推していたので、我が子の誰かに跡を継がせたいヒュッレムが暗躍して イブラヒムの処刑が決まったのでは、と目されているようです。

 

史実ながら、ドラマティックな壮麗帝とイブラヒムの物語

オスマン帝国の皇子と奴隷という かけ離れた身分でありながら共に育った壮麗帝とイブラヒム。

長じて後も、友情と信頼の上に 二人三脚で国を盤石なものにしていったのに…最後は かつて信頼し、使えていた君主から処刑を言い渡されるとは…なんとも哀しい物語。

 

Wikipedia読んだら ますます楽しみになってきました!

配役発表が楽しみ~! その前に 振り分けも気になります!

2回ぐらい観たい!

 

芝居にも力を入れたい、という和希そらのチャレンジ役

先日も記事にしましたが、リクエストトークで、星組のトップスター 礼真琴をリクエストして舞台にかける意気込みなどを語ったお二人。

もともとダンサーで音楽学校に入ったけれど、歌も、芝居も大切なんだ、と気づかせてくれたのが1期上の先輩、礼真琴だったとか。

歌やダンスはお稽古することで上達できるけど、芝居だけは 出会う作品、頂くお役の中で頑張るしかないので難しい、と話していました。

が、先日観た、「エルハポン イスパニアのサムライ」で演じた「藤九郎」役。抑えた演技で重量感を感じました。

ウエストサイドストーリーのアニータも良かったけれど、オーシャンズ11のライナスもよかったけれど、藤九郎は内面にたぎる 怒りや恨みといったマイナスの感情の表現が巧かったです。

「壮麗帝」では、2番手役で 出番もセリフも今までと比べ物にならないほど多いでしょう。そしてこのイブラヒムという役。さまざまな感情がイブラヒムの中に交錯するでしょうから 演じ甲斐のある役になるのでは、と期待しています!

 

さて、樫畑亜依子先生の作品は…

星組・礼真琴主演「鈴蘭」でデビュー、その後 月組・暁千星主演「Arkadia」。

残念ながらどちらも生観劇叶いませず、「鈴蘭」だけスカイステージで観ました。

中世を舞台に、コスチュームに力を借りた 既視感のある 割とありがちな物語かしら。

Arkadiaもストーリー読んで、ダンサーのありちゃん(暁千星)のための作品なのね、となんか観る前から想像がついてしまう気がして食指が動かず観なかったんですが。

「壮麗帝」は、すでに事実は小説より奇なり、とはこのこと、と言ったドラマティックな人生を歩んでる人たちなので 見応えありそうです!!

素材はすごくいいので 上手にお料理していただきたいです。

 

宙組の中堅も頼もしい

「壮麗帝」で主演のずんちゃん(桜木みなと)は、3番手羽根も背負ってポジション盤石ですね。

各組95期スターの一員で、今度こそ、生え抜きトップが誕生か??と期待がかかってます。

更に 96期の和希そら。入団成績2番、小柄で弟キャラで超かわいいところとのギャップ萌え。

特に、今公演「エルハポン アクアヴィーテ!!」では エルハポンの藤九郎も頑張ってますが ショースター・和希そらは ショー アクアヴィーテ!!で大幅ポジションUP!! 出番、見せ場満載で誰の目にも、おぉっ!!スゴイ!と映ったのではないでしょうか? 

97期の留依蒔世や 98期の瑠風輝と 入団成績上位の実力者がしっかり支えていて 宙組のピラミッドも整っていていいですね。

以前の番手無視の変なキャスティングのときは 宙組から足遠のいていましたが。

壮麗帝にどんな生徒さんが振り分けられるのか キャスティングされるのか 今からとても楽しみです!!

いい作品になりますように!!

◆外部リンク

スレイマン一世(壮麗帝) Wikipedia

パルガル・イブラヒム・パシャ Wikipedia