宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

雪組で上演予定の「ヴェネチアの紋章」の原作本を読みました

ヴェネチアの紋章」の原作本は塩野七生著「聖マルコ殺人事件」

2020年12月 雪組次期トップコンビ(彩風咲奈・朝月希和)お披露目公演は、1991年に花組で上演された柴田侑宏作品 「ヴェネチアの紋章」と発表になりました。

 

11月にスカイステージのアンコールアワーで、「ヴェネチアの紋章」を放送してたのを、タイトルに釣られてちらっと観たんですが、なにせ30年近く前の1991年の作品なので、画像が粗く、観てられなくてすぐ消してしまったんです。

 

ちゃんと観ておけばよかった…

 

ダンサーとして定評のあった、なーちゃんこと大浦みずきさんと、相手役のひびき美都さんの退団公演としても有名です。

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読書感想はこちら ↓

塩野七生著 聖マルコ殺人事件 読了 2021-01-17

 

史実を、原作本よりロマンティックに描く柴田作品

スカイステージの、放送内容紹介のページに、

16世紀前半のイタリアを舞台に、元首の妾腹の子として生まれた男が、恋人のために命を散らすまでを描く。大浦みずきの退団公演。'91年花組宝塚大劇場。脚本・演出は柴田侑宏。大浦、ひびき美都、安寿ミラ 他。アルヴィーゼ・グリッティ(大浦)ヴェネチア元首の息子だったが、妾腹ゆえに貴族と認められず、政治への道も閉ざされていた。親友マルコ(安寿)が成人すると議会入りしたのにひきかえ、恋人の貴族の娘とも結婚できなかったアルヴィーゼは、傷心のうちに、生まれ故郷のコンスタンチノープルへ帰った。10年後、マルコは姪の結婚式のためにヴェネチアに戻ってきたアルヴィーゼと再会する。祝宴の席でアルヴィーゼは元老院議員の奥方と情熱的なダンスを踊ってマルコを驚かせるが、その奥方こそが昔の恋人リヴィア(ひびき)で、二人の恋は再び激しく燃える。折りしも、アルヴィーゼのいるトルコは、ハンガリアをめぐって、ヴェネチアと共にオーストリーと対立していた。そしてアルヴィーゼは、リヴィアとの結婚を実現するために、トルコ軍を率いて隣国ハンガリアを占領し、その王位を手に入れようと、トルコ軍の出兵を画策する。

スカイステージ 番組詳細より

 

16世紀ヨーロッパとオスマン・トルコを股にかける男たち。ものすごくロマンがあります。

原作の主人公は、貴族出身のマルコ・ダンドロ。ですが 宝塚で上演された「ヴェネチアの紋章」では、主人公は、大浦みずき演じるアルヴィーゼ。

遣り手で、行動力がある魅力的なアルヴィーゼを中心に描いたことで成功したのだと思います。

 

宝塚の作品とのつながりを感じて楽しかったのです!

宝塚で上演の作品に登場する人物や団体の名もあがり、16世紀の東ヨーロッパを舞台につながって面白かったです。

 

・父はヴェネチアの元首ながら、母がギリシャ人で妾腹の子、というアルヴィーゼは、生まれ故郷のトルコで大成功を収め、宰相イブラヒムとも親しい仲。

 

ここで登場するイブラヒムは、昨夏宙組で上演された「壮麗帝」に登場してましたね。

イブラヒムを重用するスレイマン1世、その寵妃ヒュッレムは、この本の中ではロクサーナという名で登場しています。「ロシアから来た女」という意味だそうで、ヨーロッパでは、ヒュッレムはロクサーナと呼ばれているようです。

 

ハンガリーを舞台にトルコとハプスブル家が勢力の鍔迫り合いを繰り広げていたのです。国境を接するハンガリーに勢力を広げていくトルコ軍の先頭に立つアルヴィーゼ。

 

エリザベート」の中で、ハプスブルク家は、ハンガリーに侵攻し、オーストリア・ハンガリー帝国を樹立し、フランツ・ヨーゼフとエリザベートが民衆の前で演説するシーンがあります。

 

・原作本の主人公、マルコ・ダンドロは、十人委員会(CDX)にトルコから密書を送っていました。

十人委員会と言えば…花組公演「CASANOVA」にも登場した ヴェネツィアの統治機関。

 

あまり熱心に勉強してこなかった地域・時代のお話ですが、宝塚の上演作品と思いを絡めながら読んで、とても楽しかったです。

 

そしていつもの…登場人物とキャスト表

振り分けが出るまでも、出てからも、勝手に配役して想像するのが楽しいです♪

専科さんは特出されるのでしょうか? 

まだまだ先ですけど 楽しみに待ってます。

     役名 1991年キャスト         役割
     
アルヴィーゼ・グリッティ 大浦みずき ヴェネチア元首の庶子、貿易商
リヴィア ひびき美都 アルヴィーゼの恋人 プリウリの夫人
マルコ・ダンドロ  安寿ミラ 名門貴族嫡子 アルヴィーゼの親友
オリンピア 香坂千晶 マルコの女友達 スパイ
ヴィットリオ 真矢みき ヴェネチア大使貴族の庶子
アンドレア・グリッティ 未沙のえる ヴェネチア元首 アルヴィーゼの父
プリウリ 立ともみ リヴィアの夫
大使ピエトロ・ゼン 磯野千尋 コンスタンティノープル ヴェネチア大使
宰相イブラヒム 舵一星 オスマン・トルコ宰相
メリーナ 北小路みほ アルヴィーゼの母
レミーネ  峰丘奈知 アルヴィーゼのスパイ
ラウドミア 華陽子 アンドレアの孫娘
セバスチャーノ・コンタリーニ  真琴つばさ ラウドミアの夫
スルタン・スレイマン 姿月あさと トルコのスルタン
ロッサーナ(ヒュッレム) 霧原翔子 レイマンの妃
カシム 宝樹芽里 アルヴィーゼの従僕
ヴェロニカ 森奈みはる カシムを慕う小間使
ジョヴァンニ 愛華みれ ヴィットリオの仲間
ダニエリ 匠ひびき ヴィットリオの仲間
エンリコ 夏城令 ヴィットリオの仲間
オルファン  紫吹淳 トルコ軍隊長

 

公演は2021年6月1日(火)~6月15日(火)全国ツアー。

この頃には…コロナが収束に向かい、全国を回れますように…