壮麗帝、無事千秋楽の幕を下ろせたことを心からうれしく思います。
出演者の皆様、お疲れさまでした!
演目発表の時から楽しみにしていましたが 予想以上に…
素晴らしかった~~
昨日も書きましたが、Twitterで、読んだ
ずんちゃん(桜木みなと)真ん中がお似合い!!
ららちゃんが超絶可愛い♪
ずんそら(桜木みなと&和希そら)がいい!
もう、そのとおりですし、たくさんの収穫を発見しました!! もう、後10回ぐらい観たいわ。
何から書き留めておこうか、うまく脳内の整理ができないぐらい、いろんな感情が湧いてきて、今晩寝るのに苦労しそうです。
2時間半の舞台、時間の使い方が巧み、樫畑先生ブラボーです!!
宝塚の1本ものは、休憩30分を除いたら、正味2時間30分。同じ2時間30分でも、もう終わり?もっと観ていたい…と思うのもあれば、ふぅ、やっと終わったというのもあれば、あのシーン長かったな(冗長)と思う作品もあります。
壮麗帝は、プロローグに男役の剣舞や、デュエットダンスも盛り込みながら、随所にお歌の場面もあり、宝塚らしいフィナーレまで付いているのに、本編がうまくまとまってわかりやすい作品でした。
ソロもデュエットも、いろんな生徒さんに歌唱場面を与えたのも良かったと思いました。
主演コンビのずんちゃん(桜木みなと)、遥羽ららちゃんにお歌があるのはもちろんですが、和希そら、鷹翔千空、凛城きら、秋音光、天彩峰里らにも ソロやデュエットがあり聞かされました。
皆さん、お上手でした。
大収穫は、桜木みなとの男前があがったこと!
ずんちゃん(桜木みなと)は、もともと好きな役者さんですが、どちらかというと可愛い系だと思ってました。
オーシャンズ11で、悪役のテリー・ベネディクトを演じてもなお、あまり悪い感じがしなかったんです。
エル・ハポンもダークなお役でしたけどね…
爽やかな笑顔がお似合いのずんちゃん。少年~好青年がハマり役かな、と思ってたんです。
今公演は、スレイマン一世の15歳から中年のオジサマまでを演じ、年齢を重ねて、皇帝として貫禄を付けていくさまをうまく演じてましたね!
お髭効果や 重厚な衣装の効果もあるのかもしれませんが 貫禄十分!
眼力も強く、目線の配り方や、一挙手一投足に重みを感じました。
執務室での台詞回しと、そこで家来が出したお茶を飲む所も好きです。
二幕で、イブラヒム(和希そら)への疑念が膨らんで、苦悩する表情にも心がざわつきました。
これらのことは ずんちゃん自身の努力と演技力で作り上げたものですからあっぱれですが、もうひとつ、
外見。ずんちゃんのお顔がぷっくり可愛い系から、男役らしい精悍なお顔立ちになっていました。
ぐっと見据えた眼差しは力強く、皇帝の意思の現れのようで カッコ良かった・・・
まだ、3番手ですが、ほんに、真ん中がお似合いのスターさんだわ。と再認識!
今日、一緒に観た友人は、ずんちゃん沼のほとりに立っていて、ハマりかかっています。
ちょっと押したらハマるかもです。自分でも「危ない、危ない」、と言ってました 笑
好きな演出
ぐいっと引き寄せて 顎クイからの口づけなど、宝塚らしい演出でしたね♪
長らく 宝塚歌劇は公演を中止していたので、「こんなの待ってた~!!」でした。
ラスト近くの、スレイマンの悪夢。
スレイマンの過去の苦しかった思い出が走馬灯のように…殺された兄上やイブラヒムも登場してのダンスで…スレイマンの心象風景がわかりやすく描かれていました。
やっぱりね、宝塚は心情や、戦いの場面をダンスで表すって必要だと思うんです。
「フライングサパ」は、サパの世界観を大切にするためか? 歌もダンスも極力押さえてましたが、それがワタクシ的に物足りなさを感じさせたんだと思っています。
悠真倫さん演じるマトラークチュをストーリーテラーに持ってきたのも わかりやすくてよかったです。
「ボスニアのレオナルド・ダ・ビンチ」と呼ばれるほど、多才な人だったようですが、先代皇帝の時代から歴史書を書きとめる(史実)役割を担っていたのでピッタリですね。
「天は赤い河のほとり」でも、歴史書を書いていたキックリがストーリーテラーでしたね~♪
衣装や小道具も、オスマン・トルコらしい異国情緒たっぷりで。
ペルシャ絨毯が吊るしてあるバザールの場面=イスタンブールの街が面白いです!
衣装は 私の好きなデザインを多く作られる 加藤真美さん。
有村淳先生の流れを汲む、ゴージャスで華麗な衣装。
娘役さんのプロローグの羽根を広げたような白いドレスもすてきですし ららちゃんのお衣装はすべて素敵です。
スレイマンの衣装の豪華さと言ったら、ビジューがたくさん、羽根や毛皮もたくさん付いて、暑くて重そうですが、重厚感があって、まさに皇帝の出で立ちでした。
以前、「王妃の館」で、現トップの真風涼帆がルイ14世を演じた時に「ロイヤル感」と言う言葉ができました^^
貫禄があってハマっていたからですが、今回の「壮麗帝」のずんちゃんも「皇帝感」と言っていいぐらいハマっていました。
舞台を下りても仲良しずんそら(桜木みなと・和希そら)の関係も面白かったです。
最初の出会いの頃は、ふたりとも(特にずんちゃん)が、可愛い感じの動きや声のだし方で若さを出していました。
才能のある者は、その才能が生かせるように使う壮麗帝。
他の奴隷とは違う目の輝きを見て そらくん演じる奴隷を自分の元に置き、イブラヒムという名を与えました。
力を付けていくイブラヒムと イブラヒムを疑い始めるスレイマンの緊張関係が面白いです。
ハレムは、正妻ですら、我が子が後継者にならなければ正妻と認められない、という掟があり、後継者は有能な者に、と多妻をすすめるスレイマンの母(凛城きら)や正妻(秋音光)などの登場も面白いですが
奴隷あがりの側妻のアレクサンドラに「ヒュッレム=幸せなもの」という名をつけて、生涯愛しぬいた、というのも素敵ですね~♪
ヒュッレムはイブラヒムの処刑のために暗躍した、とWikipediaにかかれていたので悪女のように思っていましたが、宝塚の「壮麗帝」では スレイマンの愛を一身に受けた幸せな妃でしたね。
「フライングサパ」にはなかった笑顔と愛が、「壮麗帝」には溢れていて、幸せな気分にしてもらいました。
宝塚は、こうでなくっちゃ!
18時終了~♪
そこから、アフタートーク、1時間40分^^
お持たせのケーニヒスクローネの近日とシュークリームでお茶しながら、ずんちゃんと宙組の魅力について、潤花ちゃんの宙組でのポジション、今後ありそうな異動のはなしなど 久々のマシンガントークで気がついたら7時半を回っていました…w
楽天テレビをネットで購入してスマホからChromecastでテレビに飛ばして観る、というのが初めてだったので、どきどきしてたけど!! (3500円、損するかと思ったw)
できた~!! めっちゃ嬉しい!
あのね、私、生観劇派。もちろん友人も。
でもね、ライブ配信購入、ありでした!
だって、キャパが898席で公演がたったの8公演しかないんですもの、チケット取れないのに、観たかったらライブ配信しかないですよね?
これから、私のような友の会の新参者には、外箱公演のチケットは当たらない可能性の方が高いです。
じゃあどうするか、となったらライブ・ビューイングかライブ配信です!!
今回、劇団がライブ配信してくださったこと、本当に嬉しく思います。
これからも チケットの取れない公演は、積極的に観ようと思いました。
ライブ配信は、好きなポーズで鑑賞できて 笑 お茶飲んでも、身を乗り出してみても誰にも迷惑がかからないのがいいです!
マイナス点は、
・舞台からのエネルギーを感じられない、
・舞台客席一体となって作り上げる感がない、
・客席の熱気、盛り上がりを共有できない
ことです。
キャスト別は明日書きますが最後に言っておきたい、
壮麗帝、同じメンバーで再演希望!!