『ロミオとジュリエット』上演&CD発売記念特別番組「真実の愛」観ました
何度も記事に書いてますが、私が大好きな作品のひとつが初演の「ロミオとジュリエット」@梅田芸術劇場メインホール。
プログラムの表紙を見た瞬間、こ、これは…素晴らしい!と引き込まれましたが、客席に座ってからが、感動のうねりに飲み込まれて…。
あの、ロミジュリの初演でロミオを演じた元星組トップの柚希礼音様と、
あの時、研2でありながら「愛」というメインキャストを演じた現星組トップの礼真琴の対談。
そして、3月から始まっていた、トップ娘役・舞空瞳ちゃんとの歌稽古の模様、そして、「エメ」を初め、私も大好き、みんな大好きな楽曲を歌ってくれました。
お稽古は3月からすでに始まっていました
番組始まってすぐに、2020年3月、と字幕が出て、ことなこ(礼真琴・舞空瞳)ふたりとも、長袖シャツやカーディガンを着てました。
ロミオとジュリエットの初日は、2021年2月14日ですが、1年近く前に始動してたんだ、とびっくり!
字幕は、3月、6月、9月と出ていました。
歌げいこには、プログラムでお名前はおなじみの 歌唱指導のちあきしんさんやKIKOさん、作曲・編曲担当の太田健先生も指導にあたられていました。
感情をこめる歌い方の指導は興味深かったです。
赤ペンで楽譜にアドバイスを書き込むお二人。
お稽古、早すぎないか?と思ったら…2021年1月8日発売の
ロミオとジュリエット -Special Edion- 2750円 を制作するためだったんですね。
「『ロミオとジュリエット』再演を記念して、礼真琴&舞空瞳が
ミュージカルナンバーから5曲を、公演に先駆けレコーディング!」
01. 世界の王 (歌:礼真琴)
02. 僕は怖い (歌:礼真琴)
03. バルコニー〔愛の誓い〕 (歌:礼真琴・舞空瞳)
04. エメ (歌:礼真琴・舞空瞳)
05. どうやって伝えよう (歌:礼真琴)
06. 世界の王 (カラオケ)
07. 僕は怖い (カラオケ)
08. バルコニー〔愛の誓い〕 (カラオケ)
09. エメ (カラオケ)
10. どうやって伝えよう (カラオケ)
5曲しか入ってないのに、2750円は、世間的に言って高いけど、ヅカファン向けなので仕方ないか…
布教用に買ってプレゼントする、っていうのもありですね♪
歌唱シーンを観て、ロミジュリに期待値、さらにUP~!!
曲を聞いただけでも、泣きそうになる「エメ」。
ことなこのデュエット、とても美しい!
安定感のあることちゃんの低音ヴォイスと、なこちゃんの高音がきれいに合ってます。
なこちゃんの歌唱について、低評価を付ける方もいらっしゃいますけど、他の歌えないトップ娘役に比べたら、お上手です。
とにかく前任は、本当に聴くのが辛かったから、今天国です♪
バルコニーで二人が歌う「バルコニー」。セリフの掛け合いのようなお歌。
これもいいですね~♪
ここの歌詞は セリフの応酬のようで全部好き! 小池先生、さすがです!!
「世界の王」は、ことちゃんの1人三重唱。
ベンヴォーリオ、マーキューシオの別撮りした音源を重ねて。
最後にロミオのレコーディング風景が映りました。
シャウト系の歌い方で 声が伸びていて聴いててすごく心地良いです。
「俺たちの王は俺達なんだ!」 決めてました。^^
「どうやって伝えよう」は、
研5の時に、難しくてもがいた曲だったので、今回リベンジしよう!と意気込んで♪
これは、このCDでしか聴けない、レアなお歌だそうです。
難しい挑戦だったようですが、見事にブレずに歌いきりました!
「僕は怖い」大好きな曲です。
この番組の最後に流れました。
難しい大曲。CD限定バージョンのアレンジだそうです。
CD買わないと聴けないっ!
ことちゃんの憂いを帯びた表情にカメラが寄せて撮ってます。
ことちゃんがリスペクトする柚希礼音様との対談
ちえちゃん(柚希礼音)は、最初、「ロミオとジュリエット」でロミオを演る、と聞いた時、真っ先にシェークスピアの「ロミオとジュリエット」のロミオの白タイツ(←バレエ)を思い出したのだそう。
でも、フレンチミュージカルのロミオとジュリエットを観て かっこよくてホッ♪
初演は、何も考えず、ただ一生懸命にお稽古したのだそう。
梅田芸術劇場メインホールと博多座公演で、稽古期間が短かったので必死だったそう。
ヴェローナの場面から始まりますが、ヴェローナの終わり頃に出番待ちで袖から観てたら、客席の反応がすごくて (劇場全体が)揺れてた!とおっしゃってました。
あの公演は、客席に座れただけで、奇跡のような体験を共有できました。
だから、大好きな作品の一つとして深く胸に刻まれ、いつまでも宝石の様に輝きが色褪せないのだと思います。
他組でも、再演でも「ロミオとジュリエット」は観てますが、あの震えるような感動は、後にも先にも初演だけです。
大好きな作品の一つに、花組の「MESSIAH」がありますが、あの時も、ステージと客席が一つになり、自分の形が消えて脳みそだけ「MESSIAH」の世界へ入り込んだような感覚に陥りました。
素晴らしい作品というのは、我を忘れさせてくれるんです。
話がそれちゃいました。
ちえちゃんいわく、再演ほど恐ろしいものはない、とw
初演から3年経ち、再演では、(10期下の)ことちゃんと親友、という設定なので、ロミオのワンパクな感じや純粋さを作り込んだそうです。
2013年のロミジュリ再演で、新公でちえちゃんのお役=ロミオを演じたことちゃん。
「ちえさんの真似をして歌ってたら怒られた ^^;」と。
きちんと譜面から読み込んで歌わないと、と。
ことちゃんが ちえちゃんにアドバイスを求めました。
初演のロミジュリの時に、フランスまで行って観劇してきたトップ3(柚希礼音、夢咲ねね、凰稀かなめ)。
フランス版は、ほぼコンサートに芝居がついている、と言った感じだったそうです。
それを、小池先生がセリフを書き加えてミュージカルに仕立てあげたそうです。
ことちゃんには、「心情に気をつけながらやってもらお~かな~!」という有り難いアドバイスですが、言い方が可愛かった♪
ことちゃんが体力の維持の秘訣を聴くと…
よく寝て、よく食べること!
そうそう!
ことちゃんは、小学校4年のときからジャズダンスを習い、バレエは、宝塚受験を決めた中2から初めたそうです。
「え? それであんなにくるくる回ってたん?」と驚くちえ様。雰囲気で回ってた…って…勘がいいのか、身体能力が高いのか、どちらにしてもすごい!
とにかく…礼真琴の道をのびのび進んで欲しい!
との温かいお言葉でした。
何度も再演を重ねる価値のあるロミオとジュリエット
この作品も、「エリザベート」の様に、全曲名曲で、再演するたびにチケット難(今後はコロナでどうなるか不明ですが)の人気公演。
お役が少ないので、娘役さんはほとんどがモブですが、組の求心力がUPする演目のように思います。
今、ことちゃんがトップ2作目でこの演目と出会って、三度目のロミオとジュリエットに挑戦できるのも 意義のあることだし、ワタシ的には三度目の正直でやっと歌えるトップ娘役さんで名曲が聴けるのが嬉しいです!!
コロナが猛威を奮っていますので 無事千秋楽を迎えられるよう祈ってます。
柚希礼音様が、コロナに感染された、とのニュースが流れました。
1月8日から 柚希礼音主演の「if/then」が幕を開ける予定ですが、どうなるのか、心配です。
主演は代役を立てるわけにはいかないでしょうし、カンパニーに複数名感染者がいらっしゃるので 公演ができるかどうかは主催者の発表を待つしかないですね。
皆様、大事に至らなければいいのですが…