星組 太陽王チームの皆様
千秋楽おめでとうございます!
本当にお疲れ様でした!
フランスのミュージカル「太陽王」日本初演という
栄誉と重責を担った星組&ちえちゃん(柚希礼音)
前回は「ロミオとジュリエット」という不朽の名作で
ロミオとジュリエットの愛を縦糸に
ロミオと仲間たちの友情を横糸に
ちえちゃんをはじめとする星組のキラ星たちが
素晴らしい作品を織り成してくれました。
今回は、あの高揚感とは一味違う「太陽王」でした。
一人の人間としてのルイの愛や孤独が描かれていて
切ない気持ちになるところが多かったです。
取り巻く女性達との愛も
まっすぐな純愛が成就してめでたし♪という感じがなく
物足りないというか、不完全燃焼気味で
「かもめ」同様、「宝塚的」ではなかったかも知れません。
でも!
星たちを率いて 一際輝く太陽=ちえちゃん(柚希礼音)の
その堂々たる姿を見て、「太陽王」という演目を、
よくぞ星組に回してくださった、と感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は、ちえちゃんを取り巻く女性陣にも話題が集まっていましたね。
どの娘役さんも歌唱力が素晴らしく、
このように、競演となれば さらにブラッシュアップされたことでしょう。
ボーフォール&イザベルの歌唱もよかったです♪
ベニ@ムッシューの歌唱も安定してましたね!
次期トップとして揺るぎない実力をつけてきてる感じ♪
(序破急の頃は、まだ危うかったけど)
で、ちえちゃんの歌が…心に染みる。
デュエットが心地よい♪
太陽王、「朕は国家なり」と 国家元首として最高権力を握っても
初恋の人とは結ばれず
王妃とは愛を育めず
愛妾・モンテスパン夫人を最後には罰して退け
たくさんの女性と睦み合っても満たされず。
最後にフランソワーズにひざまづいて愛を乞う。
王ではなく、一人の人間として真摯に求めた愛を
ようやく得ることができて
熱いものが胸にこみ上げてくるのでした。
そんなルイを演じるちえちゃんにキュ~ンとしちゃいました。
女性たちに向けるルイ=ちえちゃんの眼差しが
ひたむきでいて 自信なさげで
守ってあげたくなる感じ。
太陽王を守ってあげたいだなんて、僭越で恐縮です
この作品、ブロ友のコスモスさんがおっしゃってたように
適材適所の配役で
それぞれの持ち味が活かされて、星組ファンとして、大満足でした♪
ちえちゃんは、歌ってよし、踊ってよし、芝居してよし、
八面六臂の活躍で、
得意のバレエを生かした振り付けのダンスに魅了されたかと思えば
フィナーレの群舞でも 宝塚男役の魅力全開で
フルコースを頂いたくらいの大満足!
初見では、フランス版のシルク・ド・ソレイユ張りの
見た目の派手さがないので
二人芝居と長いお歌に冗長さを感じたのですが
2回目には、音楽がスルスルっと入ってきて気持ちよかったです♪
ロミジュリとはまた違った、胸の深い所にズシンと響いてくる作品。
星組&柚希礼音、
またひとつ 伝説(レジェンド)を作ったのではないでしょうか
今日、千秋楽では
会場の一体感も、熱気もすごかったんでしょうね!
出演者の皆さんの、
やりきった感あふれる清々しい表情が見れたのではないかと思います。
1年前のロミオとジュリエット再演から、フランス物が続きました。
王子、皇帝、太陽王と似た感じの役どころも
次の公演では 専科さんを招いて、
トップでありながら、敵役。
久しぶりに二番手役のちえちゃんが新鮮ですね!
楽しみです♪
ナポレオン集合日から突っ走ってこられた
ちえちゃん、星組の皆様、
本当にお疲れ様でした!
感動をありがとうございました!!
◆Star File
【公演評】星組「太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~」