宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【月組】男を上げた珠城りょうの「ピガール狂騒曲」千秋楽ご挨拶

正確に言うと男ではなく、男役、ね♪

Twitterで話題になってましたね、たまきち(珠城りょう)の千秋楽のご挨拶。

 

今日のスカイステージ、千秋楽のご挨拶を楽しみにしていました。

 

すごくよかった!!

 

たまきちのご挨拶って、立て板に水はいいとして 早口なのか、私の聞き取り力が鈍いのもあってか 脳みその上をススーっと滑っていってしまい、心にとどまることがあまりないんですよね。

たまきちファンの方は、いつでもガッツリ感動されているのだと思いますが、私にはあまり…。

 

コロナ蔓延という状況下での公演だっただけに、珠城りょう様の今回のご挨拶、心に染みました。

 

月組トップスター 珠城りょう ピガール狂騒曲千秋楽ご挨拶

以下、初日映像より抜粋(⚠一字一句を書き留めているわけではありません)

 

この公演のお稽古は昨年3月に始まりました。

様々な時を経て本日ようやく東京公演の千秋楽を迎えることが出来 心からうれしく思うと同時にとても感慨深いです。

気がついたことがあります。

世の中が大きく変化し 移りゆくものもある中で、揺らがないものもあるということ。

それは人への思いやりや絆、愛情です。

共に舞台を作り上げる仲間やスタッフとの絆、私達の舞台を待っていてくださるファンの皆やお客様の深い愛情。

宝塚歌劇にとって皆の心がつながっていることをとても強く実感しました。

 ピガール狂騒曲 千秋楽映像より

 

みえこ先生(専科 松本悠里)ご卒業についても言及。

「今まで 長い間 宝塚を愛し、伝えてこられた思いと伝統を しっかりと受け継ぎ後に伝えていければと思っております。

 月組生は みえ子先生のおかげで贅沢な時間を過ごさせていただきました。」

 

みえこ先生に感謝を述べるたまきちでした。

 

月組の皆が長い時間を共に闘ってこれたのは心を一つに歩んできたからだこそだと思います。

このような私達が作り上げた舞台、

ささやかではありますが、皆様の希望の光となりますことを心から望んでおります。

 

 あぁ~~こんなみんなが愛しい!

 

私達が今、必要とされているのか思い悩んだこともありました。

正直、何度か立ち止まったこともありました。

ここに居ていいんだということを お客様が証明してくださったように思います。

 ピガール狂騒曲 千秋楽映像より

 

 

もう、泣ける~~~!

たまきちが、一言、一言、丁寧に、自分の気持を吐露するのって珍しい気がします。

原稿を覚えてきたようにスラスラとしゃべるので 今まであまり心に響かなかったんですが 今回はヤラれたわ。

 

ご挨拶にもあったように、昨年3月から始まったお稽古。

コロナのための休演で、パン作りに精をだしたり^^; トップとしてのあり方も、いろいろと考えるところがあったかも知れませんが…

4月、桜の咲く頃に、初舞台の106期生を迎えてお披露目公演の幕を上げるはずが、9月の下旬まで伸びてしまって。

大楽は、なんと年明け。年をまたいでしまいました。

 

千秋楽の重みが今までとは全く違います。

千秋楽おめでとう、と言えることがどれほど有り難いことか。

月組の皆様、お疲れさまでした、しばしゆっくり休んでくださいませ。

 

あ、パン作りとか、陶芸とか、こねこねするの、すごくストレス発散にいいらしいですよ~♪

手を動かしていると無心になれますから…^^

 

 

Twitterで話題になってたのが

 

たまきち(ジャンヌ)の影武者は誰が演じているのか、ということでした。

初日開けてすぐに、98期の蒼真せれんくんだと知りました。

 

私の観劇感想には、名前を出してなかったかも知れません。

 

ピガール狂騒曲もようやく幕を下ろして トップ様みずからネタばらし。

 

 

「演出上の関係でプログラムに名前が載らなかった 影武者を演じてくれたのは 98期の蒼真せれんでございます どうぞお見知りおきを…」

 

トップさん自らが紹介してくれて、蒼真せれんくん、嬉しかったでしょうね。

なんだかほのぼのと温かい気持ちになりました。

 

蒼真せれんくんは、立ち姿が美しく、どことなくたまきちに似ていて、声も似てる気がしてました。

声というのは、顔の骨格も影響するそうなので、お顔の雰囲気が似てるということは(身長もおなじぐらいですし)声も似る部分はあるのでしょうね。

 

千秋楽のご挨拶と言えば、いつもは組長の、光月るうさんが温かいご挨拶をされるので聞き入っていますが、今回は、たまきちのご挨拶が印象的でした。

 

ピガール狂騒曲は、ある意味、宝塚的ではない作品でした。

・トップスターの役が女性役

・トップコンビがラブラブじゃない(女役だから仕方ない)

・3番手のありちゃん(暁千星)の使い方がただのダンサーになってしまっている

など、オリジナル作品だけど 「十二夜」がベースなので仕方ないのかな…と思っていたら

演出の原田諒先生に 文化庁芸術祭賞新人賞が、頑張った月組の皆さんにも優秀賞が送られました。

今年退団する珠城りょう、美園さくらのお二人の退団の餞になりましたね。良かった♪

 

おめでとうございます。

 

公演、お疲れさまでした!