月組トップコンビ 珠城りょう、美園さくらの退団公演の初日が2週間後に迫っております。
5月15日土曜日が初日。
最近のスケジュールの見直しで、今まで金曜日が初日でしたが、これからは、土曜日が初日になっていくのでしょうか?
1週間ほど前に、月組の稽古場情報のファーストラン、トップスターと組長のトークがスカイステージニュースで放送されました。
人物相関図も公開されましたので、「桜嵐記」についてわかったことを書き留めておこうと思います。
たまきち、集合日、お芝居の本読みをしたときに
感情がこみ上げてきて涙が出てきそうになって 素敵な本だな、と思ったそうです。
父親のこととか 仲間たちのこととか。
本当に泣いてる ポスターの写真は 一番最後に撮った写真。
いいものが撮れたなと たまきち大満足♥
楠木家は、お父さんの正成の方が有名ですが 正行(まさつら)の最後がドラマティック。
命をかけて闘う南朝の武将です。
たまきちの最後の公演に、るうさんが まさかの たまきち演じる正行の弟役^^
楠木正儀(演:月城かなと)は 南朝と北朝を統合するために尽力した人物なので資料が多いけれど
正行と正時の資料が少ないのだそう。
3人のキャラクターがわかりやすく 描かれていて、
トップの珠城りょうの2期上のちなつ(鳳月杏)が次男の正時ですが、「次男」って感じがするのだそう。楽しみ~♪
三男・正儀役のれいこ(月城かなと)は血気盛んな感じで、末っ子らしい 勢いがある役、と 描き分けられているようです。
謎のキャスト、百合(演:海乃美月)は、人物相関図で、楠木正時の妻、とのことですが、Wikipediaでも 正時に妻がいた事にはなっていないので、架空の人物である可能性が高いと思っています。
正時の資料が少ないからこそ、そこは自由に描けますものね。
ということで、百合の父親の大田佑則も、実在の人物ではないのかも。
百合と正時が夫婦って…「出島小宇宙戦争」で 鳳月杏&海乃美月のお二人のコンビ感が抜群に良かったので、夫婦の場面がどれぐらいあるかわかりませんが 嬉しいです。
冒頭のるうさん(光月るう)となつこさん(夏月都)素敵です!とたまきち。
やはり、大方の予想通り、晩年の正儀と、弁内侍が、過去を回想するところから始まりそう。
見どころ、と言ってもいいほどに るうさんの語りによって 南北朝の時代背景が把握できるらしいです。
すばらしい演出で るうさんの語りと舞台上のパフォーマンスで、南北朝時代を知らなくても大丈夫ですって^^
悲劇と思いきや くすっと笑えるところもあるので 身構えずに観に来ていただけたら、とたまきち。
お父さん(楠木正成)がまゆぽん(輝月ゆうま)で 安心感があります。
まゆぽんは、上背もあるので、お父さん役や貫禄のあるお役にハマりますね。
なんせ…「春の雪」でみりおちゃん(明日海りお)の父親約でしたからね^^
お父さんと子役の場面は、正行の原点が描かれているみたいです。
最後のシーンとか言えないけど お父さんの言葉を聴いたら 力が出てくるだろう、と。
ぽんさん(輝月ゆうま)と、ウエクミ先生が「魂の交流」っておっしゃってたとか。
美園さくらの弁内侍(べんのないし)は、一族が不幸になったので、北朝に対して復讐心を抱いています。
当時にしては力強い女性。世間知らずでもあり 自分の感情にストレートな女性、とはたまきちの弁。
ちなみ(千海華蘭)のジンベイも キャスト発表時は、謎の人物でしたが、人物相関図で、弁内侍の護衛の者とわかりました。
後村上天皇(暁千星)は、自分のことを、朕(ちん)とのたまうそうです。
父の後醍醐天皇は専科の一樹千尋さん、まだお稽古ご一緒してないみたい。
娘役さんも 公卿を演ったり、上級生の娘役が 男役を演ったり
中堅女役は、袴を履いて若武者=花一揆を。
北朝の個性的な面々として、紫門ゆりやの高師直、蓮つかさの高師泰 親子。
ゆりちゃんは、月組生最後の公演で、初めての悪役です、楽しみです。
伯爵のようなお役が多かったけど、やはり個性的なお役や悪役が目立って美味しいですし、役の幅も広がります。
もっと若いうちにいろんなお役ができたら良かったのに…と少し残念に思ってます。
風間もいろいろ悩んでいる、とるうさん。
武将でも高貴な感じを出して欲しい、とウエクミ先生の注文に、役作り中~♪
楠木正成は 農民上がりの下級武士。
南朝が公家たちに下に見られている、という風情を出せたらいいな、とるうさん。
みどころは9場。←プログラムを買わないとわからない。
後醍醐天皇の言葉から始まって…
南朝のために闘って破れていった武将たちの話に ゾクゾクするそうです。
最後の四條畷の戦は 盛り上がる場面。
人と人とのつながりが色濃く出ているそう。
公家と武家の勢力争いの真っ只中で正行が何のために、南朝のために闘ったのか、
わかりやすく 上田組子先生が丁寧に脚本を書いてくださっているそうです。
プロローグは、 一人ずつ出てくる、登場人物紹介的な場面のよう。
南朝の悲劇は、史実そのものがドラマティックなので、それを上田久美子先生が素敵に演出されているのだと思うと 楽しみです!
同じ、トップスターの退団公演、 同じ演出家さんの作品でも雪組とは随分違った趣の作品ですね。
雪組トップコンビ退団公演の「フォルティッシッシモ」は、トップコンビの歌唱力と雪組パワーで乗り切りましたけど、ワタクシ的には作品としてそんなに感動作でもなかったのです。
ウエクミ作品として、こちらの「桜嵐記」に期待しています。
珠城りょう、美園さくらのラストにふさわしい感動作になっていますように…
久しぶりにワイン飲んだら、ソファで爆睡してしまって ダラダラ書きになってしまいました…あ~あ。