宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【宙組】和希そらの新境地! 夢千鳥 の世界に酔う

公演中止前の貴重な公演を観ることができました!

ヅカともさんから、昨日の夕方お誘いいただいて…「夢千鳥」観ることが叶いました。

本当にありがたいお声がけ、感謝です!幸せです!

 

ダンサーのそらくんの、バウ初主演「ハッスルメイツ!」で、存分にダンスも歌も楽しませて頂きました。

今後はお芝居を頑張りたい、とスカイステージトークリクエスト「礼真琴・和希そら」で、話していたそらくん(和希そら)。

 そして巡ってきた バウホール公演主演!

 

あぁ、それなのに、明日 4月26日から公演中止。

今公演18公演中、6公演しか上演できないなんて…

 

ぜひとも、劇団には、どこかで公演継続を検討していただきたいです。

一人でも多くの人に観て頂きたい素晴らしい舞台でした。

 

今日、客席にカメラは入っていなかったと思うのですが、スカイステージで初日映像を全編撮影してあるのかしら?

今回、観れなかった友人たちが、スカイステージでの放送を楽しみに待っています!

 

この作品、名作の部類…私の中では明日海りお主演「春の雪」のような、心に残る作品でした。

皆に観て欲しい名作!!

 

貴重な公演ですので、心して観て参りました。

初日を観てこられた方が絶賛されていたので、楽しみにしてました♪

何から書いたら良いのかしら?と迷うほどに、全編、素晴らしかったです!

 

・ダンサー和希そらが、芝居で新境地で、魅せてくれました。

・客席に伝わってくる宙組の「夢千鳥」組の熱演。

・世界観が素晴らしく、演出の妙が随所に!!

和希そらの魅力全開!!

大人の色気

そらくんは、お茶目な笑顔が「可愛い」、少年ぽさが魅力です。

その上「WSS」や「アナスタシア」などの女役でも定評があります。

が、今公演で、グッと大人の色気が…(*´艸) ポスターからしダダ漏れでしたね。

舞台でも、着流しの裾から見えるおみ足、チラリズム (*´艸)

 

そして、ウェービーな前髪が、ハラリと顔にかかるのが、これまた素敵!

 

彦乃に見せる笑顔とは正反対の他万喜へのいらだちの表情。

時として、苦渋に満ちた表情、時として、憂いを帯びた瞳…

もう、そらくんに翻弄される ワタクシの感情っ!!

心を鷲掴みにされました!

芝居

いきなりハードルの高い、二役で主演!

故に、出突っ張り!! しかもダンスシーンも盛り込まれていて、とても贅沢な舞台でした。

竹久夢二の惚れっぽくて、ワガママなダメンズぶりも巧いし、妻の他万喜への暴力シーンもチャレンジでしたね。

妻・他万喜には、ツレナイくせに、他万喜が、他の男の視線を集めるとジェラシーが燃え盛る。

一番、ストレートに感情をぶつけられる相手が他万喜、彼女なら、なんでも受け止めてもらえる、と甘えがあるんですね。

そらくん(夢二)と峰里ちゃん(他万喜)のバトルを、タンゴダンスで表現しているのですが、圧巻でした!!

主演のお二人の他にも3組のタンゴダンサーズが華を添えて。

険しい表情で、緊張感漂うダンスの最後は、熱いくちづけ!

愛憎のぶつかりあうシーン、迫真のダンスでした。

 

公演解説では、映画監督の白澤優二郎が主人公のようですが…夢二として生きてるほうが長かったです。

夢二と、3人の女性との関係も濃厚に描かれていて、芝居にのめり込みました。

ダンス

 ラスト 過去の皆の言葉が突き刺さって 苦しみ悶えて踊るそらくん。

出だしはサイドスポットライトで緊張感のある始まり。

何の舞台装置もない舞台でピンスポ浴びながらのダンス。

たった一人でバウホールの空間を埋めます!

すごい存在感、素晴らしかったです!

今回、振り付けに原田薫さんが入ってらっしゃるので、ここの振り付けはジャズダンサーの原田薫さんかな?

そらくんは、宝塚の生徒さんで多い「バレエ出身」のダンサーではないです。

岡山のダンススクールでは、のびのびと自由に踊ることを指導されていただけあって、ジャズダンス、力強く、素敵でした!

フィナーレ

バウホール公演は、そらくん主演の「ハッスルメイツ!」や花組の「セニョールクルゼイロ」「Dream On!」などのショー作品もありますが 基本お芝居一本物。

 

お芝居一本物でも少しだけフィナーレのショーが付くことが多いですから、ダンサーそらくんの主演作品だから 素敵なショーが付いていたら良いな♪って思っていました。

そしたら、なんと!!

2幕は、55分中20分がフィナーレのショー❣️

栗田優香先生、ありがとうございます!!幸せな時間でした!

 

留依蒔世 花宮沙羅 水音志保の3人の場面から。

今回2番手役の留依蒔世、歌っても踊っても、巧い!

 

そして!真っ赤なスパンコールの衣装でグイグイくる和希そら!

大勢の娘役さんを従えて踊ります。

娘役のドレスも赤で、情熱的にそらくんに絡んでいく濃厚な場面。

なんだか「CASANOVA」のワンシーンのようでした。

イケメンそらくん、堪能いたしましたっ!!

 

赤から一転、モノトーンの天彩峰里ちゃんの場面。

真っ白のドレスでセンターに。逆V字で後ろ向きに並んだ黒燕尾の男役さんは、手に白い羽根扇。

じゅりちゃんの柔らかな声に、羽根扇が揺れる場面は夢のようでした。

ラストで登場したそらくんと 軽やかにデュエットダンス。

 

「ナウオンステージ」で、ラインダンスまである!!と話題だった、若手のラインダンスは、黒の鳥たちのイメージ。

センターを務める亜音有星くんが、今回3番手役で、色んな場面で大活躍!

「アナスタシア」のバレエ場面でも、ジークフリート王子役、素敵でしたね~♪

 そらくん主演の「ハッスルメイツ!!」で、昨春退団された なつ颯都くんと長身男役ダブル使いで、印象に残っていました。

これからの宙組の担い手の一人であることは間違いないですね!!

 

この公演が宙組最後の公演となる 宙組副組長のあおいさん(美風舞良)。

ここで、そらくんとじゅりちゃんのデュエットダンス。

美声に包まれて、流れるようなデュエットダンス、忘我の境地。

 

身長差があまりない二人ですが、そらくんの安定したリフトで、7、8回回っていたような‥

そして、その後に ふたりはおでこをくっつけて…

あぁ!これは!! 柚希礼音様「パッショネイト宝塚!」。

 

素晴らしいダンスの後のこれ! 柚希礼音ー礼真琴ー和希そらの系譜。

泣きそうになりました。

 

 フィナーレの20分、最高!!!

このクオリティでチケット代 5500円、安すぎます! 

 

本当に、本当に、幸せで(あ、指差し、2回もらいましたw)、大満足の2時間(休憩除く)でした!

 

そらくん、じゅりちゃん、宙組「夢千鳥」組の皆さん、感動をありがとう!

 

お芝居の演出と、キャストについては、また今度。

 

to be continued...