2024年3月30日土曜日 15時30分公演 三井住友カード観劇会 『RRR』を観てきました。
前回の観劇が2月1日でしたから、約2ヶ月ぶりの『RRR』『VIOLETOPIA』、楽しかったです♪
自分の理解が深まったこともあり、大千秋楽を目前に、星組の組子の芝居もますます熟してきて一丸となって盛り上がっているのを感じました。
『RRR』の熱いドラマに泣かされて、大好きな作品の仲間入り!!
宝塚のマイベスト作品は
- ロミオとジュリエット
- エリザベート
- 1789
なのですが、ここに新たに『RRR』が加わりました。
何と言っても、ビームとラーマの友情が熱く胸を打ち、美しい映像、舞台、エキゾチックな音楽に引き込まれます。
キャストについて
ビーム(礼真琴)
宝塚版では、主人公をラーマではなくビームを主人公にしたため「ルートビーム」とタイトルに入れていますね。
水の民ビームの仲間を思う心、インド人の心を揺らぎなく持ち続ける強固な意思、
ちょっぴり恋にシャイで可愛いところもあり、キュンキュンさせてくれます。
コムラム・ビームのこっちゃんの歌唱力に心震わされて、ここから、インド人が立ち上がるところは胸熱…
ナートゥダンスを踊り切るビーム、
あの場面は最高に…客席も一体となって盛り上がれて、気分最高!!
ラストの、ラーマとの友情を確かめ合うところも…いや、本当に『RRR』素晴らしい♪
映画『RRR』監督のラージャマウリさんも観に来てくださり、たくさんお褒めの言葉をくださいました。
大成功ですね!
ラーマ(暁千星)
目的を持って、インド人ながらイギリス警察に入ったラーマ。
仲間を裏切ったと言われ、
兄弟の絆を結んだ相手が、自分の目的の為に追っているビームと知ったときの苦悩。
ビームを鞭打ったことでインド人の怒りが沸点に達したのを知り、ビームを逃がすラーマ。
故郷への思い、残してきた許婚・シータへの思い…
ラーマにたくさんのドラマがあるのは、原作映画『RRR』の主人公がラーマだから、なんですね。
心境の変化を細やかに表現するありちゃん(暁千星)が素晴らしかったです。
左利きなのに、右手で鞭を使ってたのも頑張ってる。
星組に来てからというもの、
公演を重ねるごとに、成長を感じさせてくれています。
ジェニー(舞空瞳)
イギリス提督の姪でありながら、優しく、リベラルな感覚を持っている女性。
とてもキュートで華やかなジェニーはなこちゃん(舞空瞳)にぴったりなお役でした。
今回は、ビームとラーマの友情が軸の作品で出番は少なめでしたが、他のイギリス人との違いを際立たせるのに一役買っていてビームたちを影で支えていました。
何度でも観たい『RRR』
普段、宝塚大劇場で観劇できるので、東京遠征してまで観ようと思うのはどうしてももっと観たい、と思えるものに限ってます。
『RRR』は、宝塚大劇場でのチケット難が予想できたので、VISA貸切公演にもエントリーしておいたら、奇跡的に当たり、
観れて大満足♪
『エリザベート』なみにワタクシ的に癖になる作品。
原作映画も大人気ですが、私は映画よりも、コンパクトに熱くまとまった宝塚版『RRR』が好きです。
組子それぞれが、しっかりと役を生きて、引き込んでくれたのと
美しい舞台装置、衣装、映像、音楽、すべてのエレメンツが感動へと導いてくれました。
演出の谷貴矢先生、ありがとうございます♪