8月18日金曜日に更新された天飛華音主演のバウホール公演『My Last Joke』の ポスタービジュアルに付いて語っておこうと思います
目次:
期待のポスターが出るも空気
先日もちょっと記事に書きましたが、『My Last Joke』先行画像は、カノンくんが立ってるだけで、
私だけかもしれませんが、あまり受け取れるものがなかったんです。
ポスターに期待だ!!って思ってたら
先週金曜日に画像更新されて ポスター出てましたね。
さら〜〜っと、あまり話題にもならず、ちょっと寂しい。
カノンくんが、らんとむ(蘭寿とむ)さんに似ている、と言う感想が先行しています。
確かにそうなんだけど、他に何か掴みたいけど掴むものが見当たらない。
作品の世界観がわかるようなものは…衣装ぐらいかなぁ?
せっかく詩ちゃんも一緒に写っているのに、ふたりの間に流れる空気も希薄。
演出の竹田悠一郎先生がどんなストーリーを紡ぎ出されるのかわかりませんが、もっと‥深読みしたくなるような構図がよくないですか?
- え? ふたりはどうなるの?
- ふたりはどういう関係?
- どんな場面のどんな感情表現???
- お衣装、素敵〜♪
などと、作品に食らいついていこうという気が起きないわ。
詩ちゃん、寂しげな表情だから、引き込まれて、幸薄い人生だったのかな、とか考える余地はありますけど。
詩ちゃんのドレスをオフホワイトの無地の衣装にしたのは、
モノトーンでまとめるためなのかもですが、地味というか寂しげ。
「寂しげ」を狙っているのなら成功してますが。
102期でバウ主演一番乗りの天飛華音に話題性が欲しかった
101期は、雪組の縣千くんがバウ主演一番乗り
『Sweet Little Rock 'n' Roll』(演出:中村暁)は、明るくポップな青春群像劇で、あがちんにぴったりのハッピーミュージカルでした。
ポスターも派手な原色使いで1950年代のアメリカ!と言う作品世界そのままで主演コンビの笑顔はじける楽しいポスターでした。
ポスターはこうでなくっちゃね!
月組の101期礼華はるくんの『月の燈影』はしっとりと
『月の燈影』(演出:大野拓史)のポスターは、全体にしっとりとした和物らしい美しさが素敵でした。
大きな満月が甍を照らしているのも、紫陽花の花が咲いているのも、
幸蔵(礼華はる)と幼馴染の次郎吉(彩海せら)が背中合わせで立っているのも雰囲気があって、いろいろ考えてしまいます。
そう!この1枚のポスターから「色々想像を掻き立てられる」、これ大事!
文章で言えば、行間を読ませる感じ、これがいい。
102期のバウ主演一番乗りの天飛華音の作品はもっと話題になっていい
せっかくなので、もっと盛り上げていきましょうよ、と思うけど、
現在星組は『1789 バスティーユの恋人たち』を上演中なので、カノンくん演じるフェルゼン伯爵の話題は出ても、
バウホール公演の話題になりにくいのかも?
バウの裏の『ミー・アンド・マイガール』に話題集中
こちらは話題性ありますね〜♪
トップの礼真琴さんが休演するので、ビル役を専科のマイティ(水美舞斗)と、
現在、『1789』主演のロナン代役で好評を博している3番手のありちゃん(暁千星)が役替りで演じます。
この役替りも「星組トップ・礼真琴休演」とともに話題になりました。
マイティ、ありちゃん、なこちゃん(舞空瞳)の可愛いポスターも話題。
これから、多分、ジャッキーやジェラルド、パーチェスターなどの役替りも発表されるでしょうから、その頃にまたもう一波きそうです。
バウ組はちょっと気の毒な気もします。
竹田悠一郎先生は、2度目のバウ初主演担当
2021年、花組『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』で100期の聖乃あすか、
2023年、星組『My Last Joke-虚構に生きる-』で102期の天飛華音。
花、星の若手有望株の初バウ主演作品を手掛ける竹田悠一郎先生。
101期の縣千、礼華はるのお二人にはベテランの先生が付かれ、どちらも再演ものでしたね。
102期のカノンくんには、竹田悠一郎先生、
そして先日発表になった、
月組の102期 あみちゃん(彩海せら)の初バウ主演『Golden Dead Schiele』は
やはり2度目のバウ初主演を担当される熊倉飛鳥先生が担当されます。
102期は若い先生方とともに育っていく感じかしら^^
熊倉先生の演出家デビュー作『ベアタ・ベアトリクス』のポスターは、
極美慎くんのビジュアル依存部分がおおきかったように思います。
『Golden Dead Schiele』のポスター、楽しみにしています。
若い先生方がどんどんデビュー、ご活躍♪
演出家の先生方の高齢化と、昨年お二人退団されたことで、若手演出家の独り立ち急務!
今回月組公演で栗田優香先生が大劇場デビューされました。
しかも、ショーで!
優秀な演出助手の方を多く採用されていると思いますが、辞めていかれる方も多いのでしょう、演出助手募集の記事も目にしますが…
昨年末に演出家を、懲罰委員会を開かずに、オールオアナッシングで退職を迫った「ゴリ押し人事がまかりとおる宝塚過激団」
読んだ?読んだ?の「ハラグロ大御所演出家がいるらしい宝塚歌劇団」、宝塚歌劇団で働きたい、と思っていた人も応募に二の足踏みそう。
かくなる上は、今いらっしゃる助手の方を大事に育てて、全員無事デビューできますように、祈ってます。
若い先生方には、旧態依然の劇団に風穴開けて欲しい気持ちです。
あ、話がそれちゃったけど、『My Last Joke』、幕が上がったら、素敵な作品だ!となりますように!
歌上手カノンくんがたくさん楽しめる作品になっていますように、
竹田先生、頑張って!