生観劇の良いところは、ダイレクトに役者さんのエネルギーを感じ、生オーケストラの演奏を聞けるところ♪
映像を観るより感動の度合いがあがりますね。
自分の目で、オペラグラスで好きな所を観ることができる分、あれもこれも!とよくばりすぎて情報過多になって疲れます ^^;
ライブ配信は、ストーリーに沿って、一番大事な所をセンターから映してくれるのでわかりやすい!
与えられた映像を観るだけなので、落ち着いて…冷静に観れるのもいいです!
目次:
⚠️ 感想は個人的なものです、ご理解のほどよろしくお願いします
礼真琴✕ドーヴ・アチア、最高のマリアージュ♪
こっちゃん(礼真琴)のトッププレお披露目公演『ロックオペラ モーツァルト』の作曲もドーヴ・アチアさんでした。
明日海りお主演の『CASANOVA』は、全曲ドーヴ・アチアさんに書き下ろして頂いた作品ですし、宝塚とはご縁の深い作曲家さん。
素敵なメロディを書かれるのと、ロックテイストなのがお気に入りです。
低音ヴォイスで、ロック歌唱で魅了するこっちゃんと、ロックミュージカルのドーヴ・アチアさんが組んだ『ロックオペラ モーツァルト』の時に、
アチアさんに『1789』を演りたい、とアピールしたというこっちゃん。
多くのファンも、持ち味が主人公・青年ロナンにぴったりで、ロックミュージカルの『1789』をこっちゃんで観たい!と思っていたと思います。
こっちゃんとファンの念願かなって星組の再演版は、月組の『1789』とはまた違う魅力に溢れていました。
ひとりひとりの顔が見える!キャラが立っている星組版『1789』
あくまでも、ワタクシ個人の印象ですが…
印刷所のメンバーや、ラマールと秘密警察、シャルロットに見せ場プラス。
セリフがあってこそ、それぞれの役も生きてきます、印刷工のみんなもセリフがあるから、それぞれの個性が際だって見えます。
マイ初日から、いろんな生徒さんのお顔が見えすぎて、脳内処理が追いつかず大変でした^^;
革命の兄弟♪で、デムーラン(暁千星)、ロベスピエール(極美慎)と肩を組んでうたうロナン(礼真琴)。
この場面は楽しいです!
月組のときは、デムーラン(凪七瑠海)、ロベスピエール(珠城りょう)、ダントン(沙央くらま)を「革命家仲間」としてまとめて観てたので、それぞれの個性が分かりにくかったワタクシです。
礼真琴、有沙瞳、小桜ほのか 歌上手3強の歌唱に聴き惚れた
『1789』は、感動的な楽曲が洪水のように押し寄せて、流れに身を任せて、溺れてます♪
名曲を、歌上手の生徒さんの歌唱で聴ける、という耳福公演、最高です!
小桜ほのか(99期)
外部の公演を観ているような錯覚に陥るのが小桜ほのかちゃんのソレーヌ。
ソニンちゃんのような声量、力強い歌唱。
夜のプリンセス♪ 気がついたら泣いていた…という状態。
今回、シングルキャストで良かった^^
ポスト有沙瞳として、娘役別格で良いお仕事をしてくださりそう。
有沙瞳(98期)
堂々の歌唱、貫禄の芝居、みほちゃん(有沙瞳)なくして、『1789』は望めなかったですね。
礼真琴にロナンが似合う、となっても、このキーパーソンであるマリー・アントワネットにハマる娘役さんがいなければ上演は難しかったと思います。
みほちゃん自身、「ナウオンステージ」という番組で、「私、今まで高貴なお役を演ったことがなくて…」と言っていましたが
初演のちゃぴ(愛希れいか)より、可愛い感じの王妃様でした。^^
やっぱり、神の裁き♪を歌う場面は、フランスの王妃として生きる覚悟を決めた凛とした美しさで、歌唱に泣かされました。
礼真琴(95期)
もう、素晴らしすぎて、言葉が出ないです。
全編名曲で綴る『1789』ですが、こっちゃんは、歌い終わったと思ったら、すぐに次の歌唱があったりで喉、大丈夫?と心配になるぐらい歌ってますね。
こっちゃんの声質はロック歌唱にすごく合っていて、気持ちよく伸びる揺るぎない声が心地よく鼓膜を震わせてくれます。
今回は、少し改編されていて、革命家仲間だけでなく、ラマールの印刷所の仲間との交流も描かれ、
パレ・ロワイヤルでは、民衆と共に立ち上がるロナンが、組子とトップの関係に重なって胸熱でした。
今回ヒロインのオランプは舞空瞳で適任♪
月組の『1789』、トップ娘役がマリー・アントワネット、というのはストーリー的に無理があったような…
ワタクシは、愛希れいかさんの演じたマリー・アントワネットが気品に満ちて大好きだったのですがそれでもお役の比重とか考えると、星組版のほうがしっくりきます。
身分違いの恋という、観るものの心を掴んで放さない恋愛パターンですね ^^;
出会うはずのない二人、出会ってはいけない二人が出会って惹かれていく様を丁寧に演じていたと思います。
ロナンへの恋心と、王太子の養育係という矜持の間で揺れる心。
ま、そんなことより何より、とっても可愛いので!
こっちゃんにお似合いなので、観ていて微笑ましいです。
アルトワ+秘密警察との対決もどれも面白い^^
瀬央ゆりあのアルトワ伯爵は、ひたすらクール
星組で『1789』を上演する、と決まった時、アルトワ伯爵はせおっち(瀬央ゆりあ)だろうと思いました。
このお役も、だれでもできるわけじゃない役者を選ぶ役。
魅惑の眼差しのせおっちしか考えられない!
実際、舞台に立ったせおっちアルトワ伯爵は、初演の美弥るりかさんとは、またタイプが違い、
ワル一辺倒のアルトワ伯爵でした。
みやちゃん(美弥るりか)は、美しさに加えて、黒魔術的妖しさに見入ってしまってました。
個人的好みとしては、初演版が好き。
革命家のデムーラン、ロベスピエール、ダントン
革命のリーダー、デムーラン役・ありちゃん(暁千星 98期)
第三身分の若き議員、ロベスピエール役・きわみくん(極美慎 100期)
革命仲間、弁護士のダントン役・ぴーすけ(天華えま 98期)
ここに歌上手トップ、礼真琴が加わる素敵なキラキラカルテット。
極美慎
今回、小池修一郎先生も認めてらっしゃる極美慎くんの成長。
ビジュアルもスタイルも抜群なのに、どこかふわふわと地に足が付いてなくて、物足りなかったきわみくんが…!
バウ主演で覚醒したのか、とにかく力強くなっていて頼もしかったです!
歌唱も、本人比ながら大躍進。
『ロミオとジュリエット』のパリス伯爵から2年、すっかりいい役者に育って嬉しい収穫。
暁千星
やはり、何度も主演を務めた経験は、ありちゃんの血肉となって、確かな役作りをしている印象。
月組時代、ダンスだけでなく歌も、と頑張った『エリザベート』以来、徐々に歌唱力もUPして力強い。
革命家のリーダーとして、民衆をまとめていく姿は、組内でのポジションともあいまって頼もしい!
天華えま
一周回って、今は肩の力が抜けてる感じに見えるぴーすけ。
月組からありちゃんが来て、どうなるのかしら、と心配したこともあったけど、いい感じでぴーすけらしい軽妙な芝居でうまいな、と思いました。
上記二人より出番が少なめだけれど、良い働きしてますね。
うわ、もっと書きたかったのに…睡魔に…負け…る…
続きはまた明日…