『舞姫』千秋楽、おめでとうございます!!
スカイステージニュースで千秋楽の様子をチラ見しました。
ほのかちゃん(聖乃あすか)に『舞姫』主演、って聞いた時、楽しみだったんです。
happy musicalも好きだけど、主人公が苦悩するタイプのお芝居もいい♪
裏の『二人だけの戦場』でも、れいちゃん(柚香光)が慟哭。
まさか…まさか自分が人を殺めるとは!!とパニックでした。
苦悩する演技の時、身体から放つ独特のエネルギーみたいなものを感じるのです、ワタクシ。
そのエネルギーが、役者の個性と相まって、心に刺さるのです・
今公演は、究極の二択に苦しむ主人公をほのかちゃんが演じました。
目の前の幸せを選んだために、にっちもさっちもいかなくなって…
結局親友・相沢の世話になって事なきを得たのは豊太郎だけで、エリスは??
エリスを裏切って日本に帰ってしまえばなかったことになるの??
豊太郎はズルい男。
自業自得だ、悩み倒せ、というのが主題ではなく…
この作品では、豊太郎も悲劇のヒーロー
エリスといると幸せなのに、常に別れや不幸の影がつきまとっていて
心のスキマに入ってくる。
どちらか一つを選ぶことなどできない〜という苦しさを 劇場では自分に置き換えて観て苦しかった。
繊細なお芝居を見せてくれたほのかちゃん。
ブラボー!で、スタンディングオベーション!!
舞台と客席、温かい空気に満ちていて、千秋楽をご覧になった皆様が羨ましい。
相沢謙吉の帆純まひろの演技
主演のほのかちゃんより1学年上の余裕ありました。
見つめる眼差しが優しいわ^^
相沢が良かれと思ってしたことは、結果的に豊太郎を苦しめる結果になってしまったけれど…
ホッティーの熱いものをうちに秘めながらも外見は静かな演技が印象的。
『舞姫』チームは、102期の馳芳次郎役の侑輝大弥が話題
だいやくん、今公演で、飛躍的にお芝居進歩!!
なにか開眼したのか、お芝居にこもる熱、リアリティー、素晴らしかった!!
103期の希波らいとくんが一人勝ち状態でしたが、侑輝大弥ここにあり!!!と高らかに宣言したかのような今公演。
存在感半端なかったです♪
二人だけの戦場のらいとくんも、お芝居で注目を集めています。
花組、102期、103期のお二人が揃って頼もしい^^
適材適所でみんないい、バウで10日だけ、が惜しい
次期首相に見込まれている天方伯爵、なんて ヒロさん(一樹千尋)のハマり役!
天)我々と共に帰国してもらえるなぁ←一樹節 有無を言わさない圧
豊)…は…い… 膝から崩れ落ちる はい、と言わされてしまった…呆然
の件が大好き!
ヒロインのあわちゃん(美羽愛)は、明るくキュートな娘役さんなので、あまり悲壮感がなかったので、かえって救われました。
扇子をもらった時に、くるくるっと回るあわちゃんは、バレエがお上手なダンサーさんらしい軽やかさ♪
最後に扇子でパタパタ仰ぐのは、『ドン・キホーテ』のキトリっぽい!と思って観てました ^^
泉まいらくんも持ち味出してますね、おどおどしたり、お人好しだったり、すごく可愛くていい人♪
ほんっっっと、憎たらしい上司役がうまいマイコツ(紅羽真希)。
これはこれで印象残して、あり、です!
必ずキュートな娘がいるお父さん役、しーちゃん(和海しょう)は、安定のお役でお歌もお上手、末永くご活躍プリーズ!
初演をご覧になった方は、比べてしまって、印象の強い初演の評価に引きずられるかもしれませんが…
初演を知らずに観て、この作品、個人的には好みの良作でした。
舞台機構の使い方も舞台美術も好きです。
何より、主演のほのかちゃんの真っ白の軍服が最高にハマってましたね!
お疲れさまでした!