宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【雪組】fff フォルティッシッシモ 備忘録的感想♪

昨日の続き、fffの感想です。

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次回は、更に理解度がUPするように、書き留めておこうと思います。

ポスターの「やるならやってみろ、運命よ。」

これ、観劇後に見ると、ははぁ~~~ん、なるほど、って思います。

きぃちゃんが持っている松明は…「炎」だったんですね。

 

ルートヴィヒの心の中に宿る炎。

 

父親に雪の夜、家から閉め出されたところをゲルハルト(朝美絢)とロールヘン(星南のぞみ)に助けられ、ブロイニング家に温かく迎えられたルートヴィヒ。

自分の中の音楽の力を確信していったのでした。

父親が、貴族の顔色を伺い、媚びへつらう姿がいやで、幼心に王侯貴族への反感が芽生えたのかも知れないなと思いました…。

 

青年になったルートヴィヒ(彩海せら)。

自分もナポレオンやゲーテのように音楽の力で世界を救いたい…ゲルハルトは、田舎町のボンを出てウィーンへ行くべきだ、と勧めました。

ここで登場するあみちゃん(彩海せら・102期)が、すごく男っぽくなっていてびっくり。

声も高いし、小柄でかわいいイメージだったあみちゃんが!! 男役らしくなってる!! 

2021年度 研6。男役10年まで、まだまだ。

伸びしろがあります、今後の成長が楽しみです!

 

ナポレオンの戴冠式、豪華~!!

咲ちゃん(彩風咲奈)は、2014年に「眠らない男 ナポレオン」でナポレオンを演じた柚希礼音さまにひけを取らないお姿。

せり上がって 大きなマントで手をのばすと威厳に満ちて。ジョセフィーヌ役の杏野このみちゃんは、もう一つのお役が、ルートヴィヒの家政婦さん役w すごいギャップ!

 

尊敬していたのに…と、唖然とするルートヴィヒに「裏切られたね」って笑うきぃちゃん(真彩希帆)が面白いです。

「音楽で世の中を変える」‥あーっはっは!!とのけぞり笑う謎の女。

イラつくようなことばかりを言ってくる謎の女の存在は かなり鬱陶しいw

ルートヴィヒは大真面目なのに、謎の女は、ある時は妖しく、ある時はからかい、嘲笑し、ある時は励まし、勇気づける…しかして女の名は○○。

 

フランスの英雄ナポレオン、ドイツの詩人ゲーテ、そしてジャジャジャジャーンの運命のベートーヴェン

軍人、詩人、音楽家の3人に接点があろうとは… この作品を通して初めて知りました。

 

ルートヴィヒフォンベートーヴェンが、ナポレオンのファンであったように、ナポレオンはゲーテのファンで、「若きウェルテルの悩み」は戦場にまで持参して読み返すほどだったとか。そして、レジオン・ド・ヌール勲章を授けるほどに心酔してた模様。

 

が!ゲーテは、ナポレオンに、ロシア侵攻を止めるよう諭します。

ナポレオンの率いる軍は全勝しているが、ナポレオンの居ないところでは、負け戦。

戦争を拡大するよりも国を立て直すように言うシーンは…

ゲーテ役の翔ちゃん(彩凪翔)が、落ち着きと威厳をもって語ります。

台詞回しがいい! 退団公演でいいお役でしたね^^

 

ルートヴィヒの家の家政婦が暇乞いをして出ていってしまったので、代わりに謎の女が、コーヒー淹れたり、お掃除したり、手紙を読んだり…

謎の女がお着替えした! お色直しのドレスはピンク♪

「俺のカネに手を付けてないだろうな?」って ホント、やらしいわルートヴィヒ 笑

「私はあなたの想像の産物だから、そんな事してませんっ!」謎の女との会話がほっとする場面です。

 

敬愛するゲーテ先生からのお招きに、(耳が聴こえないので)謎の女を通訳代わりに同行させてボヘミアへ。

ナポレオンの革命が失敗に終われば、王族の力が強まり、ベートーヴェンのように自由平等を掲げていると弾圧される、亡命せよ、とアドバイスされてしまいます。

理解者だと思っていたゲーテに失望、さらに、生まれ故郷のボンのブロイニング家に立ち寄ると ロールヘンが産褥で亡くなったことをゲルハルトに知らされ、失意のどん底に。

 

1回目は、ストーリーを追うのに精一杯だったんですが、2回目で、ようやく、ルートヴィヒの人生を思って胸が苦しくなりました。

 

笑える場面はありますが、やっぱり、だいもんが演じるにふさわしい? あらゆる不幸に彩られている、というルートヴィヒの人生。

 

ルートヴィヒを 体いっぱい使って表現するだいもんの演技もすごいけど、それ以上にあのお歌。心に響くわ…

 

ラスト、銀橋で 謎の女にライフル突きつけられて、そう言えば、子供の頃からつきまとっていたな、と思い出し お前の名前は!! 

ひし、ときぃちゃんを抱きしめるだいもん。良かった…一心同体。

 

ケルビムが、死を宣告に来るけれど 最後にシンフォニーを作らせてください!

 

舞台中央にグランドピアノがせり上がり、音を確かめるように、キーを叩くだいもん、ていうか ルートヴィヒ。

謎の女(もう謎ではなくなってるけど)も 声を合わせ…

謎の女は○○だから、ルートヴィヒの奏でたいメロディーをわかっているから、一緒に連弾して…やがて「歓喜の歌」へと盛り上がっていくの。ここ大感動!

 

ルートヴィヒにゆかりのキャストが次々に現れて…彼の来し方をなぞっていく…。

 

ラストは希望の光をバックに、思い切りタクトを振るだいもん!満面の笑み!

よかった~~ 最後、満面の笑みだよ!!

幸せなんだよ~~! 良かった~! 涙

 

という フォルティッシッシモでした!

 

もう、支離滅裂気味の感想です!

 

次回は来週!!